ドキュメンタリー映画「楽園のつくりかた」
皆様、はじめまして。映像ディレクターをしております藤原淳と申します。
まず簡単に自己紹介をさせて頂きますと、私は高校の英語教師などを務めた後、映像制作の世界に入りました。インディペンデント映画の監督やTV・WEB CMの制作を経て、ドキュメンタリーのディレクターへ。
現在は主に医療問題や地方創生をテーマにしたドキュメンタリーを制作。心身の病に苦しむ患者さんを助ける医師や研究者、人口減少や産業基盤の後退が続く地方を活性化させようと奮闘する人々を追いかけながら、映像の力で様々な社会課題の解決に助力しております。
そしてこの度、地元島根の創生が日本の再生に繋がると信じ、本映画の制作を始めました。
監督:藤原淳(ふじはらあつし)
1984年、島根県出雲市出身。
2008年、同志社大学文学部卒業。
2010年、上智大学外国語学研究科修了。
現在、ドキュメンタリー制作会社メディア・メトルに所属。
Documentary Series「辺境のまちで、生きていく LIVING IN DEEPER」Created by Atsushi Fuijhara
「形にこだわって成長意欲を失っている日本社会に、改革の火を起こしたい」
そんな想いで、地方創生をテーマにしたドキュメンタリー映画の制作を始めました。バブル崩壊期から続く「失われた30年」で、経済はもとより科学技術や文化事業など、あらゆる分野で世界から遅れをとっている日本。特に、国を先導すべき政治自体に形骸化の傾向が見られ、今や日本は”沈没寸前”となっています。
しかし、こうした状況に一石を投じる動きが、霞ヶ関から遙か遠くの山間の町・島根県邑南町で起きていました。高齢者率およそ45%(2022年8月現在)の辺境の町ですが、この10年間で20店舗ほどの飲食店がオープン。コロナ前は年間90万人以上の観光客が訪れる活況な町に変貌を遂げました。
その変革の中心にいたのが邑南町の役場職員だった寺本英仁さん。地元出身の寺本は、人口減少など町の消滅危機を感じて改革を断行し、まちおこしに成功しました。
その成果を全国の地方自治体に広めようと、今年の春に役場を辞め、地方創生プロデューサーとして役場職員に対する研修事業などを始めました。地方創生という切り口から日本の“地盤沈下”を食い止め、成長を促そうとする寺本さん。しかし、独立した彼の前に待ち受けていたのは、日本の縮図とも言える強い保守的精神、旧態依然の社会システムでした。
形骸化する日本社会と闘う寺本の改革を追いながら、日本が目指す新たな国のかたち、”楽園”のつくりかたを提唱したいと考えて本プロジェクトを立ち上げました。
ご興味があれば、以下ご覧になってくださいませ。またの機会も投稿させて頂きますので、何卒宜しくお願い致します。