妬み嫉み
盛岡の叔母のうちに泊まったとき、こんな日本酒を見せてくれた。
名前は『嫉み』。
北上にある酒造、喜久盛酒造のお酒なのだが、ネーミングがスゴい!
嫉妬というけど、これは妬みと嫉みが合わさってできた言葉だ。
この違いがわかるかな?
はい。『嫉み』は自分には無く、他人は持っていることで、自分に対して失望する感情です。
一方、『妬み』は自分には無く、他人は持っていることで、相手に対して怒りや憎しみの感情を持つことなんだよ。
このお酒は、徳島の三芳菊酒造と酵母を交換して作ったそうで、三芳菊酒造では『妬み』ってお酒を作ったんだって。
あたしゃ、お酒は飲まないのでお味はわからないけど、おかげさまで、妬み嫉みの違いを確認できたわ。
で、なに、これ、英語で言うと違うのかな?って思うよね。
調べたけど、どちらもjealousやenvyでよいみたいな感じだなあ。
jealousは形容詞で、envyは動詞だから、使い方を気をつけてね。
I am jealous. と I envy you。
ところでさ、オーストラリアにいたときjealousを使って気まずくなったことあるな。
彼氏とラブラブな💓友達に、「うらやましいなあ。彼氏がいていいなあ。」という意味で無邪気に"I am jealous!"って言ったら、「わたしだって、彼が好きなのに…」という意味に取られてしまったらしくてね。"why?"って友達の反応が変になったんだよ。
「わたしも、彼氏欲しいなあ。」とか付け加えればよかったんだなあ。
で、『妬み』と『嫉み』なんだけど、わたしはどちらかというと『嫉む』傾向があるかもなあ。
みなさんはどおですかい?
お酒飲める方は、『嫉み』ぜひお試しを!