ヘトヘトでも心から笑える仕事がしたい
釣り合宿のため、大島に向かうフェリーの中。僕らと同様に釣りを目的としている人、サイクリングをするために自転車を持ち込む人、子供連れの家族。様々な年齢や目的の人々が伊豆七島のどこかの島に向かうためフェリーに乗り込む。
船内は雑多だけど活気があって、みんな明日から起きる出来事に希望しか抱いていないかのように笑いあっている。
ものすごく心地がいい。
階段に座ってスマホでSNSをする女の子、イカゲソをつまみに日本酒を呑むおじいちゃん、甲板にシートをひいて夕飯を食べる家族。みんな笑顔だ。
きっと明日はいい日になる!
なんの根拠もないけど、そういう気持ちにさせられる。そんな光景を眺めながら、僕が思ったことは、職場にもある程度、個人に委ねる自由が必要だよなぁということ。
働き方をより効率化するために。費用対効果を上げるために。社員を大切にするために、様々な企業がルールやガイドラインを策定しなおすようになった。
それにより息苦しさも感じる時があって、僕たちを救うためにやってくれていることだし、実際仕事以外の時間も増えたし、感謝しかないんだけれども、昔より会社を使って遊びずらくなったなあともおもう。
仕事が上手に回せるようになったり、早く帰って自分の時間を持てるようになったら、もっと楽しいと思っていたけど、そうでもなかった。
結局、僕は自分の精神と身体を乗り越えなければいけない状況の方が好きみたいだ。
自分自身が到達したいところが本当はあったのに、年齢とともにごまかしながら気づかないふりをしてきた気もする。なぜ到達したいのかというと、たぶんそこが気持ちよさそうで、なによりも楽しそうだと思ったから。
一回しか人生がないなら、
ヘトヘトでも心から笑える仕事がしたい。
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