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子どもが生まれて、はじめて「妻を愛する」ことの意味を知った。

こんにちは。

最近、三男が絶賛イヤイヤ期の真っ只中で、服を脱ぐのも着るのも、ご飯を食べるのもお風呂に入るのにも、すべて「あっぷぅー!(イヤだの意)」と全拒否で、大変な毎日を過ごしています。

夫婦ともに、ぜんっぜん記憶がないのですが、上の子たちの時もきっとイヤイヤ期があったはずですが、双子同時イヤイヤ期という壮絶な過去の記憶は、ぼくら2人とも脳内から抹消されていました。

さて、本題に入りますね。

なぜ、子どもが生まれて3歳くらいになると、夫婦関係が悪くなってしまうケースが多いのかを、最近よく考えています。

自分自身もそうだったので、自分のことを思い出していたのですが、恋愛ホルモンの効果が切れたあとに、どういう感情を妻に抱くのか?が大事だったような気がしています。

「妻を愛すること」の意味を知ったのも、この頃からな気がします。

恋愛ホルモンの効果が切れたあとに、どうやって妻を愛するのか?

そもそも「愛する」とはなんなのか?について、今日は考えてみたいと思います。

子どもが生まれるまで、夫婦関係に大きな努力は要らなかった

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子どもが生まれるまで、ぼくは「夫婦関係」というものに思いを巡らすことはほとんどなかったです。

なぜなら、そんなことを考えなくても関係が悪化するということはなかったから。

子どもが生まれるちょっと前まで、ぼくらは都会に借りた2Kの部屋で同棲をしていて、お互いの職場のちょうど中間地点にあるその場所は、とっても便利で、仕事終わりに映画を見て、お酒を飲んで、そのまま歩いて家まで帰ったりなんて、しょっちゅうしていました。

繁華街から徒歩10分くらいで着くくらい利便性がいいマンションで、しかも築年数が古いため家賃も安く、そこまで収入の多くない若いぼくら2人にはとても過ごしやすい場所でした。

映画館で「ノルウェーの森」を2人で観て、そのままブラブラと歩いて帰ったことを、まるで昨日のことのようによく覚えています。

「2人で一緒に暮らす」

ただ、それだけでぼくは幸せでした。

大きな問題はなく、自分たちの未来は明るいと信じていました。

その後、3年ほどして長男次男(双子)が生まれました。

子どもたちが生まれてからは、双子育児に翻弄され、毎日寝不足の日々が続き、なんとかこの戦場を駆け抜けようとぼくらは必死で毎日を生きて、子どもたちが3歳くらいになる頃(イヤイヤ期が終わる頃)、やっと自分たちの関係を見つめ直す余裕ができました。

ぼくらの夫婦生活は良くも悪くも子どもたちに支配され、子どもを中心に回っていました。

妻の愛情の矛先も2人の子どもたちに向けられ、その時になってはじめて、ぼくは、妻のぼくへの愛情が、以前とは違うものであることに気がつきました。

出産と育児を通して、女性はオキシトシンを分泌し、子どもに対して強い愛着関係を感じるようになります。

その愛着関係が、母と子の間に強い絆を作り、まるで恋をしているかのような気持ちにさせるのです。

もっと知りたい方は、こちらの本がおすすめです。

今となっては当たり前だと分かりますが、妻はかつてのような恋愛感情をぼくにはもう抱いていなかったのです。

恋愛ホルモンは3〜4年程度で切れてしまう。

妻は子どもとの間に強い愛着関係を築き、オキシトシンは子どもとの接触で十分にまかなえている。

家事と育児で疲れ果て、余計なことを考える余裕はない。

こんな状況なわけで、どんな夫婦であっても、子どもが生まれれば、妻は夫への恋愛感情を失うのだと思います。

母に愛され、妻に愛されてきた

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思うに、ぼくら男は、幼い頃は母に愛され、妻と出会ってからは妻に愛されてきました。

小さい頃から誰かに愛され、大切にされてきた。

なにを差し出すでもなく、なにを失うでもなく、ぼくらはその無償の愛を当たり前のように享受してきたのです。

ですが、子どもが生まれ、妻の愛情が他に移ってしまったとき、気がつくのです。

誰かに愛されることは知っているけれど、誰かを愛することは知らなかったことに。

恋愛感情に頼らない関係

「種の保存」という、聞こえのいい言葉に覆われた「性欲」という欲望に依存しない関係

そんな関係を作らなければいけないことに、ぼくはやっと気がついたのです。

夫婦関係とは恋愛関係ではない。

では、どのような関係が夫婦関係にふさわしいのか。

それは、単純に相手を愛することなのだと思います。

「愛する」とはなにか?

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では、「妻を愛すること」とはなんでしょうか?

どういう状況を指すのでしょうか?

ぼくは、「妻を悲しませないこと。妻の人生を喜びに溢れたものにすること」だと考えています。

愛の定義は、世界中いろいろなものがあり、様々な愛の格言がありますが、結局のところ、「妻を不幸にしない。妻を幸せにすること」なのかと。

そして、見返りを求めないことも重要かと思います。

この場合の「幸せ」とは、「妻にとっての幸せ」のことなので、自分よがりではいけないし、妻にとっての幸せがなんなのかを探究しなければいけません。

そのためには会話が重要で、ぼくらもできる限り時間を作って会話をするように、お互いに心がけています。

そうしないと、子どもたちの世話であっという間に時間が過ぎてしまうので。

愛される存在から愛する存在へ

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さっきも書いたように、ぼくら男は母から愛され、妻から愛されてきました。

でも、子どもが生まれたら、妻の愛の対象は子どもに移ります。

そこで、ぼくらは妻を愛すること、そして、妻から愛されることに努力が必要なことに、はじめて気がつくのです。

今までは、なにもしなくても愛されてきましたし、若い頃は(恋愛ホルモンが切れていない頃)、なにもしなくても妻を大切に思えてきた。

でも、今は違います。

ふとすれば、お互いへの愛情は冬の風に飛ばされる落ち葉のように、どこかに飛んでいってしまいます。

なにもしなければ、妻からの愛は夫に返ってきません。

見返りを求めずに、妻に愛を注ぎ、妻の人生を喜びに溢れたものにする。

そのために自分にはなにができるのか?

普段の家事から、キャリア構築といった大きなことまで、こういった考えを持った上で、なにが妻にとって最適なのか?を考えることが大事なのだと、しみじみ感じています。

とはいえ、頑張りすぎると、心の病気になってしまうので、「夫婦2人にとっての幸せ」を追求することも大事だと思います。

うちの場合は、妻にとっての幸せを追求して、ぼくが無理をし過ぎてしまい、その結果、妻がぼくにとっての幸せを、今まで以上に気にかけてくれるようになりました。

愛される存在になるためには、まずは愛することが重要なのかなと、この出来事からぼくは学びました。

性欲に依らない愛の先にあるもの

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セックスや性欲に頼らない男女関係は存在するのか?

キリスト教では、性欲を除外した関係を愛と呼ぶそうですが、ぼくは愛の中にはセックスが内包されていることがあれば、セックスの中に愛が内包されていることがあると思います。その逆もまたしかりですが。

ぼくは、セックスや性欲に頼らない関係は存在し、子どもが生まれた夫婦にこそ、その関係が必要なのだと感じています。

恋愛ホルモンの効果は切れているので、以前のような強い恋愛感情を抱くことはない。

そして、妻は家事育児の負担で押しつぶされそうになっている。

ぼくは、子どもが3歳の頃に、夫婦関係を立て直そうとし、「妻を愛すること」をはじめました。

無理をしたわけではありません。

妻のことは心から大好きです。

ですが、「好き」という気持ちと「愛」とは、やはり違うと思うのです。

「好き」という気持ちは、相手への一方的な感情をイメージしますが、「愛」には、大切な存在に対する実践的な行動をイメージさせます。

「好き」という一方的な感情だけでは、妻を幸せにするための行動は取れません。

妻を幸せにするためには「行動」が必要なのであり、「愛」という言葉には、「愛している」という言葉には、そういった実践的な行動が内包されていると、ぼくは感じるのです。

「愛」とはなんなのか?

「愛している」とは、どういう意味なのか?

その意味を、ぼくはやっと理解できた気がしています。

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プライベートの出来事や、妻との関係改善やセックスレスの解消に関してもうちょっと踏み込んだ内容など、ちょっとおおやけには書きにくいことを書いています。

今回は、「セックスの回数と夫婦の幸せの関係」についてです。

セックスがなければ夫婦は幸せにはなれないのか?

もし、そうならば、月に何回ならば幸せを感じられるのか?について考えてみました。

女性は30代以降になると女性ホルモンが低下することで性欲を失い(授乳中は性欲が減退するプロラクチンが分泌される)、家事育児に追われ、母であること、妻であることからなかなか逃れられず、夫への性的かつ恋愛的興味を失います。

子どもが生まれたあと、そして妻が30代以降である場合、こうした条件の重なりにより、夫とのセックスに興味を失います。

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