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なぜ、ぼくらは「一緒にいても楽しくない」と妻に思われてしまうのか?
ぼくは今こんな本を読んでいるのですが、ちょっとびっくりすることが書いてありました。
「夫と一緒にいても楽しくない」という理由で離婚を考え、カウンセリングに来る妻は決して少なくありません。
そんな理由で離婚を考えるのかと、ちょっと驚いたのですが、今日はこのことについて考えてみたいと思います。
「楽しければ買ってくれる」呉服の世界
ぼくは昔、呉服の販売業をしていたことがあったのですが、呉服ってユニクロと違って、黙っていても売れないんですよね。基本的に不要品ですから。
この着物を買うことでなにが起こるか、というストーリーに引き込まないと買ってもらえません。
さらに言うなら、販売員と相性が合わないと買ってもらえません。
嫌いな人から何十万円、何百万円もするものは買いたくないですからね。
そして、相性というのは自然に合うナチュラルな相性もありますが、売れる販売員は相性を「作り出して」いました。
その人に合うキャラクターを演じて、その人だけの特別なキャラになっていたのです。
そのための秘訣が「相手を楽しませる」ことでした。
その人がどういうポイントで笑うのか?
なにを言われると嫌な気持ちになるのか?
なにを言われると自尊心のスイッチが押されるのか?
会話の中からそれを見出して、巧みに感情をコントロールしていました。
ぼくも「相手を楽しませるポイントを探して押す」ことを、経験を重ねることで、ちょっとずつできるようになってきました。
楽しければドーパミンが分泌されポジティブになれる
なぜ、「楽しければ」何十万、何百万円もするものを買ってしまうのかというと、楽しいとドーパミンがどんどん分泌されるんですよね。
ドーパミンは脳の報酬系と呼ばれる神経を活性化させるため、ポジティブになったり前向きな気持ちになりやすくなります。
そして、依存症にもなりやすくなります。お酒を飲んだりギャンブルをしている時にもガンガン分泌されます。
パーキンソン病の薬としてドーパミンを活性化させるものがありますが、これを服用した方の中には、衝動性、性欲昂進、ギャンブル問題を引き起こしたという事例があります。
ちなみに呉服も一種の中毒状態になって買い続けてしまう人がいました。規制がかかって、一人あたりの借金額が決められるまでは、50代の主婦が何百万円も借金を負っていたり、70代の老人が何千万円もする借金をしている姿を本当によく目にしました。
お金に余裕がある人もいましたが、多くの人はそうではありませんでした。ただ、居場所が欲しかっただけだと今では思います。
恋愛というのも一種の中毒状態ですよね。
結婚から何年も経っていても、楽しい気持ちを感じるとドーパミンが分泌されて、もっとこの人と会話をしたい(脳の報酬系のスイッチが押されるから)と思ってもらえるようになります。
子育て中はセロトニンが多くドーパミンが少ない
ただ、子どもが生まれるとドーパミン分泌は減り、気持ちを落ち着かせるセロトニンの分泌が増えます。
そして、子どもと接しているとオキシトシンも分泌され、落ち着いた気持ちでいる期間の方が長くなっていきます。
セロトニンは人を保守的にさせ、オキシトシンは排他的にさせるからです。
どちらも子育てのために必要なホルモンですが、ドキドキする瞬間は日常からどんどん減っていきます。
おそらく、多くの女性が韓流恋愛ドラマにハマるのは、不足しているドーパミンを補うためなのかもしれません。
そして、アイドルにハマる男性も同じ心理なのかもしれません。
(ドーパミンは中毒性があるのでどんどんハマっていき、何十枚もCDを買ったり、聖地巡礼をしたりするようになる)
「夫と一緒にいても楽しくない」という事実は、夫と一緒にいてもドーパミンが分泌されていないことを示しています。
「一緒にいてもつまらない」って、男としてはかなり辛い一言ですよね。
でも、結婚して子どものためにと働いていると、どんどんつまらない男になるのも事実です。
自分の野心のために働いたり、やりたいことをやってみたり、家庭の外の世界を開拓したり、新しいことにチャレンジしてみてもいいと思うんです。
昔、会社の飲み会である年上の女性から「あなたみたいに、なんの危険も感じない、子どもの相手ばかりしている人はつまんないよ」と言われたことがあります。
子どもの相手をすることが悪いことではないとは思うのですが、「なんの危険も感じない男はつまらない」というは事実でしょうね。
かなりドキッとしたことを今でもよく覚えています。
家族のために働いているぼくら男としては、踏んだり蹴ったりな話ですが、「パパ要素」が妻にドーパミンを分泌させなくなっていることは、事実なので、そういったことを意識しながら日々の生活に変化を作っていった方がいいかなと考えています。
妻との関係に悩む方の参考になれば幸いです。
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2/27の日記
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