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「妻が拒否するセックスレス」はなぜ起こるのか?

松井博さんがこちらの記事でセックスレスの原因について触れられていました。

とても面白かったので、ぼくは「なぜ、妻からセックスを拒否されるのか?」という視点で書いてみようと思います。

妻はなぜセックスを断る?


こちらのグラフの通り、日本のセックスレス率はどんどん上がっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f09c6eb6371a7c744b635aa516487ffb5d42dd0a/images/000

記事によりけりですが、48%から60%くらいがセックスレス(1ヶ月間性交渉がない)じゃないかと言われています。およそ半分ですね。

ぼくの夫婦関係相談でもセックスレスの悩みは多いです。夫婦関係が悪化すればセックスレスにも自然となりますからね。

妻が拒否するセックスレスの原因のほとんどは「夫からセックスを無理強いされて嫌になった」です。

産後すぐに無理やりさせられた。体調が悪い時に無理やりさせされた。したくないと言っているのにやめてくれなかった。断ると夫が怒るので断れなかった。ただ早く終わってほしいと願っていた。

そんな話をいくつも聞きました。

妻がセックスを拒否しているのに強行する男性の多くは、コミュニケーションにおいても自分の意見を押し付けがちです。

そのため、「話を聞いてくれない」「気持ちを受け止めてくれない」「何を言っても否定される」といったネガティブな気持ちも積み重なっていくんです。

止むことのない体と心への暴力が「夫への嫌悪」を作り上げていく。

その嫌悪感が臨界点に達した時に、「私に触れないで」と妻は言うのかなと。

ただ、こういったケースはもっと昔からあったと思うんですよね。セックスレスが年々増えている背景には「女性の自立」もあるのかなと思ったりしてます。

女性がセックスを断れるようになってきた

夫の無理やりで暴力的なセックスを我慢する必要がなくなってきたのかなと。

女性の就業率(下の黄色い線)はどんどん上がっていますよね。

https://www.gender.go.jp/about_danjo/whitepaper/r05/zentai/html/zuhyo/zuhyo02-01.html

金が稼げるようになると男は要らなくなる。

いや、もうちょっと詳しく言うと、金があるなら「思いやりのない男」は要らないということなのかなと。

女性が離婚した時に困るのって経済的な問題ですよね。

子供を抱えてどうやって生活しよう?

夫の収入に頼り切りだから、離婚したら生活費のやりくりが大変……。

そう悩み人もいるかと思いますが、手に職があれば困らないですよね?子どもを食わせて学費を払えるくらいの稼ぎがあれば、離婚しても困らないわけです。

子どもへの影響が…と悩むかもですが、改善しようがないほど関係が悪化した両親の元で暮らすより、母親とおばあちゃんに育てられた方がよっぽど感情が安定した人間になります。

となると、あれ…? このモラハラ夫、要らなくない? となるんですよね。夫婦をつなぐ絆が金だけだったらそうですよね。

夫を嫌って関係性を改善しようとしない女性の特徴として

・夫並みかそれ以上に稼いでいる
・実家が金持ち

といったものがよくあります。実家が太いと夫婦関係に向き合う必要性が薄れるんですよね。

お金に困らないし、子どもの養育にもそこまで困らないなら離婚に踏み切るのは簡単ですし、望まないセックスを断るのだって簡単です。

他の先進国に比べると少ないと言われますが、管理職に就く女性は年々増えています。2000年くらいからジワリと伸びていますね。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon10/01.html

と、同時に90年代後半から2000年にかけて30代女性の離婚率もグッと上がっているんですよね。

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/rikon10/01.html

女性の社会進出によって、夫からの望まぬセックスを断れるようになり、日本全体のセックスレス率が増加した。

夫婦関係に悩む方たちのお話とこういったデータを照らし合わせると、そういうことじゃないかなって思うんです。

じゃあ、ぼくら男性はどうすればいいのかですが……。

金も思いやりも持とうじゃないか

働く女性が増えて経済力をつけていく流れは変わらないでしょうから、価値観をアップデートする必要があると思うんです。

それが「金と思いやり」かなと。

稼いでいれば妻に冷たくても離婚されない時代は終わったので、二人を結びつける「思いやり」に注目すべきかなと思っています。

単純な話で、何かしてもらった時に「いつもありがとうね」と感謝を伝えたり、相手を傷つけたら「ごめんね」と素直に謝ったりができればまずはいいんじゃないかと。

そばにいてくれることを当たり前と思わないことも大事ですね。なにせ、働く女性の離婚へのハードルは下がっているので、いつ振り落とされるかわかりませんから。

ただ、「思いやりを持つ」ことが難しい人がいることも確かで、幼少期に親から適切な愛情を受けて育っていないと人への愛情表現や愛情を受け取ることが困難だったりします。

人口の3割が思いやりを持つことが難しいタイプ(愛着が不安定)だと言われてます。

だけど、これはトレーニングでなんとかなり得ると思っています。ぼくが今学んでいるコンパッション・フォーカスト・セラピーがそうです。

他者に思いやりを与える、他者からの思いやりを受け取る、自分から自分への思いやりを受け取ることの訓練ですね。

男性向けにモニターを受けてもらっていますが、愛着のこじれを癒せる可能性を強く感じています。

なので、たとえ「あんたはアスペルガーだ」とか「あんたは発達障害だ」と妻に言われたとしても、なんとかなる方法はあるなと思っています。

この話は平日毎日更新のVoicyでも話しています。あわせて聴いていただくとより理解が深まります。

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