思わず見とれてしまう。センスが光る美しいラーメン
ラーメンが美味しい季節になってきましたね。
ラーメン好きに言わせると、
「暑い夏に熱いものをふ~ふ~言いながら、汗を流して食べるから美味しいんだ。」
なんて言われますが・・・・。
ラーメンが食べたいけれど、いつも行く店や行ったことがある店ではつまらない。
どこか新規開拓してみたい。
というわけで、家から徒歩30分ほどの住宅街にあるラーメン屋さんに行って来ました。
ラーメン好きの友人からそのお店の噂は聞いていました。
「とても綺麗なラーメンだよ。美味しかった。」
その言い方から何となく、
「ああ、彼の好みのラーメンじゃなかったんだな。」
という感じが伝わってきました。
ネットで写真を見てみると、本当に美しい。
綺麗なラーメンという言葉がぴったりです。
さて、メイン通りから商店街を抜けて住宅街に入っていくと、3,4人の20代くらいの男性が見えてきました。
並んでいると聞いていたので、「ああ、あそこだね。」とすぐ分かりました。
外見は全くラーメン屋さんとは思えません。
ラーメン屋さんにありがちな赤いのぼりや大きな看板、外に張りだした大きなダクトも見当たりません。
グレーの無機質な壁や床が何だかお洒落な雰囲気を醸し出しています。
勝手に期待しちゃう。
わたしは人が集まるところには、光るものがあると思っています。
味もそうだけれど、そのお店の店主さんのセンスも大事です。
そのセンスに惹かれて人は集まってくるのではないかな。
並ぶのは苦手だけれど、夫とわたしもその列に加わりました。
10人は並んでいたでしょうか。
並んでいるのは、友人2人組やカップルでみんな見た目20代~30代の若者ばかりです。
おじいちゃんやおばあちゃん、家族連れや小さい子供はいません。
カウンターだけのお店は入れる人が限られてくるのでしょう。
カウンターって意外と疲れます。背もたれもないし、足の置き場もないし。
まして子供は小さくて届かないでしょう。
なるほど、考えてみれば当然かも知れません。
列に並んでいると、女性の店員さんが外に出てきて順番に食券を買ってくださいと声をかけてくれます。
先に食券を買っておくことで、店内に入るとすぐにラーメンが出てくるというシステムのようです。
店員さんは並んでいるお客さんの列のどこまで、声をかけたのか覚えておかなければなりません。
まず列に並んで、食券を買うように声をかけてもらって、食券を買って、もう一度列に並ぶ。
このシステムを知らないと、列の途中で並んでいる人がなんで先にお店に入っていくの?と思ってしまうかも知れないですね。
並んでいる間、お店の外に貼られた注意書きがとっても気になりました。
住宅街にある小さなお店なのに、普通のラーメン屋さんと同じような感覚で来る人が多いんだろうな~。
長く行列が出来てしまったり、隣の敷地まで列が伸びると色々問題もあるよな~。
そんなことを考えながら待つこと40分ほど。
やっと店内へ。
わたしは一番人気でお薦めの特製醤油らぁ麺を注文。
夫は醤油らぁ麺とチャーシューご飯を注文。
本当に綺麗です。盛り付けが美しい。ラーメンとは思えない。
しかし出されてから、「やってしまった!!」と心で叫びました。
しゃきしゃきの歯ごたえの良さそうな青菜(消化が悪い)にザクザクしてそうなメンマ(消化が悪い)、分厚いチャーシュー(消化が悪い)。
全部食べたら、今日はお腹が痛くなること決定です。
お腹がすいていて、初めてのお店でワクワクしているとつい調子に乗って自分の身体の調子のことを忘れてしまいます。
でも頼んでしまったものは仕方ない、申し訳ないけれど麺と味卵だけいただくことにしました。
スープを飲むと、鶏の油がコーティングされているからか塩味を感じません。
麺はほどよく固め。器のわりに量もけっこうあります。
なるほど、わたしが元気ならば美味しく食べられるラーメンなんだなと思いました。
脂や固めの麺を消化する力が必要でした。
せっかくの美しいラーメン、今度は美味しく食べれるようになりたいです。
麺屋 さくら井
http://www.io-sacra.com/MenyaSakurai.html
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