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ハイスペ男子はなぜ夫婦関係を改善できるのか?

昨日の記事では、なぜハイスペ男子が夫婦関係を悪化させやすいのか書きましたが、今回は逆になぜハイスペ男子は夫婦関係を改善させやすいのかを書こうと思います。

高学歴、高収入、そしてイケメン。

そんなハイスペ男子は情緒より論理を重視し、高い経済力に慢心し、ケアする側としての体験の欠如により、夫婦関係を悪化させる傾向があります。

ですが、ハイスペであるがゆえに夫婦関係を改善しやすいのも事実であり、僕が相談に乗っていた男性達でも関係性を立て直せた方はハイスペ男子(エリートビジネスマンや経営者)が多かったです。

なぜ、ハイスペ男子は夫婦関係を改善させやすいのか?そこには三つの理由があります。

アツの夫婦関係学ラジオショートでも話しています。音声の方が頭に入る人はこちらからどうぞ。

ハイスペ男子は高い自信を持つ

まず一つ目、それは高い自信の存在です。受験勉強を勝ち抜いてきた。スポーツでも結果を出してきた。仕事では修羅場を潜り抜けてきた。

成功体験を積み重ねてきた彼らは自信に溢れており、「課題とは解決可能なものである」と認識しています。夫婦問題も同じであり、解決可能であるはずと信じているのです。ただその方法を「今」の自分は知らないだけだと。

仕事で問題が起こり、自分に解決のための経験が無い場合、あなたはどうしますか?経験者に聞いたり、類似例を探したり、仮説を立て実行し、失敗したら検証し、再度仮説を立て、また実行しますよね。

妻から冷たくされることは辛いことであり、耐え難いものではありますが、自分の問題解決能力への高い自信ゆえに、ハイスペ男子は簡単には諦めず、失敗を重ねながらも解決に向けて行動し続けるのです。

「(自分たちの夫婦の問題を)解決させる方法はある。まだ見つかっていないだけだ」

ある方がそうおっしゃっていたのがとても印象的でした。

非ハイスペ男子は課題が解決できなければ、自身の能力不足を恥じて簡単に諦めますが、ハイスペ男子は答えがすぐに見つからなくても焦らないのです。過去の成功体験により課題解決方法を学んでいるからです。

ハイスペ男子は非を認める

二つ目。それはハイスペ男子は自分の非をいさぎよく認めることです。
夫婦の問題がこじれると「自分にも悪ことがあるのはわかってるけど、ちゃんと主張しなかった妻にも責任があるわけで、自分ばかりが反省するのは納得がいかない。あいつにだって悪いところがあるわけで、なんで自分ばかりが謝らないといけないのか、なんだか許せない」などと、妻の非を認めさせようとグズグズした態度になる人がいますが、真のハイスペ男子は違うのです。

何人もの部下を率いた経験があったり、自分で一から事業を立ち上げた真のハイスペ男子は気持ちがいいほど潔いのです。もちろん、妻側にも非があることはありますが、それはそれとして、自分側の非をはっきりと認めるのです。

高い経済力にあぐらをかいたり、妻に思いやりの欠けた態度を取ったり、妻の意思を尊重せずに家庭環境を変えたり、妻のアイデンティティやキャリアを無視したり(引越しを伴う転勤や転職、両親との同居など)、家事育児の比重が妻に寄りすぎることを当然と捉えたり。

そんな情けなくてカッコ悪い自分をきちんと受け止めるのです。だからこそ、妻への理解と共感も実行することができるのです。

ハイスペ男子は責任の重い仕事を担当しているケースが多いです。部下がミスすれば自分の責任、プロジェクトが失敗すれば自分の責任。トラブルが発生すれば片付くまで対応する。

言葉が汚くてすみませんが、彼らは仕事のいわゆる”ケツ拭き”(責任を取ること)に慣れているんです。ケツを拭くためには逃げずに立ち向かう必要があります。だからこそ、夫婦の問題が起こり、その原因が自分にあることがわかれば、潔く非を認め「これからどうするか?」を考えられるのです。

ハイスペ男子は行動をやめない。

夫婦の問題が発覚し、原因を見定め、対処方法を見つけたらハイスペ男子はすぐに行動します。

それは慣れない家事育児、妻への優しい声掛け、妻との情緒的な会話、定期的な二人だけの時間の確保かもしれない。これは人によって違いますが、まず行動を起こし、その結果を観察します。

そして、だいたい最初はうまくいきません、特にいきなり家事育児に力を入れても「(やって欲しいことは)そこじゃない」とうとまれるだけで終わります。

ですが、ハイスペ男子は行動結果を観察し、何が悪くて良かったのかを分析します。

妻が真に求めているものはなんなのか?家事?育児?感謝の言葉?笑顔にさせてくれるコニュケーション?キャリア構築の応援?

これはそれぞれの夫婦ごとに異なるので正解が存在しません。妻へのケアというPDCAをグルグルと回し続けるなかで、やっとおぼろげながら見えてくるのです。

それは適度な距離感かもしれない。ただ話を黙って聞いてくれることかもしれない。一人の時間を持つことかもしれない。

それが見つかるまで諦めずに行動し続けるのです。だからこそ、ハイスペ男子は夫婦関係を改善できるのです。間近で彼らの姿をずっと見てきましたが、その姿は本当に格好よかったです。

もう一つ付け加えるなら、ハイスペ男子は人に相談することを躊躇しません。僕のような相談人、心理カウンセラー、親戚、兄弟、友人、両親など、この人なら話しても大丈夫だと思ったらガンガン相談します。

なぜか?

外部コンサルの活用と同じです。自分と異なる視点を手に入れることで、一人では解決困難な課題に立ち向かいやすくなるからです。さらに、単なる情報のインプット先としてだけではなく、メンタル安定にも役立つからです。

気を許せる友人に悩みを打ち明けると気持ちがスッキリしますよね。ただ話を聞いてもらえただけでも感情が整理できるはず。

ある方は「妻との関係改善はチーム戦」と言っていました。複数の人間から多角的なアドバイスをもらい、彼らとの関わりによって精神を安定させ、前へと進むのです。

僕が夫婦関係の相談に乗り、関係性を改善できた方の多くはハイスペ男子でした。ですが、非ハイスペ男子(僕もそう)であっても、ここに挙げたような彼らの特質を真似ることはできると思うんですよね。

少しでも参考になれば幸いです。

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今回の夫婦関係学ラジオショート

(平日火曜〜金曜AM6:30配信)

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」の深掘りニュースレターも配信しています。よろしければこちらもどうぞ。夫婦関係再構築の方法をより深く知りたい方向けです。

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