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こころを動かす

「あなたは何がしたいのですか?」ということを直接的にも間接的にも問われたときに、具体的な答えがパッとでないときはこう答えるようにしている。

「こころを動かすデザインをしたい。」

アイデアをまとめるとき、企画を考えるとき、デザインをレビューに出すときなど、各フェーズごとに「こころを動かすポイントはあるか?なくしていないか?」をチェックする。
造形的な部分だけではなくて、そのサービスやプロダクトの体験をとおして、こころを動かすポイントがないデザインは、誰かのためになる体験を提供できる可能性は低いとおもっている。

ユーザーの無意識の部分で知らぬ間にこころを動かすような、論理的かつ緻密に体験を設計したデザインも良い。
アウトプットした10あるうちの1が言語化できない感覚的なものだけど「なんか良い」とユーザーのこころを動かすのもいい。

トレンドやデザインを学術的に学ぶことも大事だけど「最近はこういうデザインがトレンドだし、どっかの記事でコンバージョンも上がるって書いてあったからそうしよう!」となにも考えずに設計すると無味無臭なデザインになってしまいユーザーのこころを動かせるものではなくなてしまう。

感情が動かないと人は行動しない。能面のようなユーザーを無理やり動かしたところで求める結果を得るのは難しいだろう。

僕自身も、こころを動かされないと行動に移そうとは思わなし、ましてやお金を出そうだなんておもわない。

僕は、こころを動かすデザインがしたい。

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Atsushi Sekigawa
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