セックスよりも大切なものに気がついた時、妻との関係は劇的に回復した。いかにして”プチ亭主関白”は”愛され夫”へと変わったのか?
これは、ぼくが夫婦関係改善のためのカウンセリングやアドバイスをさせていただいた、岡田さん(お名前は仮名です。岡田さんは小学生のお子さんが二人いらっしゃるパパさんです)の半年前の様子です。
そして、半年間のカウンセリングを終えた、現在の岡田さんご夫婦の様子はこちらです。
妻から嫌悪されていた彼にいったい何が起こったのか?
そして、なぜ、妻との関係は劇的によくなったのか?
今回、岡田さんにインタビューをさせていただき、夫婦関係をどのように改善されていったのかを、詳しくお聞きしました。
セックスレスや、夫婦関係の悪化で悩んでいる方の参考になれば、幸いです。
取り残された孤独感が、夫への信頼を失わせた
ぼくが出会ったばかりの岡田さんは、奥さんから肌が触れ合うことを過剰なほど避けられ、唯一のスキンシップは出勤前の握手だけでした。
「朝出勤するときに、握手をすることにしてます。それ以外のスキンシップはないです。頼んだらしてくれるのかもしれませんが」
握手はさせてもらえていましたが、それ以外の接触はさせてもらえなかったそうです。
「握手も半分頼んだ感じでして、肌が触れるのをすごく嫌がられていて、過剰なほどに避けられます。
また一緒にソファーに座っていても、ありえないくらい不自然なほどの距離をあけて座られます。
そういう距離感が日々、ものすごく傷つくので、なんとかできないか?と妻に伝えたところ、じゃあ、まずは握手からはじめようか、となりました。
握手はじめて2年近く経過します。」
ぼくにご相談いただく前は、岡田さんは「セックスレス解消」にこだわって妻との関係を改善されようとしたそうです。
「アツさんに出会う前までは、セックスレス解消にだけスポットをあてて、僕から妻にいろいろお願いをしてました。
男は女性と違ってセックスがないと生きていけないんだ、とか、セックスがあれば、いまよりも充実した生活を送ることができるんだ、とか、セックスがない夫婦生活は地獄のようだ、とか。
だから、セックスに付き合ってほしいといった会話を、2~3回したと思います。」
ですが、奥さんの反応がよくなることはありませんでした。
「妻の反応は『まあ、そういう気持ちになれたときであればできるけど、いまはまだちょっとそういう気分ではないから。』という冷たい反応でした。
『セックスのことばかりにスポットライトをあてて話をされても、正直うんざりする』といったことも言われました」
妻との関係が悪くなった原因は、お子さんが生まれたばかりの岡田さんの行動にあったそうです。
「関係悪化の原因は、いわゆる産後クライシスです。
出産直後、妻がすごい大変な時期に、ちょうど僕は独立したてで、大変な時期で、朝早くから夜遅くまで、家計を支えるため、必死に働いてました。
とはいえ、土日はきちんと休んで家族のために時間をあててました。
しかし、妻からすると、朝早くからさっさと仕事にいって、夜遅くに帰ってきて、平日は、妻はご飯もかきこむようにして食べ、子供を風呂に入れる時も泣くので
ストレスの中、さっと体を洗う程度でゆっくりする暇もなく、いつも乳飲み子と二人きりの生活で、一人取り残された感じがしたそうです。
それが僕の信頼度を大きく下げ、「この人はもう信頼できない」と感じ、
一気に好きではなくなったそうです。
僕が子育て中に浮気したとか、DVしたとか、人格が変わってしまったとか、外見が相当変わったとか、そういうことはまったくなくて
妻の子育てに寄り添ってあげられなかったことがセックスレスの要因です」
妻との関係悪化の原因に気がついた岡田さんは、その思いを奥様に伝えます。
「二人目が生まれてからですが、産後クライシスなどの本を多く読み、
という話を妻にしました。
でも妻は、頭では納得はするものの、感情としてはもう好きではないということでした。
セックスについても、
と言ってました。
その後、何度かセックスレスについて話しましたが、セックスの話題自体がもう嫌みたいで、セックスの話に少しでも近づいただけで怒るので、そういう話すらしないようになりました」
いつの間にか、妻にとって夫は性的対象ではなくなっていた
二人目のお子さんが生まれてから、岡田さんは家事や育児を行うようになりましたが、それだけでは夫婦関係は改善されませんでした。
「子供が小さいうちは、僕はそこそこ子育てを手伝っていましたし、家事も手伝ってました。
平日は朝早くから夜遅くまで仕事をしていたんですが、休日は必ず家にいて子供と遊んだり、絵本を読んであげたり、昼寝させるためにだっこしてあやしたり、沐浴させたり、ごはんつくったり、いろいろしてました。
それなりに手伝った感はありましたし、自分でもまあまあいいお父さんしてるなって気はしてましたが、妻にとっては足りなかったんでしょうね」
幼いお子さんの育児に追われ、徐々に岡田さん夫婦の距離は広がっていきます。
「子供が小さいうちは、僕は平日仕事・休日は子育てで、妻は平日も休日も子育てと家事で忙しかったので、夫婦関係についてゆっくり考える余裕もありませんでした。お互い、日々必死に生きていたという状況でした。
その間も夫婦関係は悪くて。たとえば、夜、テーブルに置き手紙がしてあって
など、いろいろな禁止事項が書いてありました。
また、家で妻が僕とすれ違う時、肌が触れ合うのが嫌だったようで、過剰に避けられたりもしました。
たまに僕が仕事が早く終わり、家に帰ってくると、僕が帰宅したとたん、リビングでくつろいでテレビを見ていた妻は、とっさにテレビを消して、自分の部屋に戻って行ってしまったり。
日々、妻は僕のことを避けていたようでした。
こんな感じなので、ふと夜一人で仕事をしていると、悲しくて涙が出てきたり、もう生きているのもしんどいな、と感じるようにもなりました。
しばらくして子供の授乳期も終わり、少しだけ手が離れるようになり余裕が持てるようになりました」
二人目のお子さんが一歳半になった時、岡田さんは妻に久しぶりにアプローチをしました。
「そんなときに、セックスレスになる原因は、女性は授乳している間、ホルモンのバランスでセックスしたくなくなるが、授乳時期が終わったら、またしたくなる。
また、子育て中は夫に興味がわかなくなるし、触れられたくなるものだが、
子育てがある程度落ち着いたら、また元の関係に戻れる。といったようなことをネットで見かけました。
二人目の子育てがある程度落ち着いた一歳半くらいになったときに、妻にアプローチしてみました。
すると
と、完全に拒否をされ、それがもうすごいショックで。自分を全否定された気がしました」
セックスを完全に断られたショックで、岡田さんは妻との関係を改善させるために行動を開始します。
「まずは手始めに夫婦関係を改善させるための本をたくさん読み漁りました。20~30冊くらいは読んだと思います。ネットでも夫婦関係改善のための情報を仕入れました。
知識を得る中で、産後クライシスの要因は、家事や育児を手伝わなかっただけではなく、『おつかれさま』といったねぎらいや、日々の子育てや家事に対する『ありがとう』という感謝の言葉をかけなかったことにあるということもわかってきました。
確かに、僕は(毎日大変だな、とか、よくがんばっているな)と日々思っていましたが、そういった言葉を妻にかけたことは一切ありませんでした。
それを知った時には、『取り返しのつかないことをしてしまった...』『あのときに戻って妻に声がけしてやりたい』という後悔を強く感じ、妻にもその気持ちを伝えたのですが
妻としてはもう終わったことですし、僕への気持ちはもう離れてしまっているので、(いまさらそんなこと言われても...)という感情だったようです。
僕らは付き合いたてのころから、亭主関白とはいかないまでも、妻に感謝の言葉を伝えるような関係性ではなかったので、どうしてよいのか、わからない状況でした。
僕は口下手で女性を口説いたこともなく、妻と付き合ったのも妻からのアプローチからなので、どう妻に声がけしてよいのかわかりませんし、そもそも恥ずかしくてどうしたらよいものかと感じてました」
妻との関係改善のために、まず岡田さんは家事を手伝うことにしましたが、大きな変化は得られなかったようです。
「とはいえこのままではいけないので、妻と話をして家事を手伝うことにしました。
平日と土日ともに家事はほとんど妻にまかせっきりだったので、土日の風呂掃除とトイレ掃除、朝昼晩、それから平日の子供たちの朝ごはんの準備も僕がすることにしました。
家事を手伝うことで、妻は少しだけ柔らかくなったと思います。しかし僕を避けるのは相変わらずです。
このときの僕は、夫婦関係が悪くなったのは、僕が妻の育児中に仕事ばかりで、妻へ声がけしたり、平日に育児を手伝わなかったことが原因だと理解する一方で、妻にも原因があると感じていました。
妻は育児で大変だったときに、僕に助けを求めなかったし、家事や育児に協力してほしいということも求めませんでした。
妻が求めていて僕が助けなかったとすれば、僕が一方的に悪いと思うのですが、協力してほしいと口に出して求めなければ、どれだけ大変なのかわからないわけなので、僕に助けを求めなかった妻にも原因があるんだと感じてました。
おまけに僕はそのとき、独立したてで、大変な時期だったので、仕事を軌道に乗せて、収入を得るのにいっぱいいっぱいでしたので、僕は仕事を一生懸命がんばる一方で、妻は家庭をしっかり守るという、よい役割分担ができていたとも思ってました。
一人目の育児中は孤独感を感じていたものの、二人目の育児は僕のサポートする姿勢が感じ取れたので、とくに僕に対して悪い印象はないとのことだったので、
いまだに一人目の育児の時の悪い記憶が残り続けているのは、妻のほうにも問題があるとも感じてました」
夫婦関係が改善されないのは、自分だけの責任ではなく、妻にも責任がある。そう思った岡田さんは、関係改善のアドバイスを求めて、夫婦関係専門のカウンセラーさんを訪ねます。
「2年半くらいの間に3名のカウンセラーさんにカウンセリングを受けました。一人ずつだったり、夫婦一緒だったり。合計で20回かそれ以上は通ったように思います。
妻も僕も気持ちの整理ができて、劇的に効果があったこともあり、体の距離感も以前よりはぐっと近づいたように思います。
勇気を出して、僕も妻へのねぎらいや感謝を少しずつ口に出して伝えることをはじめることもできるようになりました。
関係がよくなったあたりに、僕のセックスに対する思いを妻に伝えました。
すると、妻はちょっと怒り気味にかなりの拒否反応を示しまして。おそらく僕の伝え方が悪かったのだと思います。
『独りよがりの自分だけの欲求を解決したいんじゃないのか?』と思われたかもしれません」
カウンセリングに2年半通っても、妻とのセックスレスを解消できない岡田さんはさらに悩みます。
「拒否された僕は、『これだけ家事を手伝っているのになんでなんだ』とか、
『それなりの金銭を生活費として渡しているのに、なんでなんだ』とか、口に出してしまいました。
確かにそのときは、家事を手伝ってやってあげているという感覚だったと思います。
『妻は専業主婦なのに、平日の朝の用意だけでなく、土日も相当夫が家事に協力するなんて、どれだけ恵まれた妻なんだ。お金も不自由ないくらいに渡しているんだし』
とすら思っていました。
その後、また関係が悪くなりましたが、今度は、LINEで平日は毎日、ねぎらいだったり、感謝だったり、かわいいねという誉め言葉などを伝えてみました。それによって、夫婦関係は少しずつ改善してきたと思います。
でも、妻が僕を避けるしぐさに僕が反応してしまい夫婦喧嘩に発展し、関係が悪くなったり、よくなったりの小康状態が続きます」
”女性へのいたわり”という概念との出会いが夫を変えた
妻との関係改善のための「具体的な行動」を求めて、岡田さんは本気で動き出しました。
「カウンセリングを受け始めてから2年半ほぼ経過していたので、もういい加減しっかりと自分を変えるつもりで取り組んでいかないと、一生妻とセックスすることなく、関係が悪いまま終わってしまうと思い
いろいろ夫婦関係改善方法について、またネットで検索してみました。
カウンセラーさんもよかったのですが、抽象的なお話が多かったり、具体的になにをしたらよいのかといった手法を教えてもらえることがなかったので、具体的に普段なにをしていけばよいのかいろいろ探してました。
そこで出会ったのがアツさんです」
このタイミングで、岡田さんはぼくの記事をすべて読まれ、ぼくのカウンセリングサークルに申し込みをされました。これでダメなら、もう諦めようという気持ちだったようです。
「アツさんの公開されている記事のすべてが、僕にとっては目から鱗でした。実際にセックスレス解消されている方のアドバイスだったら、関係改善できるのでは!と思い、早速アツさんのカウンセリングを受けてみることにしました。
もしアツさんにお願いしてダメだったら、もう何をどうやっても無理なんだろうな。そのときには妻との関係改善していくのはあきらめよう。
でも、無理だとあきらめるまでは、半年や1年かかるかもしれないけど、自分を本当に変えるつもりで、後悔のないように全力を出し切ろう!という気持ちでいました。
アツさんとやりとりしてみると、毎回毎回、本当に本当に、ためになることばかりで。
これまでは本を読んだりネットで調べたり、カウンセラーさんにお願いしても、頭ではわかるんだけど、
心の奥底にまでは響いてないような気がしていたのですが、アツさんの場合は、毎回心に響き渡りまくる内容で。
『妻にどうやって声がけしたらよいか、こういう反応をされたときには、どう返せばよいか』
などといった具体的な行動方法を教えてもらいました。
アツさんの実体験も踏まえてのことなので、とても親近感がわくというか、すっと自分の中に入り込むので、何事も実行しやすかったと思います」
岡田さんは女性への声かけが慣れていないとのことでしたので、具体的な声かけの方法について、Skypeでもお伝えさせていただき、一緒に練習もしました。
「僕が悩んだりしても、この世で唯一の味方なのでは?と思えるほど、本当に親身になっていろいろアドバイスをくださって。毎回毎回、メールの文章に心を打たれ、勇気づけられ、慰められもしました。
正直、アツさんに出会う前までは、なんだかんだいって、頭では妻をねぎらわなきゃと思っていても、自分にはそんなの難しいとか、そもそも夫婦関係が悪くなったのは、妻にも原因があるから、妻も変わっていく必要があるんだ、と頭の片隅にそういう考えが残ってたように思います。
しかし、アツさんのカウンセリングを受けていくうちに、女性をいたわる気持ち、思いやらなければならない存在であること、妻をいかに楽にさせてストレスをなくしてあげなければならないといった
女性上位の気持ちというんでしょうか、レディーファーストの精神というか、そういった考えに自然になってきました。
アツさんに会うまでは、感謝の気持ちやねぎらいの言葉を伝えるときには、ぎこちなかったりしましたし、そういう声がけもセックスレス解消のための1つの手段としか考えてなかった側面もありましたが、
アツさんに出会ってからは、自分の心底から、自然な気持ちとして、妻に感謝やねぎらいの言葉が自然に出てくるようになりました」
妻をケアすることが自然にできるようになった岡田さんは、「妻が困っていること」に自然に気がつくようになってきました。
「アツさんからは妻を家事や育児から解放させてあげないといけない、というアドバイスを受け、妻は専業主婦なのですが、それでも大変な家事を少しでも解放してあげようと思い、
お掃除ロボットのルンバを導入し、掃除の負担軽減させてあげることにしました。
そうしたら、妻は相当喜びまして、『かなり負担が減ったから本当にありがとう!』と感謝してくれました。
あと、子供の習い事の送迎が負担になっているということだったので、送るのはもう子供一人で行かせることにして、お迎えは僕が毎回行くことにしてました。このこともとても喜んで感謝してくれました」
ぼくとのやりとりをさせていただく中で、岡田さんは、妻をいたわる言葉や、感謝の言葉が自然と口から出るようになってきました。
「妻が疲れたような顔をしているときは、「大丈夫?疲れてない?」と声がけしてみたり、妻が負担に感じている、子供の通院のつきそいをしたときには、「今日も大変だったのにありがとね。病院混んでなかった?」と声をかけたりしてました。
これもすべてアツさんのアドバイスそのままで、しかもアツさんとのやりとりのおかげで、自分から自然に素直な気持ちとして出てきた言葉です。
アツさんに出会う前までは、妻とはなんか、うまくいったりいかなかったりしていたように思いますが、出会ってからは、妻が喜んだり感謝してくれることが多くなったように思います」
妻へのいたわりを自然にできるようになった岡田さんは、次に、世帯経営ノートを使った夫婦会議を行います。
「あと重要だったのが、アツさんに紹介していただいた世帯経営ノートです。
このノートに沿って、二人であれこれ話していく中で、お互い誤解していた部分を認識できたり、結婚して10年以上経つのに、いまだに知らなかったお互いの性格や考え方を知れたりして。
この世帯経営ノートで、だいぶ夫婦間のわだかまりがほぐれ、お互いをきちんと理解していくことができたと思います。
議題ごとに毎回、結果をアツさんに報告して、アツさんからたくさんのアドバイスをもらったことも大きかったです」
世帯経営ノートは、ぼく自身も使ったことがあり、「話し合いができる状態の夫婦」であれば、とっても有効だと思います。(PRでもなんでもなく普通におすすめです)
岡田さんの場合、妻へのケアを実践する中で、話し合いができる関係性を作ることができました。
セックスよりも重要なものの存在に気がついた時、セックスレスは解消できた
心からの妻へのいたわりや、感謝の言葉を習慣化することができ、世帯経営ノートを使ってお互いを理解することができるようになったお二人は、ついに体のつながりを自然に取り戻すことができました。
「アツさんのアドバイスをもらってから、自分でだいぶ変わったな。と思いましたが、まだまだやり切れてない部分もあるとも認識してました。
ただ、180度性格を変えるのも難しいし、この後どうしたらいいかな、もっともっと声がけしてあげないとな、と思っていました。
それでも、口下手で女性を口説いたことがなく、妻にそれまで感謝の言葉を伝えたことはほとんどなかったような僕が、いままでからは想像もつかないくらいに、妻を思いやる言葉を伝えることができて、
おそらく妻は、そういう僕の大きな変化に気づいていたんだと思います。それで妻の心が解きほぐれ、セックスレス解消に至ったのではないかと考えています」
自身の欲望ではなく、妻へのいたわりに集中した岡田さんにとって、妻へのケアは「当たり前」のものへと変わりました。
「妻をいたわるマインドを持った僕は、常日頃から、妻の状況を観察し、もし元気がなかったら、元気づけるというよりは、元気がない理由を聞いてあげようとか、
何かちょっとしたことでも家事を手伝ってあげたり、日々の負担を少しでも軽くしてあげたりできています。
妻に感謝したり、ねぎらいの言葉をかけてあげないと、ちょっと自分で気持ち悪くなるくらいに、当たり前のことになってます。
いつしか、セックスレス解消のことは重要ではなくなり、妻をいたわることが最優先になってました。
そういうマインドになった僕の行動が、それまでのセックスレスを解消したいためだけの声がけと違ってきたのだと、妻は察したんだと思います。
『お、こいつだいぶ変わったな。そろそろ許してやってもいいかな』と。
もう、アツさんは神です。すごすぎます。妻との関係改善の行動方法が無限に出てきます。感謝感謝です。いくら感謝してもしきれません。
妻とセックスレス解消できてまだ日は浅いですが、毎日が楽しくて仕方ありません。妻もいつもいつもご機嫌で、妻の方からハグとキスを求めてくれます。
セックスレス解消できてからは、週に1回程度、セックスできていますし、寝る前に顔を合わせるタイミングがあえば、ハグとキスができています。二人の距離感としては、常に肌が触れるか触れないかぐらい、付き合いたての恋人のようなかなり近い距離になりました。
僕が早めに仕事から帰宅したときに、妻がそそくさと自分の部屋に戻ってしまう頃とは大違いです。
本当に本当にありがとうございます!
また元通りの自分に戻ってしまったら嫌なので、自分をメンテナンスしてもらうために、まだまだアツさんにはお世話になろうと思っています」
最も重要だったのは”女性をいたわる気持ち”だった
ぼくとのやりとり、そして、ご自身の夫婦関係改善の行動の中から、岡田さんは、「女性をいたわる気持ち」が最も大事であったと気がつかれました。
「いろいろ夫婦関係改善のチャレンジをしてみて思ったのは、やっぱり女性をいたわる気持ちが大事だなということです。
本当にそういう気持ちになれたら、行動は自然に変わってきます。そして、妻の気持ちも変わってくると思います。
日本はセックスの回数が欧米よりもはるかに少ないそうですが、おそらく、日本にレディーファーストというか、女性をいたわる精神がないことが一つの原因だと思います。
映画などでよく見るように、女性をそっとエスコートしたり、女性のためにドアを開けてあげたり、そういうレディーファーストの精神があれば、セックスレスにはならないんじゃないかなと思います。
ちょっと前に公園に出かけたときに、外国のご夫婦も子供を連れて来てましたが、子供を遊ばせている間、その夫は、ずっと妻の肩に手を回したりしてラブラブでした。
日本人でもそういう光景がこれからたくさん見られるといいな、と思います。
結婚してから価値観が変わってくることもあると思いますが、一度お互い惚れ込んだ間柄なわけですから、どちらかの努力で、また仲良い関係に戻れると思います。
僕もそう思って頑張ってきましたし、実際、そうなりました。
あきらめずに、アツさんの言うことをしっかりと聞いて、実行することだ、と思います。
少しでも多くの夫婦が仲良く、普通にセックスできるぐらいの間柄になれることを願ってます」
妻をいたわる気持ちを自然に持てるようになることで、関係性は大きく変わる
岡田さんとは、半年間みっちりと、やりとりを続けさせていただきました。
最初は、「もう、子どもは大きくなっているので、大変な時期は過ぎている」とおっしゃっていましたが、
妻との話し合いや、妻へのケアの精神を持つことで、「妻が何に困っているのか?」に敏感になられた印象があります。
ご本人がおっしゃっているように、夫婦関係悪化の原因を相手(妻)にも求める態度から、自分が変わることで相手を変えていくスタンスに変わっていきました。
ぼくが伝えたことを素直に行動されたり、分からないことは分からないとおっしゃってくださって、きちんと頭と心で理解されようとする熱意が伝わってきました。
この感情が自然と芽生えた岡田さんは、きっとこれからも妻へのケアを怠らずに、素敵な関係性を継続されていくのだと思います。
いつまでもお幸せな結婚生活が続きますように、心から応援しています。
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夫婦関係に関するポッドキャストを毎週月曜と木曜の朝5時に配信しています。ご夫婦で聴いていただけると嬉しいです。
夫婦関係に悩む方向けにアドバイスやコーチングをしています。友人とカウンセラーの間のような存在です。あなたの夫婦関係が落ち着くまで、ぼくが寄り添います。
男性女性問わず対応しています。ちょっとだけ話を聞いて欲しいというライトなご相談でもだいじょうぶです。
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