「おもしろい」の潮目
僕の趣味はルアーフィッシング。
ルアーという、魚の餌になる生き物を模した疑似餌を使って魚を誘いあげる釣法だ。
海原を眺めると一見どこに魚が生息しているのかわからないのだが、良く海面を観察してみると、白い糸のような流れがあることがわかる。
これは「潮目」と言って、早い流れと遅い流れの境目や温かい海水と冷たい海水の境目でできる現象で、この「潮目」に活性の高い魚が寄ってくる。
よく観察していないと、潮目がどんどん沖の方へ遠のいたり、消えてしまったりして、魚が釣れるタイミングを逃すことになる。
「おもしろい」の潮目も同じで、パッと見ではなかなか気づけなくて、自分のアンテナの感度をビンビンにしておかないと、おもしろいことはすぐに遠くへいってしまう。
子供の頃は、どこにいても、すぐにおもしろいことを見つけられて、まるで野生の勘のようなものが働いていたような気がする。今ではすっかりコンクリートジャングルに慣れてしまい、野生とは程遠いアンテナになってしまった。
「野生への回帰を目指して、常にアンテナをビンビンに張り続けるぞ!」
という意識だと、僕の場合はどこかで疲れちゃうので、自分の好奇心を勝手に育むような仕組みをつくれば、必然的におもしろいことへの感度を保てるんじゃないかなと思って、毎日記事を書いている節もある。(2日分かけてない日があるのでどこかで書きます)
おもしろいことは誰かに与えてもらうよりも、自分から能動的に探し回わって見つけたものの方がきっとおもしろい。
仕事だって、趣味だっておもしろいに越したことはない。
自分で見つけた「おもしろい」の潮目にルアーをぶん投げて、魚が釣れたら最高だ。
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