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仕事、趣味、家事育児、すべての土台となる「妻との時間」について。

ぼくは週に一回、ニュースレターとポッドキャストを更新しています。

数ヶ月前まではどちらも平日は毎日更新しており、数年前は週に数本の記事と2回のポッドキャストを更新してました。(ポッドキャストを始めたばかりの頃は毎日更新してました)

昼間は会社員として働いているので、早朝や通勤中や土曜の午前中などに執筆、収録、編集などをしています。

と、同時に3人の元気すぎる子供たち(10歳の双子、5歳の男の子)も育てています。

こんな生活を4〜5年続けており、前回のレターで書いたようにこれらを実現させるベースはただひとつ。

「妻との時間」です。

なぜ、「妻との時間」が仕事、趣味、家事、育児、の土台になるのかと不思議に思う人もいるかもしれないですね。

だけど、ぼくにとっては東から西へと移動する太陽と同じくらい自然なことなんです。

今回はその点について深掘りしますね。


仕事がはかどる条件とは?

仕事がなかなか終わらず、遅くまで働いたことはありますか?

ぼくはプロモーション会社で働いていた頃、毎日終電まで働き、週に2回は徹夜でした。

土日は疲労MAXなのでゾンビのような顔をしていたと思います。体調を崩しやすく、しょっちゅう風邪を引いてました。1ヶ月間の海外出張もあり、家を空けることもしばしば。

かなりしんどい時期でしたが、ここでの経験が次の会社へのステップアップのきっかけになったことは確かです。

ぼくが終電まで働き疲れ切って帰ると、妻は家の近くのセブンイレブンまでよく迎えに来てくれていました。

1人で家で待っているのは寂しく、早くぼくに会いたくてセブンイレブンで待っていたそうです。

妻はそういった気持ちを何度か教えてくれたんです。ぼくも「広告業界で働いてみたい」という憧れを妻によく話していました。

そう、ぼくらはその頃からお互いの気持ちをシェアし合っていたんです。

もちろん、なかなか自分の気持ちを言葉にできずケンカになり、妻が家出することもありましたが……。

だけど、「気持ちを相手に届きやすい言葉にパッケージして届ける」という行為を無意識にやっていました。

だから、仕事をめぐってぼくらが言い争うことはあまりなかったんです。

その後、双子の出産を控えたぼくらは迫り来る双子育児に専念するため、育児計画をよく話すようになりました。

妻はしばらく働けない。ぼくは今までと同じ働き方をしていたら双子育児はできない。ならば、働き方を変えようと決意したのです。

このあたりは何度か妻と話し合ったと思います。広告業界で働くという憧れも潰せましたし(ぼくには向かない世界ということもよくわかった)、家族のために仕事を選ぶことに、ぼくはなんの反対意見もありませんでした。

当時、3つの選択肢がありました。

ひとつは知り合いが経営するベンチャーIT企業でのプロモーション担当としての転職。

もうひとつは、友人が働くプロモーション会社への営業としての転職。

最後が、前職でお世話になった方が働くホワイトな大企業への転職。(職種は自由に選べました)

ベンチャーとプロモーション会社は仕事量が多く、給与は増えない内容でした。

最後のホワイト企業は残業を強いられることはなく、給与も大きく上がる内容でした。

子どもがいなかったらベンチャーを選んだと思います。伸び盛りの業界でしたし、裁量も大きく、給与は少なくともいい経験になったはずです。

でも、ぼくと妻は妊娠中にこれからの生活について何度も話を重ねてきました。

2〜3年は育児漬けの日々になること、お金が飛ぶように消えていくこと。

それを思うと、最後のホワイト企業への転職しか、ぼくには考えられませんでした。

徹夜続きでフラフラしながらも、土日は妻と近くの公園(というかほぼ森)をあてもなく散歩していました。

今の気持ち、これからへの期待と不安、そして未来への計画を話しながら。

妻との時間を大切にし、言葉を交わし、気持ちをシェアし合う。

それを繰り返すことで、ぼくはぼくらの生活も考えたうえで仕事を選ぶようになり、妻はぼくの仕事を応援してくれるようになったのです。

もし、妻がぼくのたび重なる転職(結婚してから2回転職しました)に文句を言っていたら、もし、妻がぼくの独立に反対していたら、とてもじゃないけど穏やかな気持ちで仕事はできなかったはず。

妻が文句を言う代わりにぼくのメンタルを心配してくれるのは、ぼくらが2人の時間を大切にしてきたからです。

プライベートが充実する条件とは?

ぼくには趣味と呼べるものがほぼないんです。唯一、noteを書いたり、ポッドキャストを収録するのが趣味と呼べるかも。

創作には人の心に安らぎを与える効果があるそうで、ぼくもnote執筆やポッドキャスト配信のおかげで生きていられるなあとよく感じるんです。

文章やポッドキャストの内容をあれこれ考えることで、精神が安定するんですよね。

そんな話を妻ともよく話しています。

ぼくはニュースレター執筆のために、会社帰りに駅ナカの休憩所で21時頃まで記事を書くことがよくありました。

ポッドキャストは土曜の午前中に収録や編集をすることがあります。

普通に考えたら、平日は早く帰った方が家事育児の戦力になれるし、土曜は子どもたちの相手をした方が妻の負担を減らせますよね。

ぼくもそう思ってます。だけど、家庭「外」の時間で終わらなくて、家庭「内」の時間にぼくの趣味が差し込まれることはよくあるんです。

このあたりの調整はすごくデリケートです。だけど、やはり妻との時間を優先させることでなんとか乗り切ってきました。

もちろん、note執筆やポッドキャスト収録のために家庭をないがしろにしてはいけないも思ってはいます。(だいたい大きな収入に結びついてないですからね)

だけど、創作がないとぼくが死にそうになることは妻もよくわかってくれているんです。

数年前、仕事が忙しくなって創作時間の捻出が難しくなった時期があったんです。

その時、妻はこんな提案をしてくれました。

「会社の近くに(創作のために)アパート借りる?」

「週に一回は(創作のために)ホテルに泊まってきたら?」

賃貸アパートの契約はさすがに予算がかなりかかるので考えませんでしたが、たまに創作のためにホテルに泊まる案はちょっと真剣に考えたんです。

さすがに妻への負担や費用を考えてやらなかったですが、そこまで妻は、ぼくにとっての創作のニーズをわかってくれていたんです。

創作はぼくの本業でもないし、お金になっているわけでもないのに。

それもこれも、ぼくが自分の気持ちを何度も話し、妻がそれについてどう感じているかを話してくれたからだと思うのです。

だから、プライベートの充実のためには「妻との時間」という土台が欠かせないのです。

ストレスから解放される家事の条件とは?

家事分担ってどうされてます?

もめごとの原因になりがちですよね。ぼくらも家事分担をめぐって何度かもめてきました。

だいたい、妻が無理をしすぎてしまい、ぼくがそれに気づけないというパターンが多いです。

上の子たちが3歳になる頃まではよく揉めていたし、妻もぼくにあまり期待していなかったと思います。

だけど、下の子が生まれてからはそういったことは減り(なくならないですけどね)、以前よりはお互いに楽になったような気はしているんです。

なぜか?

それは、ぼくが妻との会話のなかで体調をモニタリングしてるからです。

毎日、ぼくは妻にこう言います。

「おつかれさま、今日はどうだった?」

すると、妻は仕事や家事や育児についていろいろと話してくれるんですね。

妻は「家事をひとりでちゃんとがんばらないといけない」と思いがちなんです。だから、いくつものタスクを「一人で」背負ってしまう。

本人もそれはわかっているんだけど、性格というのはなかなか変わらないですよね。

だから、妻は知らず知らずのうちにムリをしちゃうんです。

今の妻の無理具合はどれぐらいなのか?

どこまで負担を減らせばいいのか?

妻はなにを求めているのか?

そのあたりの匙加減を妻との時間のなかで見極めるんです。

最近だと、朝ごはんを作るのがしんどいということがわかったので、ぼくの仕事になっています。

夕飯の食器洗いは大変だからぼくが洗っています。

妻はぼくが家に帰るまでに家事を終わらせておきたいそうなんです。その方がぼくが疲れないからと。

だけど、ぼくは疲れ切った妻が待つ家に帰るより、家が多少汚れていても(ぼくが綺麗にできますし)、元気な妻が待っている家の方がいいんです。

疲れない育児の条件とは?

うちは3人の元気すぎる男の子たち(双子の10歳、もうすぐ小学生の5歳)がいるので、育児は最大の課題です。

特に小学校に入ってからは宿題のチェックやリコーダーの練習が増え、どんどん育児への時間が割かれるようになってきました。習いごとの送り迎えもありますし。

と言いながら、我が家ではこれらのタスクをほとんど妻が担当しています。妻が疲弊してしまうことも多いですが、それが原因でぼくらの関係性がめちゃくちゃ悪化することはないんです。

分担がこんなにかたよっているのに、育児方針で揉めることもそんなにない。

なぜなら、やはり夫婦の会話をなによりも優先しているからです。妻との会話のなかで、育児に対してどう考えているかとか、どうしてほしいのかが漏れてくるんですよね。

例えば、子どもが3人もいると平等に相手をすることってなかなか難しいですよね。下の子がまだ手がかかるから、下の子を中心にお出かけの予定を組んだりします。

すると、上の子たちのメンタルバランスが崩れることがあるんです。話を聞いてあげられなかったり、行きたいところに連れて行ってあげられなかったりするので。

長男は話を聞いてほしいタイプなので寂しさを感じ、次男は弟の面倒を率先してみるタイプなのですが、面倒を見すぎて疲れてしまう。

そんな話は平日の遅くに帰ってくるぼくにはわからなかったりするので、妻から聞くわけです。ぼくが仕事から帰ってきたら、妻からの情報共有タイムです。キッチンに立って二人で会話をします。

時には、ただ妻が育児疲れの話をして、話すだけでスッキリして解決を求めない時もあります。時には本当にどうにかしたくて一緒に解決法を考える時もあります。

ほかにも、寝る直前の布団のなかや、子どもを保育園に送りにいく直前や、週末の夜などを会話の時間にあてています。

そんなときにポロポロと妻の思いが出てくるんですよね。二人で会話をする時間が少ないからこそ、その瞬間にこぼれ落ちた妻の思いをすくわなきゃって思うんです。

だけど、ぼくが嫌々言うことを聞いていると妻に勘違いさせてしまうことがあります。

たとえば、「子どものほっぺたに出来物(ニキビっぽいなにか)ができてるから、土曜に病院に連れて行ってほしい」と、妻から頼まれたことがありました。

だけど、そんな小さな吹き出物は放っておけばいいんじゃないかなと思って、ぼくは「あぁ、はい」と生返事をしたんです。

すると、ぼくの態度を見た妻はこう言いました。

「今は小さい(吹き出物)だけど、バイ菌が入ってひどくなったら平日に私が病院に連れていかないといけない。最近は忙しくて疲れてるから、そんなことになりたくないの」

きちんと、事情を話してくれたんです。

時刻は7時25分。小学四年生の双子が家を出る前に「ハンカチがない!あ!歯磨きもしてない!あー!!」と騒ぎたて、年長さんの三男が着替えを嫌がっている最中に。

ぼくらの時間は「限られた瞬間」にしか存在しない。

それをぼくらはわかっているからこそ、二人の会話を大切にしているんだと思う。

その瞬間の積み重ねが、仕事、プライベート、家事、育児を支える土台になっているなあって思うんです。

と、こんな話をニュースレターでは毎週金曜の夜にメールでお届けしています。

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では、良い週末を!




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