女性店主1人で営業するベーグル専門店に行ってみました!
ここ最近、新しい事を始めたくてベーグルを試作したり、近くのベーグル専門店を訪問したりしています。
先日伺ったのは、新高円寺にあるえび寿ベーグルさん。
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わたしは車で伺ったのですが、新高円寺の駅からは徒歩4分くらいのようです。
お店の前には時間貸の駐車場があって、有り難い。
ガラス張りで店内がよく見えて、入りやすい雰囲気です。
お昼を過ぎた午後2時頃に伺ったのですが、ベーグルは種類も数もたくさん置いてありました。
ベーグルサンドをオーダーするにはまず、ベーグルの種類を選んで中に挟むフィリングを選ぶスタイル。
サブウェイみたいですね。
イートインが出来るので、遅めの昼食をいただくことにしました。
わたしが頼んだのはカモミールティーと全粒粉ソルトベーグルにガーリックチキンのサンド。
一緒に行った夫は、アイスコーヒーとプレーンベーグルに牛肉のグリルサンド。
写真だと、分かりにくいですがかなり大きめのサイズです。
女性の手の平サイズくらいあります。
クラストの引きは強めですが、クラムはみちみちに詰まった感じではないので、見た目よりペロリと食べられました。
女性の店主が1人で営業していて、忙しそうでした。
小一時間ほど、滞在しましたが6.7人のお客さんがひっきりなしに来て、テイクアウトでサクッと買っていく感じです。
ひとつだけ買う男性もいれば、10個近く買っている人もいて、見ているだけでも何だか面白い。
ちょっとお客さんが引けた時に、店主さんにお話を聞かせてもらいました。
一日何個くらい焼くのか
何故1人で営業しているのか
忙しくてパニックになったりしないのか
パン作りの経験はあるのか
ベーグルの種類は変わらないのか
このサイズや食感はどうやって決めたのか
立ち入った事を聞くわたしに、快く何でも教えてくれました。
半年くらいパン屋さんでバイトしていたこと
パンが大好きで、ベーグルを知って感動して本場のニューヨーク、マンハッタンに行って勉強してきたこと
バンタンで一年パン作りを学んだこと
人を雇うほどの事でもないこと
ちょっと前にはお弟子さんがいたそうです。
あんまり根掘り葉掘り聞かれると、嫌かな?なんてわたしの心配をよそに、とてもとても楽しそうにいろんな事を教えてくれました。
好きな仕事で働いていると、大変だなぁと思うことも苦にならないのかも知れないですね。
ベーグル作りもディスプレイもサンド作りもコーヒーを入れるのも梱包も販売も会計も全て1人でこなす訳です。
わたしだったら、パニックです!
サンドを作っている時に、お客さんが入ってきたらサンドを放ったらかしには出来ないし、かと言ってお客さんを放ったらかしにも出来ない。
「焦りませんか?」
と聞くと、
「最初は焦って大変でしたけど、慣れますよ。待ってて貰えばいいんです。」
そっかー。
わたしは、そんな鉄のメンタルは持ち合わせていないなぁ。
平気なフリして、ドキドキしちゃう。
忙しいネイルサロンで働いていた時、お客さんを同じ時間に3人くらい掛け持っていた事がありましたが、席を外すと
「あ、あっちのお客さんに行っちゃうのね」
という気持ちが伝わってくるのです。
「すみません、お待たせしましたー。」
って戻ると、お客さんが安堵の表情をする。
気づいていたけれど、気づかないふりをしてずっとやってきたなぁ。
ここはこういうネイルサロンなので。とお客さんに承知してもらう感じです。
分かっていても、人ってちょっとそういう部分が寂しく感じたりしますよね。
「忘れられてんじゃないか?」
みたいな。
なるほど、そういう事が気にならなければ慣れるのかもしれません。
何より、1人で営業をこなすには度胸と集中力が大切です。
淡々とこなす店主さんに心の中で拍手を送りながら見守りました。
お土産にブルーベリーベーグルとチョコベーグルを買いました。
美味しかったです。
ごちそうさまでした。