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私事

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2018年5月の記事一覧

お名前様

お名前様

ひさしぶりに化粧品カウンターで買い物をした。もう何年も行っていなかったがユーザー登録はしているブランドだ。
美容部員さんが言う。
『登録状況を確認いたしますのでお名前様をいただけますか』

お名前様…

名前はとても大切だ。
古くは 捨て だのなんだのわざとどうでもいい名前をつけて、元服するまで命をとられないようにした印だ。

ジブリの映画でも、名前をとられてしまうシーンが有名だ。

芸能人だと能

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ルート66

ルート66

ルート66のことは知っているようで知らない。
よく通る道にルート66の看板を置いてあるお家が数軒続いている。
なんでアメリカの国道標識を飾りたいんだろう。
日本の『国道2号線』看板でもいいんじゃないか。

なんとなくスマホをすんすんすんと触る。

ルートの計算が出てしまったが
その下にwiki がこう教えてくれた。

国道66号線は廃線となったが、「ルート66」は企業の名前として、あるいは文学

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駄馬の夜

駄馬の夜

蕎麦屋の帰りに良い色を見つけた。

今日もしょうもない仕事で日銭を稼ぐ。
ただし目の前にニンジンをぶら下げられると喜ぶ駄馬タイプのわたしにはそれも悪くない過ごし方だ。駄馬駄馬シャバダバ。
(シャバダバってなに?)

隣のパート仲間の「気の流れ」さんはコスプレが足りない。
オフィスワーカーたるもの、きちんと封筒の所定の位置にちょっとペン字ができそうな感じの字で宛名を書かなくてはいけない。

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沖縄そば屋

沖縄そば屋

お腹が空いたら沖縄行こう
それが合言葉だ。
横浜の住宅街にある沖縄そばのお店。
いつも女主人がひとりで暇そうなので
心配していた。

今日、ひさしぶりにほぼ満席!

「スタッフがこの裏のマンションに住んでるから忙しくなったらLINEで呼ぶの」
と以前言っていた通り、
女主人はどこやらに電話した。

いくら裏のマンションだと言っても
スタッフさんにもその日の都合があるだろう。
人件費を徹底的に抑えた

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PBNJ!!PBNJ!! 映画『パティ・ケイク$』

PBNJ!!PBNJ!! 映画『パティ・ケイク$』

ヒップホップに夢をぶつける人の話。

主人公は怒れる詩人、ラッパー・キラーP
親友でありグループを支えるオレガノ男、ジェリ
暗黒の王子、バスタード
そして天国に片足をつっこんだナナ

終わりの見えない貧しさは恐怖だ。

ここぞという時に逃げ出す弱さ
デモ音源を渡すのが夢と言ってしまう甘さもある。
そこが夢じゃダメでしょ!

貧困から抜け出せるのか
夢をかなえるパワーが自分にはあるのか
その怖さをキ

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やりすぎ問題。映画『スリー・ビルボード』

やりすぎ問題。映画『スリー・ビルボード』

娘を亡くした怒れる母が街の看板を買い取り
警察署や街に対して
事件の解決を強く訴える。

軸になるのは主人公の怒り。
犯人への怒り、動かない警察、
見てるだけのご近所さん、
ついでにアホ女と出ていったDV夫への怒り。

とはいえ悲しみを怒りに変えて
動く母親は、やり過ぎるときもある。

そして個人の感情で動く警察官もいる。
米映画にありがち
というかアメリカ社会そのもの、
アメリカ人、簡単に銃を持

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お人形さんと老夫婦

お人形さんと老夫婦

この5月で結婚12年目に入った。
子どもはいない。
できなかったし結局それ以上進むことをやめた。

うちにはかわいいクマとペンギンの子たちがいて、ときどき、夫婦のあいだをとりもってくれる。
キモくて誰にも見せられないファンタジー。

思い出すのは10代の頃に経験した阪神淡路大震災。12年ぶりに体験した地震があの大きな揺れで、心底怖かった。

近所の人たちがパジャマにコートを羽織って出てくる。

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