夫に気持ちを伝えられないあなたへ。
夫に何を言っても否定される。逆ギレされる。
話しかける勇気がどんどんしぼんでいく。
だけど、子どもへの悪影響もあるし、伝えるべきことは伝えたい。
いつも不機嫌なこと、無視されること、子どもに優しくないこと、そして、私を大切にしてくれないこと……。
そんなとき、どうしたらいいか困ってしまいますよね。
話し合いができないだけではなく、そもそもの会話すら拒否されてしまうようではお手上げです。
まるで自分が透明人間になったかのような寂しさすら感じるはず。自分なんていなくてもいいんじゃないか、そんな気持ちにもなるかもしれません。
どうすれば話し合う勇気を持てて、対等な話し合いができるのか?
今回のニュースレターではその方法について書こうと思います。
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自分の気持ちに気がつく
夫がまともに口を聞いてくれない状況では、伝えるべきポイントをまとめることが難しいです。
もし伝えられたとしても、お互いに喧嘩腰なネガティヴループにハマってしまいます。
怒鳴り合い、片方が家から出て行く。そんな経験をされた方もいるはず。ぼくらもあります。妻もよく家出をしていました。
マグマのようにネガティヴ感情がたまっている状況では、自分の本当の気持ちに気がつくことは難しいですよね。
まずは、怒りの下にある本音にアクセスする必要があります。
それは例えば、夫から無視されることが辛い、悲しい、生きている意味すら見失いそうになるといったもの。
もしくは、子どもの成長や発達にきちんと向き合ってほしい。私ばかりが"親"をしていて、とても心細く感じる。本当はふたりでこの苦境を乗り越えたいのに……といったものかもしれません。
こういった感情は、"常識"や"こうであらねば"という布ですっぽりとおおわれ、見つけることがとても難しいものです。
人は(もちろん、ぼくら夫婦も)みな、他者や社会といった外の環境から強い影響を受けるものです。
だって、自分は妻だから。
だって、自分は母親だから。
だって、自分はパートだから。
だって、自分は専業主婦だから。
だから、自分はちゃんとしなくちゃ。
厚ぼったい布団にくるまり、あなたの大切な柔らかな気持ちはいつも隠れています。
まずは、その柔らかな気持ちに手を差し伸べてあげましょう。柔らかな気持ちは、小さな子どものようなものです。
自分のなかにいる5、6歳の小さな子どもに手を伸ばし、手をつなぐんです。
きっとその子は怯えているはず。冷たい仕打ちをされ、どうしていいかわからず、ただただ戸惑い悲しみに暮れている。
大丈夫だよ。寂しかったんだよね。一人でずっとがんばってきたんだよね。もう、大丈夫。わたしがあなたを見つけてあげたから。一緒におうちに帰ろう。
そう声をかけてみるんです。
言語化する
自分の柔らかな気持ちに気がついたら、次にその感情に名前をつけてあげましょう。
自分がなにを感じているかって、なかなか自分では気がつきにくいものです。
何日か経ってから(あのときのあれは嫌だったな)と気がつく人もいるはず。ぼくもそうです。
でも、大丈夫、人の基本感情は次の7つといわれています。このなかからしっくりくる気持ちを探してみましょう。
怒り、悲しみ、幸福、愛、恐れ、罪悪感、恥
次にこれらの感情をもとに日記を書いてみるといいです。といっても3行くらいでオーケーです。
-夫から言われた〇〇という言葉にイライラした
-夫から無視されたことが悲しかった
-現状から抜け出せないことに情けなさを感じる
こんな具合に。
最初は3行だけを数日続けてください。いますぐこれらの課題を解決しようとしなくてもいいです。
まずは、自分のなかにある柔らかな気持ちにアクセスすることが目的ですから。
3行日記を続けるうちに、(そうはいっても私にも責任があるし、こんなこと感じちゃダメなんじゃないか……)という自分を責める気持ちもでてくるかもしれません。
そのときは次のアクションに移りましょう。それが、"自分への慈悲"です。
自分の気持ちは正当なものであると慈悲を向ける
(夫から言われた言葉にイライラした。だけど、イライラさせてしまう自分にも原因があるんだろうな。だから、イラついてもしょうがない。もっと前向きにならないと……)
(思い切って離婚できないのは自分に経済力がないからだ。頑張ってこなかった自分が悪いんだ……)
もしかしたら、あなたはそう感じているかもしれない。
心の奥に見つかった柔らかな気持ちを、そっと見ないことにしているかもしれない。
でも、それはなぜ?
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