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妻の”狂気”、それは夫婦関係破綻と再生のサイン
こんにちは。
結婚とはお互いの狂気を見せ合えること
以前、voicyのワーママ はるさんがこんなことを話されていましたが、ぼくはその時、その意味をよく理解できませんでした。
なぜなら、ぼく自身に狂気と呼べるものなんて、なにもないからです。
でも、この二冊の本を読むことで、やっとその意味を理解することができました。
夫には狂気と呼べる感情はなく、妻側にだけ恐ろしいほどの怨念とも呼べるほどの狂気が降り積り、いつしか、それが夫への失望に変わり、そして無関心へと繋がっていく。
そして、気がつけば結婚式で誓った永遠の愛はどこかに消え去っている。
なによりも恐ろしいのは、夫にはその一連の流れがまったく見えないことです。
ぼくの場合も、妻の狂気に気がつくのに遅れましたが、三男の育児を通してなんとか妻の信頼を取り戻すことができました。
結婚とは、妻の狂気に気がつかないと破綻する
今日はこのことについて書きたいと思います。
※この文章は最後の「今日の日記」以外は無料で読めます。単品で200円ですが、580円でこのマガジンを購入すると、1ヶ月6~8本くらい読めるので1本約80円です。このマガジンでは産後の夫婦関係改善やセックスレス解消に関する詳しい話や、ぼく個人の日記(子どもがいる人は参考になるかも。具体的な家事や育児の様子を書いています)を書いています。
降り積もる妻の狂気
”妻の狂気”とはなんなのか?
それは、「夫を捨てたい」を読むまで、ぼくには分かりませんでした。
「”狂気”というか、ただ、気持ちを伝え合うだけでしょ?なぜ、こんなに大袈裟な表現なんだろう?」
そう、思っていたのですが、違うんですよね。
ぼく自身にはなんの狂気と呼べるほどの強い感情がないので、そう思わなかっただけで、妻にはあったわけです。
妻に狂気が宿る過程になにがあったのか?
その時にどう感じたのか?
これは、同じ経験をしないと分からないのですが、本を通して追体験することができます。
ぼくは、「夫を捨てたい」と「妻が口を聞いてくれません」の二冊を読むことで、妻の気持ちを追体験したわけですが、いますぐ妻を支えに走りに行きたくなるほどの衝撃を受けました。
恐ろしいほどの生々しさが描かれているんですよね・・・
例えば、「夫を捨てたい」の中で描かれる、夫を少しづつ嫌いになっていく過程なんて、読んでいて鳥肌が立つくらい怖いです。
自分のちょっとした一言が、妻にどれだけのダメージを与えていたか。今になって当時のことを思い返すと、ぼくも無責任で愛情のない言葉を妻にかけていたことがよく分かります。
女性は、子どもに関することは自分がぜんぶやらないとダメなんだと思いがちなので、夫に対して不満を口にしたり、話し合いの場を作ろうと考えることが難しいです。
これには、性別によって役割を分担する「性別役割分業」という固定概念の呪いが、女性にもかかっているからだと思います。
明治時代に生まれた明治民法に、男尊女卑思想や性別役割分業が盛り込まれてしまったがために、その後の日本人の結婚後の男女関係を形作ってしまったのだと思います。
妻と同じ生活を送らないと妻の感情に気がつかない
「夫を捨てたい」の中で、ダメダメ夫は次男の妊娠中に、長男と2人だけで過ごすことになります。
パパにすっかりなつかなくなっている長男は、真っ暗な家の中でママを探して泣き叫びます。
どうしたらいいか途方にくれた夫は、その時に妻が今までなにをしてくれていたのか、その大きな価値にやっと気がつきます。
実はぼくも同じで、三男が生まれる前後1週間、妻は帝王切開のために病院に入院していました。
その間、ぼくの母が途中から来てくれたのですが、なにをお願いしたらいいのか分からないぼくは、ほとんど長男次男と3人だけで過ごしました。
2人はママを探して泣き叫ぶことはなかったのですが、朝起きて保育園に送り届けるだけでこんなに大変なのかと、当時は愕然としたのをよく覚えています。(初日は間違って1時間早く保育園に着いてしまいました)
それから、怒りたくなくても怒ってしまって、自己嫌悪でぼくは泣いてしまったことがあります。
妻はその時に「やっとそこまで来たか」と思ったそうです。
まだまだ、妻の心境には完璧にたどり着いてはいませんでしたが、妻がぼくを受け入れてくれた瞬間だったそうです。
夫婦がお互いに感情を素直に伝え合うことが重要
妻がなにを考えていたのか、どんな思いで毎日を過ごしていたのか。
それをもっと早く知ることができれば、ぼくも妻との関係をもっと早く建て直すことができたかもしれません。
「お互いがなにを考えているのか」
それをきちんと伝えて、相手もそれを受け入れること。すごい当たり前のことですけど、それが重要なんだと思います。
ただ、危機的な状況にならないと、そういうことって分からないのがネックですよね。
ぼくは、三男が生まれる前に妻にインスタグラムをブロックされて、子どもの写真が見れなくなったことがあります。
妻の孤独を知ったのは、これがきっかけでした。
それまで、ぼくは夜中の間ずっと夜泣きの対応をしたり、夕方は残業をせずに早く帰って来たりと、それなりに育児をしていたのですが、「妻の孤独」とそれらは別物でした。
子どもの世話、家事をすること
これらと、「妻のケア」は別物だったのです。
妻がどういう気持ちでいるのか?
なにを望んでいるのか?
それは、結局聞いてみないと分からなくて、聞かずに放っておくと、いつかこういう風に大きな事件となって自分の身に降りかかってくるのだなと感じています。
今のぼくは、妻に仕事のことや、子どものことや、疲れてないかとか、なにかしらできるだけ質問をするようにしています。
あと、疲れてそうだったら「だいじょうぶ?」と声かけをして、できる限り妻の心にたまりつつある負の感情を出そうとしています。
あと、子どもたちが話しかけてくるとなかなか夫婦だけの会話ができないので、そういう時は「今、ママとパパは2人で話をしているからちょっと待ってね」と、親の会話を優先させるようにしたりとか。
ぼくらの負の感情がたまると、最終的に子どもたちにも影響が出るからです。
妻が感情を吐き出しやすいような環境作りが重要
このような、「子どもとの会話よりも夫婦の会話を優先する瞬間」を作るなど、妻が感情を吐き出しやすいような環境作りをすることが、大事なんだなと最近は感じています。
あとは、お互いに気軽にグチを言い合ったり、妻の言ったことを理詰めで言い返さないとか、できることっていくつかあると思います。
だけど、自分の心の中でなにかが引っかかって、妻の言葉をうまく受け止めれないことがあって、そういう時はつい反射的に反対の立場を取ってしまったり、「妻の感情にただ寄り添う」ことができない瞬間があるんです。
これは、おそらく、自分が妻の言葉のなにかに恐れを抱いていたり、自分のプライドが脅かされたりするようなことが原因なんじゃないかなと思っています。
きっと、ぼくの中にある感情が原因なので、これはうまく言語化して妻に伝えることで、無駄な喧嘩を避けたり、妻に誤解を与えることを防ぐことができるんじゃないかなと思ってます。
このあたりのことは長くなりそうなので、また別記事で書きますね。
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ぼくもそうですが、男性はなかなか辛いときに辛いと言えないし、それを許されない風潮もありますよね。相談先もないですし。
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