表面経済と深層経済
今回は「世界の水問題」に触れながらお話ししたいと思います。
僕ら一人ひとりが、1日に使用する水の量を考えたことはあるでしょうか? 国土交通省の統計によると、1日に1人あたり、およそ300リットル近くの水が使われていると言います。日本では「飲み水に困る」ということはあまり考えられません。しかし、世界では水不足が深刻化し、あたりまえに清潔な水が確保できない地域が少なくありません。水不足が原因で紛争が起こる場合もあり、今、世界の水不足問題の解決が急がれています。
水不足問題により、世界ではどのような問題が引き起こされるのでしょうか。国連人口基金の「世界人口白書2021」によると、世界総人口は78億7500万人です。現在、その40%以上にあたる36億人が水不足に悩まされており、今後も上昇すると予測されています。この状況が続けば、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足にさらされ、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。
地球上の水資源には限りがあり、飲み水として利用できる水は地球全体の0.01%にも満たないといわれます。水不足が進み、枯渇してしまうと、多くの生物も影響を受け、絶滅してしまう種も出てくるでしょう。
また、ユニセフによると、世界の約20億人が安全に管理された飲み水の供給を受けられずにいると言います。菌に汚染された水を飲むなどで感染する伝染病で、命の危険に直面している人がいます。2016年に中央アフリカ共和国では、急性の下痢などを引き起こすコレラが5年ぶりに流行し、多くの死者を出したという報道がありました。世界では、その水が危険だと分かっていながらも飲まざるを得ない人々が多くいるわけです。
水不足は現在に始まった問題ではなく、過去にも深刻な被害をもたらしてきました。国同士の紛争に発展したこともあります。水資源配分の問題(湖や河川の上流地域での過剰取水)、水質汚濁の問題(上流地域での汚染物質排出など)、水の所有権・水資源開発の問題などが主な原因です。
さて、本題はここからです。
僕たち日本人はめちゃくちゃ世界の水を使っています。
「えっ!うそだ!」って思われる方もいると思いますが、世の中を知らな過ぎです。日本は輸入国です。普段食べている肉、麦類、豆類、野菜などは外国産がほとんどです。これらを育てるには水が必要で、麦類や肉、米などには大量の水が使われています。だから、それらを毎年大量に輸入している日本は、世界の水を沢山使っていると言えるわけです。
まだ少しふわふわしている人のために経済的な話をすると、「日本が世界の水をたくさん使っている」ということは世界共通認識で、この水不足問題を解決するには、僕らの節水よりもテクノロジーへの投資が不可欠で重要です。すでに開発や実験、検証がされていますが、これには莫大なコストがかかっているわけです。
今後も輸入コストは上がり続け、テクノロジーへの投資をしていく中で、輸入品の値上げは当たり前におきます。
だからなんだという話かもしれませんが、こういうことを考えられないと大切な人を守れなくなりますよというお話しです。
税金。走行距離課税もそうですよね。
日本という国は、税金を払わせているという感覚を隠すことが上手いんです。だからデモも起こらない。アメリカとか香港とかヨーロッパ見てください。国が一大事の時は国民全員必死ですよね。
アメリカとか世の中の国際的なところで見ると、1回給料もらって自分で税金を払いにいくわけです。ただ日本という国は、勝手に会社が税金を引いて、手取りが自分の給料だと思っている。だからほとんどのサラリーマンは自分から税金を払ってる感覚にならないんです。でもしっかり税金引かれてるんです。それを気にさせないのがこの国は上手いんです。
社会保障料もそうです。会社が半分負担しているわけだからその分も本当は年収としてカウントするべきなんです。会社が僕らに払っているお金なわけだから。
「でもそれは会社が半分負担してる。」違います。
僕たちが負担していると考えた方がいいんです。
なぜなら会社は僕らを雇用するため=僕らに払っている。
その社会保障料で半分負担なんて誰でも分かります。
走行距離課税もそうです。
走行距離に応じて課税をかけるって言いますが、じゃあ僕は車持ってないからいいやと思うかもしれませんが、すべての生活のインフラは『移動』で成り立っているということを忘れてはいけない。
amazonで何か頼んだ。送料がかかります。
スーパーで買い物をする。スーパーに商品があるのは誰かの走行距離です。絶対に企業のコストとして上乗せされるわけです。ということは、全国民が実際は負担するわけなんです。結局は。
というものを国民は負担していないよねっていうことを隠すために、わざわざ走行距離からの課税にしようねっていうふうにしているわけです。
そういう隠そうとする意思がないのであれば走行距離になんて課税しません。当たり前に。
っていうことをメディアは言わないんです。
なぜか、癒着があるからです。
絶対に言いません。言えません。
もう頭パッパラパーではダメです。笑
本当に。
もう僕らが生きているこの世界っていうのは、ボーッとして生きていけるような簡単なゲーム(世界)ではないということを知っておくといいと思います。