妻が不満を爆発させた時に、ぼくら夫がやった方がいいこととは?
「学童のおやつ代、いつになったら払ってくれるの?」
「家に帰ってきたら郵便受けの手紙、ちゃんとチェックしてって言ったよね?」
そんなことを妻から言われたことはありませんか?
まったく同じセリフをぼくは妻から言われたことがありますし、ぼくに夫婦関係についてご相談してくださる方も同じ経験があります。
同じような内容でなくても、妻からなんらかの不満を言われたことがある男性って多いと思うんですね。
ぼくは以前は、そんなことを言われたらついつい感情的になってしまって、無駄なケンカに発展しまうことがよくあったんですが、最近は減ってきたんです。
今では、「妻が不満を口にする時」というのは、妻との関係を改善する大きなチャンスだなと感じています。
今日はそのことについて、書いてみたいと思います。
「妻の不満噴出」は妻を知る最大のチャンス
あなたはどれだけ、自分の妻のことを知っていますか?
分かっていると思っていても、実際に妻に話を聞いてみたら、全然分かってなかったということが、ぼくはたくさんありました。
自分が思っているよりも、妻がなにを考えているかって、ほとんど分かってないんですよね。
妻は思っていることをいちいち口にしてくれないし、さらに言えば、夫に話しても意味がないと思っていることもあるんですよね。
思っていることを夫に言えば理屈で言い返されて、もう何も言いたくなくなってしまったり。
ぼくも、妻から「あの時、あんなことを言われたくなかった」と言われたことが何回もあります。
言ってくれればまだいい方で、言ってくれないから、知らないうちに妻の不満がどんどん溜まっていくんですよね。
そして、言われないから、ぼくら夫は何をどうすればいいのか、ますます分からなくなってくる。(妻が言いたくない環境をぼくら夫が作ってしまっていると言われれば、それまでですが...)
だからこそ!妻が不満を爆発させてくれる時は、妻のことを知れる一番のチャンスなんです。
はっきり言って、頭にくることもありますよ。
なんで、そんなことを言われなきゃいけないのかと。
そこまで言わなくてもいいじゃないかと。
こっちだって、一生懸命やっているんだよと。
君を傷つけたくてわざとやっているわけじゃないんだよと。
そんなことを思わないわけでもないんですよね。
でも、ある日気がついたんです。
妻が不満を爆発させる時というには、今まで溜まっていた地下のマグマみたいな不満が一気に出てくる時なんですよね。
普段言えない恨みつらみや不満をまとめて聞けるチャンスなんですよね。
妻が普段なにを考えているか分からないからこそ、なにを考えているか察することができないからこそ、これはチャンスなんですよね。
ここで、こっちが感情的に対応してしまったらもったいないなって思ったんです。
せっかく妻が本音をさらけ出してくれているので。
ぼくの知り合いの奥さんの話ですが、その方は普段はグチや不満を言わないのですが、旅行に出かけると一気に不満を爆発させるそうなんですよね。
その方の夫はちょっと亭主関白気味なところあるので、日常生活では不満を言えないのかなと思うんですね。
そして、普段は言いたくても言えない不満を、非日常の旅先では爆発させやすいのかもしれません。
「妻の不満噴出」は夫を理解してもらう最大のチャンス
妻が不満をさらけ出すときというのは、ぼくら夫にとっても自分の気持ちを妻に伝えられる大きなチャンスなんですよね。
もっと言えば、妻のことをどれだけ大切に思っているかを伝えられる大きなチャンスだと思うんです。
妻が(うちの夫はどうせ私のことなんか嫌いなのよ)と勘違いしていることって結構多いんです。
それって、すごくもったいないと思うんですよね。
ぼくら夫が妻のことをどれだけ大切だと思っていても、それを伝えない限りは、相手に伝わらないし、伝えないから相手が正反対の方向に勘違いしていることだってあるんです。
その気持ちをきちんと伝えれば、お互いにどうしていくか、冷静に話し合うことができると思うんです。
ぼくら夫が妻のことをまったく理解していないように、妻も夫のことをまったく理解していないなって思うことがよくあるんです。
どういう気持ちで仕事をしているのか、どういう気持ちで子どもと向き合っているのか、そして、どういう気持ちで妻と向き合っているのか。
ぼくら男は、なかなか自分の気持ちを人に伝えることができないので、余計に妻は夫のことを勘違いしてしまうんですよね。
妻が不満を口にするときは、一方的に言われるがままになってしまいがちですが、いったんすべての感情を放出させ、その気持ちに寄り添ったあとに、ぼくら夫がなにを考えているのかを冷静に伝えるといいなとぼくは思っています。
こちらとしても言い分ってあるじゃないですか?
でも、こっちも感情に流されてしまうと、妻を怒らせてしまうだけなので、いったんはすべての感情に寄り添う必要はあるなとは思うんです。
「察する」ことができなくても、妻との関係は改善できる
ぼくも、ついカッとなってしまって言い返してしまい、あとからすごく嫌な気持ちになったことがあります。
ここで、どれだけ自分を抑えられるかで、妻のことを理解できるかどうか、自分のことを妻に理解してもらえるかが決まってくるなと感じています。
ぼくに夫婦関係改善についてご相談してくださる方とお話ししていても、関係改善が上手な方は、冷静に妻の感情を受け止めたり、自分の意見を無理強いしない傾向があるなと思います。
それって、女性の気持ちを「察する」能力とは別だと思うんです。
「察する」ことって、とても難しいじゃないですか?
ぼくも、呉服販売の経験や、その後の多くの女性との仕事や、妻との関係改善を通して、なんとかちょっとは身についたなと思うんです。
ずいぶん長い間、女性の気持ちを理解できないまま過ごしてきました。
「冷静に妻の気持ちを受け止める力」って、察する能力ではなくて、自分を抑える力なのかなと思うんです。
それならば、意識すればできるようになってくるんじゃないのかなって思うんです。
自分の感情を抑えることが難しいと感じる方もいるかもしれませんが、妻が感情的に不満をぶつけてくる時は、関係改善の大きなチャンスですので、(よし来た!)と思うくらいでいいと思うんですよね。
そう思うことで、自分の気持ちをある程度コントロールできると思うんです。
妻が不満を爆発させた時は、夫婦関係改善のチャンスと思い、妻の気持ちに寄り添い(妻の気持ちを理解し)、自分の気持ちもそっと伝える。
もし、あなたが妻から不満やグチを言われるようなことがあったら、この話を思い出してもらえると嬉しいです。
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