痛みを乗り越え広がった世界
前回からの続きストーリーとなります!
まだご覧になってない方はこちらもぜひ読んでくださいね。
✮第1話 田舎の大将
✮第2話 4歳児、異例の骨切り手術
4歳児のAtsucoに施された大手術は無事成功した。
全身麻酔から解き放たれて意識が戻ると
足に激痛が!!
ギャン泣きする幼きAtsucoを見て
母と父はさぞ心を痛めたに違いない。
(自分が母になった今あらためて気づくことでもある…)
それからしばらくの間は
小児科病棟で寝たきり生活を送ることになった。
両親は仕事だったため
週末になると会いに来てくれていた。
祖母がAtsucoの傍で簡易ベットに寝泊りしてくれて
四六時中付き添ってくれていた。
(今はすでに天国に召された大好きな祖母には感謝しかない)
時が経ち歩行器があれば自力で歩けるようになった頃
大学病院よりも少し自宅に近い子ども病院に転院した。
その後も順調に回復しギプスのまま自宅療養することになった。
元々保育園に行くのは好きではなかったAtsuco、
自由に動けないとはいえ
いつも家で大好きな教育テレビを見たり
両親に買ってもらったお気に入りの赤いラジオで
好きな音楽を聞いたり
そんな自由な日々を心地よく過ごしていた。
だがついに1年以上のブランクを経て保育園に復帰することになる。
保育園に戻ったAtsucoは
それまでとメンバーはまったく変わらないにもかかわらず
なぜか転入生扱いでみんなの人気者に(笑)
人生最初で最後のモテ期が到来し
女の子からも男の子からもモテモテに♡
もちろんそんなときが一瞬で終わったのは
言うまでもない(涙)
その後小学生の低学年頃までは、
定期的に手術を行なった大学病院へ
経過観察のため通っていた。
経過は順調で日常生活にもまったく支障がなかったので
気づいた頃には年に1度も病院に行かなくなってしまった。
小学生になったAtsucoはワイルドに成長し
毎日近所の学校や海や川などで
暗くなるまで遊んだ。
どろんこ、ずぶ濡れ、スカートが切れてびりびりで
帰宅することもたびたび…。
自転車も逆上がりもみんな友だちから教わって
できるようになっていた。
とにかく、子ども時代はいろいろなことに挑戦した。
⋆とくにハードだったある夏休みのスケジュール
6時半~ ラジオ体操
7時半~ そろばん塾(30分のみで早退)
8時~ 小学校で合唱団の練習(水泳のため早退)
10時~ 水泳強化練習
12時半~ 昼食
13時半~ 小学校で合奏団の練習
19時~ 地元の祭りの太鼓練習
今思い出してもよくやってたなと
感心してしまうくらいのことを
当然のようにこなしていた。
当時熱血スパルタな先生のもとで
合唱団と合奏団に所属し
ド田舎の小学校ながらNHKのコンクールにも出場した。
中学生になったAtsucoは
ますますキャラ濃く自由度を増していった。
ところがある日、一夜にしてショッキングな出来事が!!
その後の丸1年間くらいは写真が1枚もないw
中2の思春期のAtsucoが初めて経験したこととは?
次回に続く…
最後までお読みいただきありがとうございました。
毎日21時に最新話を公開します!
どうぞお楽しみに。