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私事

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2019年10月の記事一覧

局地的お家ことば

局地的お家ことば

各家庭にはそれぞれ家でしか通じない言葉がある。今日、思い出したことがあったのでつらつらと書いてみる。

社長(シャチョウ)
路上での缶々拾いを生業とされている人。
今回の台風では多くの社長が困ったことだと思う。ビッグイシューを見たら買おう。

祭り(マツリ)
パトカーがサイレンを鳴らしながら違反車を追いかけている時。
新横浜でよく聞こえる。聞こえてきたら「祭りやでー」と家庭内で声をかける。

パト

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#塩田千春展魂がふるえる

#塩田千春展魂がふるえる

森美術館にて、ふるえてきました。

どこかの人たち、そのなかの一人がわたしかもしれない。わたしの、あるいはどこかの誰かの祖先は船にのり、別の土地から渡ってきたのかもしれない。
へその緒のような赤い糸が、世界地図の上で通信されるデータがスパークするかのように、白い会場の中に広がる。
DNA、歴史、血縁、切りたくても切れない繋がりを真っ赤な糸は表すかのよう。

それを心の頼りにするとき。
その網目から

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スポーツいろいろ

スポーツいろいろ

ラグビーワールドカップ、南アフリカ対日本戦。前半までは頑張って見たんだけども、息を詰めすぎてしんどくなって、後半からはベッドで寝ながら音声だけを聞くことにした。

子どもの頃にラグビーの試合観戦に連れられたもののルールがわからないし幼すぎた。
結婚してから元ラガーマンの夫に連れられてラグビー観戦に何度か行ったけど、やっぱりルールが難しすぎた。

でもこのワールドカップで何試合も続けて見ることで、や

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ヘンコに恋をした

ヘンコに恋をした

十三歳だった。
ほぼ毎日一緒に帰宅していた幼なじみを、彼女の部室前で待つ。彼女の部活は放送部。「帰宅しましょう」というアナウンスをビートルズの『Let It Be』にのせて放送するまで帰れない。

わたしは放送部員ではなかったけれど、そんな理由で時々、夕方まで放送部員とどうでもいいことを喋っていた。その中にいたのがYくんだ。

放送部の男子というあまり表に出てこないタイプの生徒で、それにし

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