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広報10ヶ月目の私が思う。「広報って、●●●●だ!」

※このnoteは #PRLT (Lightning Text) Advent Calendar 2023 の12/21分の記事です。

はじめまして!
ITエンジニアのキャリアに本気で向き合う転職サイトForkwell(フォークウェル)の広報 森あつ波(もりあつは)と申します。
Xアカウント:@atsuha_chan

#PRLTについては、イベントもLT(ライトニングテキスト)も参加歴がなく…新参者となります🙇‍♀
今年の11月に開催されたイベントには参加したかったのですが、都合がつかず断念…。残念がっていたところ、社内のメンバー(@moshimoshi_yuki)にこちらのアドベントカレンダーについて教えてもらい、年末の勢いに任せて挑戦させていただくことにしました。

今回は、広報10ヶ月目の私がこれまでを振り返りつつ、いま思う「広報」という仕事について書きたいと思います。

広報になる前の自分について

まずは、広報になる前の私について少しだけ(?)書きます。
私は現在、株式会社groovesという会社で働いています。2021年8月に入社して、広報担当になったのは2023年3月から。
入社時の私のポジションは、マーケティングチームのクリエイティブ担当でした。

  • 当時の主な業務

    • マーケティング活動において発生するクリエイティブ(Web広告のバナーやLP、記事のアイキャッチ画像やノベルティのデザインなどなど)の制作

    • 私の経歴は以下にまとめています👇

企画・アイデア出し段階から携わることがほとんどでしたし、クリエイティブ領域以外にも幅広いマーケティング活動の経験をさせていただきました。
けれど、あくまで私のメインミッションは”制作”。
そのため、マーケターとして各施策の責任者は別にいる状態でした。

当時の私のポジションは、野球で言うところの「代打」や「ベンチ入り選手」。
※野球まったく詳しくないです。にわかです。大変申し訳ありません。

ゲームで例えるならば、マーケティングの他メンバーが前線で戦う勇者や騎士、剣豪とかだとすると、私は魔法使い。後ろで武器を生成してメンバーにパスしたり、回復魔法をかけたり、いわゆる後方支援メンバーでした。
※ゲームまったく詳しくないです。64で止まってます。大変申し訳ありません。

そんな私がいきなり広報担当になったのだから、さぁ大変!(文章のトンマナがズレました。修正します)
そもそもそれまで弊社には”サービス広報”の担当チームがなかったので、チームとしても0→1フェーズ。
上司は広報経験があり、頼れる業務委託のメンバーも1名いたとはいえ、正社員としてはひとり広報になった私。
正直、プレッシャーはかなり感じていました。自分に広報が向いているかどうかも、あまり自信はなかったです。

▼当時の心境
「これからは自分がフロントに立ってしっかりしなければ…!(まずは素振り100回!)」

心の日記より

広報になってまず取り組んだこと

広報チーム決起会

まず、チーム全員で目線合わせ、もろもろの認識合わせをしました。

  • チーム発足の背景

  • チームの目的

  • ミッション

  • 具体的にやっていくことの整理

決起会を行ったことで、ぼんやりしていた”広報”という仕事のイメージが輪郭を持ち始め、0→1の道を歩きやすくなったと思います。

X(旧Twitter)の運用

実は私、広報になる前に、福ちゃんことゆめみCCO福ちゃん@fukutaro_yumemi)と出会っており、広報=X運用をしているイメージが強くありました。

そのため、フォークウェル公式アカウントの運用はもちろん、個人アカウントの運用を”業務として”取り組み始めました。(といっても3月は前ポジションからの移行期間で、本格的なX運用開始は4月からでした)

当初、意識したことは以下です。

  • とにかく毎日投稿

  • ほか企業の広報担当の方のアカウントをフォロー

    • どんな投稿をしているのか?投稿時間、頻度なども参考にしました

  • Xを通して情報を伝えたい相手を積極的にフォロー

  • いいね、リプは自分から積極的に

パブリックリレーションズ(Public Relations)とは、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団)との望ましい関係を創り出すための考え方および行動のあり方である。

https://prsj.or.jp/aboutpr/

広報たるもの、まずは仕事を通して関わる幅広い方々との関係構築を大切にしよう!と思っていたので、X運用は手軽に取り組めて、かつ効果的だと思いました。

社内発信の強化

広報発足前から、事業部メンバー全員に向けて各チームの活動を共有する週報の発信は行われていました。が、例えばXで見つけたお客様の声などを、ラフに、積極的に、広報が都度社内に発信するようにしました。

  • 主な目的

    • 嬉しい情報発信で士気UP

    • ネガティブ意見の共有で様々な改善

    • メンバー同士の関係性をさらに強める

事業部メンバー全員宛にメッセージを送信すること、私は最初は少し勇気が必要でしたが、情報発信は広報の仕事!
全体への発信を続けることで、それまであまり関わったことがないメンバー・チームに仕事の依頼をする際に、心のハードルが下がるなど、副次的に良い効果もありました。

トライしたこと

私が広報になったのと同時期に、フォークウェルの登録エンジニア数が5万人を突破したので、そのキャンペーンを打ったり、フォークウェルを利用してITエンジニア採用に成功した企業に取材して記事にしたり、プロダクトに新機能が加わったらプレスリリースの配信、外部からの問い合わせ対応など、いわゆる”広報”としての業務はもちろん行っていました。
ただ、チームとして手探りな状況だったので、上記に加え、少しでも多くの方にフォークウェルを知っていただくために何ができるか?日々アイデアを出し合い、「発信するコンテンツは自分たちで作る!」という前のめりな気持ちで様々なトライを行いました。
※主にXでの発信コンテンツを強化しました

フォークウェルの誕生日をXでお祝い

エイプリルフール企画

IT・人事関連の展示会で様々な企業のブースを紹介!〜突撃⚡ブース紹介〜

私のXを見てくださった方に、フォークウェルの情報だけでなく、少しでも役立つ情報を提供したい!という想いから、フォークウェルの利用有無に限らず、オフラインの展示会で目立つ企業ブース、話題の企業ブース、目を引くサービスを提供している企業ブースなどをXで紹介する活動を始めました!

この頃は特に、”フロントに立つ”=お客様はもちろん、フォークウェル広報としての肩書を全面に出し、かつてのマーケティングメンバーのように、「今度は自分が前線で戦わねば!(働かねば!)それが広報の役目だ!」と思っていました。

フォークウェル導入事例を漫画化

インタビュー記事の公開前夜(深夜2時頃)、「記事を漫画化したら興味持ってもらいやすそうだし、記事本編への流入が増やせるのでは?」と思いつき、そのまま朝4時起床→爆速で漫画を描き上げてチームに共有→公開しました。
(かつて2年間休みなく毎週Web4コマ漫画の連載をしていた経験が生きました…😇)

漫画化した企業の方がとても喜んでくださったのが、心から嬉しかったです。やってよかった…。(引き続き描いてXで発信中)

自社開催のオフライン勉強会や、ITエンジニア向けのオフラインイベントにも突撃!

ちょうど世間的もオフラインイベントが増え始めた時期、フォークウェルもオフライン勉強会を再開しました。勉強会では現地の様子を公式Xで実況&お伝え。

その他、エンジニア向けのオフラインカンファレンスにて、スポンサーとしてブース出展なども積極的に行ったので、現場にはなるべく足を運びました。

ノベルティ制作・ブース設計

イベントで配布するノベルティ制作やブースの設計も担当しました!
これはクリエイティブ経験が生きた業務ですが、ノベルティやブース=サービス認知への入り口だと思うので、まさに広報が力を入れるべき部分だと思っています。

ウェビナーの企画・実施

「認知」を起点としたマーケティング施策への挑戦として、「エンジニア採用の夏期講習」というキャッチーな名前のウェビナー企画・実施にもトライしました。

なんと、直近のフォークウェル自社開催セミナーとしては過去1番集客できました👏

守りの重要性

ここまで書いた内容は、いわば「攻めの広報」です。
広報になるまでは、CV目的のマーケティング活動をしてきたためか、広報として「主担当」になったことで、目的達成のためのアイデアを出す→実施→成果を振り返り→次のトライ!みたいな、かつて他のマーケティングメンバーが「前線」で行っていたような動きを積極的にしている自分がいました。
しかし、あるとき言われたんです。

守りができてこそ、広報です。

まねえじゃあ

氏名、社名、サービス名を間違えないことはもちろん、様々な正式表記、表現、言葉使い、誤字脱字、ほかにも色々。
それらを自分たちがミスなく行う、扱うことはもちろん、他チームによる制作物・発信物に対しても必要に応じて指摘し、世に出る前に適切な形に正して送り出す。それが、第一に広報の役目なのだと。
当たり前かもしれないし、言葉に書けば簡単だけれど、上記はとても神経を使う仕事です。だからこそ、まずはそこに全集中した上で、攻める動きもしないといけない。
広報って大変だな…と、秋頃でしょうか。改めて思いました。

広報って、●●●●だ。

広報を始めた当初、私にとって広報とは「フロントに立つ人」でした。
お客様とも、お客様になりうる方とも直接会うし、外に出ていく機会が多いから。
しかし、1年弱広報として働いてみた今、これまでの活動を振り返ると、少し考え方が変わりました。

広報は、プロダクトが提供できた価値、それによって喜んでくださったお客様の声、魅力的な企業のブース、プロダクトチームが汗水垂らして開発した新機能、マーケティングチームが多くのエンジニアの方を集めてくれたこと、各メンバーの知見や活躍、知識豊富なメンバーが執筆した記事などを、守りを強く意識した上で発信する仕事。
一見フロントに立っているように見えるかもしれないけれど、むしろ、頼れる仲間、様々な人がそれぞれの前線で築いた功績、結果を持ち帰り、正しく整え、なるべく遠くまで届くよう発信する、後方で働く立場だったんです。

「広報って、後方支援だ。」

それに気づいたとき、初めて、自分が広報という仕事をしていることが腑に落ちた、と言うか、しっくりきました。
まだまだわからないけれど、「向いているかもしれないな」と思えたんです。

元々マーケティングチームのクリエイティブ担当として後方支援をしていた私が、今は広報として後方支援をしている。
もちろん、あの頃とは働き方も、意識も、責任感も、守りだけでなく攻めの気持ちも燃え盛っているし(笑)、多くが全然違うけれど、少なくとも今までのキャリアが点ではなく、線で繋がった感覚が面白くて、嬉しかったです。

最後に

もちろん私はまだまだひよっこ広報なので、ここまで書いた内容は、あくまで”いま”思っていること。経験を積めば、考えはガラッと変わるかもしれません。
ただ、広報としてのキャリアをスタートさせた1年の終わりにこういう気づきを得られたことは感慨深く、この思いを残すことで、将来的にまた別の気付きが生まれるかもしれない、そんなワクワクとともに新年に向かえることをハッピーに感じています。

皆さんにとっての「広報とは●●だ」も知りたいです。(急に)
もしよろしければ、noteでも、Xでも、教えてください。

ではでは少し早いですが、メリークリスマス&1年お疲れ様でした!
来年もよいPRライフを送りましょう!

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