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あなたの知らない「妻の7つの不満」、そして不満を抱く妻の本音とは?

突然、不機嫌になる妻。

なにがあったのか、なにを思っているのか、その表情から読み解くことはできないけれど、なにかしら大きな不満を抱いていることは間違いない。

だけど、仕事に子育てに家事と、忙しい毎日を送っていると、その真意を探る時間も、妻が不満をきちんと話してくれる時間もない。

そして、気がつけば、ぼくらの間にはいたたまれない不協和音が満ちあふれている。

そんな状況を放置しておくと、いつしか心も体も、ぼくらは離れていってしまう。

今回、ぼくは幸いなことに、何人もの女性からいくつもの「夫に対する不満」を教えていただくことができました。

妻がなかなか夫に言わない「知られざる不満」とはなんなのか?

そして、なぜ、妻の不満は生まれるのか?

今日は、そのことについて書いてみたいと思います。

妻の不満①「わたしが言ったことを自分流に解釈して、話が噛み合わなくなる」

これはぼくも思い当たることがあるんですよね。

妻が言いたいことを、こちらが正しく受け取らなくて、自分が思ったように勝手に解釈してしまって、妻が(ん?なんか違くない?)と態度に出すまでは、ぼくは自分の解釈が間違っていることになかなか気づけないんですよね。

たぶんですが、妻の感情を受け取らずに、話の中の論点だけ抜き出してしまうと、そこに「妻の思い」が乗っかっていないので、妻としては夫の意見に「そういうことじゃない!」となるような気がするんです。

話の本当のポイントは、「話の論点」じゃなくて、その論点に対して妻がどう感じているかという妻の感情の方だと思うんです。

詳しくはこちらの記事にまとめました。

妻の不満②「ただ話を聞いてほしいだけなのに聞いてくれない」

これは、ぼくも注意しているのですが、それでもたまにやっちゃうんですよね。

妻としては、(ただ、黙って聞いて欲しい)というだけなのに、ついつい妻の事情も考えずにアドバイスをしてしまって、(なぜ、こうすればいいだけなのにしないんだ!)と思ってしまうことってあります。反省ですね。

それと、本当に(ただ、黙って聞くだけで相槌もしない)っていうのも問題で、本当に「ただ、黙って妻の話を聞く」だけじゃダメなんですよね。

きちんと妻の感情に寄り添いながら、妻の話に共感を示す必要があるんです。

そして、妻の(黙って聞いて欲しい話)って、男性からしてみたら「どうでもいいこと」と思うこともあるんですが、実はその「どうでもいいこと」を話すことが、ものすごく大事だったりします。

妻の不満③「わたしの言ったことをすぐ忘れる」

以前の記事でも書きましたが、ぼくら夫にとって「自分ごと」ではない案件って、ほぼ100%の精度で忘れます。

「自分のことじゃない」と思っているからです。

家事や育児に関することでも、その業務の主担当が妻の場合、「この案件は妻の担当であって、自分ではない」と心のどこかで思っているので、「自分ごと」にならないんですよね。

なので、はじめから担当になったり、途中からその案件に絡んでいって(絡ませていって)、「自分ごと」にする必要があります。

「わたしの言ったことをすぐ忘れる」って、妻にとってはとっても悲しい出来事なんですよね。

どうしても自分ごと化できない場合は、「妻を悲しませている現実」を知ることで行動を変えるのがいいかなって思います。

詳しくはこちらの記事にまとめています。

妻の不満④「夫の口数が少ないのでなにを考えているか分からない」

「なにを考えているか分からない」

「なんで、なにか相談しても『うーん』とか『まぁね』しか言わないの?」

これは、ぼくも言われたことがあります。というか、今回の不満はすべてぼくは思いあたるところがありますね。恥ずかしながら...

自分の感情を相手にきちんと表現することができる男性って、なかなかいないんですよね。表現はできても、相手に伝わるかどうかを意識してなかったりします。

右脳と左脳をつなぐ脳梁(のうりょう)が、一般的には女性の方が太いため、感情と論理を同時に脳で処理することができ、そのため感情表現が女性の方が豊かだと言われています。

なので、多くの夫婦の場合、女性の方が言葉が多く、感情表現も豊富なんだと思うんです。

でも、だからこそ、ぼくら男性は気をつけないといけないと思うんです。

「ぼくら男性は、女性よりも感情表現が少なく設計されている」

「女性は言葉や態度による感情表現を望んでいる」

という事実を知った上で、もっとぼくら男性は行動していかなきゃならないなって思うんです。それを言い訳にせずに。

妻の不満⑤「子供や家に関する相談事をしても、『いいんじゃない、それで?』と適当な返事をされる」

これも、ぼく言っちゃったことありますね。

完全に自分ごと化されてない証拠ですよね。自分の案件だったらもっと真剣に考えますからね。

もしくは、ちょっとは真剣に考えてはいるけれど、(考えている様子が見られなかったこと)が原因ということもありますね。

ぼくら夫がなにを考えていたとしても、それが妻に伝わらないと意味がないんですよね。

言葉や態度にして伝えないと伝わらないですから。

「いいんじゃない、それで?」って、なんだか、部下に対する言葉使いみたいですね。

「いいんじゃない、(君がそう思うなら)それで?」

「思い切ってやってみたら?」

「なにか問題が起こっても、その失敗を糧に君は成長できるだろうしね」

こんなイメージがありますよね。妻に対しての声かけとしては適切ではない匂いがするので、ぼくも気をつけようと思います。

妻の不満⑥「夫がマルチタスクができない」

今って、夫婦で同じ家の中でリモートワークをしている人多いと思うんですね。

そうすると、家事と仕事の境目がなくなってきて、同時に処理する必要が出てくるわけです。

でも、男性は仕事モードになってしまうと、家事が頭から飛んでいってしまって仕事のことしか考えられなくなってしまう。

一方で女性は、今まで通り家事や育児や仕事を、器用にクルクル回すことができるので、女性からみた場合(ちょっと、あんたしっかりしなさいよ)ということになるわけですね。

とってもよく分かります。ぼくもよくあるんですよね。在宅で働いている時に、夕飯の魚を焼いておくと妻に約束したのに、すっかり忘れていたり、洗濯物を取り込むのを忘れていたり、お風呂を沸かすのを忘れていたり...

脳研究者の池谷裕二さんによると、女性は出産後、脳内のシナプスが刈り取られ、物事を効率的に考えられるようになるそうで、そういったことも影響しているのかもですね。

かといって、ぼくら夫が放っておいていい問題でもないので、これも「自分ごと化」することで、乗り切っていくしかないのかなと思っています。

(これはオレの担当だ!)という気持ちを持てるようになると、変わってくると思うんですよね。

妻の不満⑦「夫が自分の両親に対する対応をこちらに丸投げしてくる」

ぼくの妻って、誰かへのプレゼントを選ぶのがすごく上手で、本人も好きみたいなんですよね。そういうものを探すという行為が。

なので、ぼくの両親への誕生日プレゼントとか、母の日や父の日のギフトって、いつの間にか妻が選んで発送しちゃっているんです。

「これでいい?」と聞かれるけど、ぼくが(これはちょっと...)と思うことってまったくないので、本当にセンスがいいんんだと思います。

だけど、ぼくの母へのなにかのお礼の連絡とか、電話とかLINEで確認することも、妻にやってもらえるかと思って油断していると、「それはあなたがやってよ」という話になるんですね。

自分が好きなことだったら、夫の両親に関することでやってくれるけど、自分が好きでも得意でもないことは、(あなたの親のことでしょ?)となるような気がするんです。

ぼくは、妻のお母さんに頼まれて、ネットの自動車保険に加入したり、スマホで写真を撮って証明写真を作ってあげたことがあったんですが、そういう「ネットを使った作業」ってぼくは好きなので、苦にならないんですよね。

なので、妻がこちらの親に関するなにかを過去にやってくれたからといって、なにもかもやってくれるというわけじゃないということを意識することと、「妻はなんでも屋さん」じゃないってことを、きちんと分かっておくことが大事なんだろうなって、思うんです。

妻の不満 番外編「夫の小言が多い」

すみません。語呂がいいので「7つの不満」とタイトルに書いちゃったんですが、もう一つあります。

「使った食器はきちんと片付けて」

「食器を洗う時に洗剤を使いすぎてる」

「キッチンの流しに生ゴミが残っている」

などなど、夫の小言が多いということなのですが、このお話をしてくださった方によりますと、「夫にとって自分ごとである案件は小言が多い」とのことでした。

確かに、ぼくも「食器を洗う時に洗剤を使いすぎてる」と妻に小言を言って「あんた、細かい男だね」と嫌がられたことがあります。

家事の中で、ぼくは食器洗いが一番好きなんですよね。なので「これは自分の担当」という意識が働いているんだと思います。

あともう一つ、夫の小言が多い他の原因として、「その業務の大変さを理解していない」ということもあると思うんです。

自分が慣れていない案件って、その過酷さやどこまで手を抜けばいいのかなど、よく分かってないんですよね。分かってないので粗探しは簡単で口ではいくらでも言えるわけです。

夫にとって「自分ごと化」されている案件は夫に任せて、「自分ごと」でもないのに文句を言ってくる場合は、いったん夫に業務を引き継がせた方がいいかもですね。

ぼくら夫としては、「ついつい言いたくなる小言は、ぼくらが思っているより妻から煙たがられている」という事実を知った上で、口を慎むようにした方がいいと思うんですよね。

なぜ、妻は不満を感じるのか?

では、なぜ妻は不満を感じるのかですが、「夫から大切にされていないと感じる」からじゃないかなって思うんです。

「わたしのことを大切にしていない」

「あなたの中のわたしの優先度が低いと感じる」

「あなたにとって、わたしってなんなの?」

ぼくら夫が本当に妻を大切に感じているとしても、それが「言葉や態度」に現れていないと、妻には伝わらないんですよね。

ぼくら男性は「妻の心に響くように」言葉を選んだり、態度を変えることで、もっと妻に「大切に思われている実感」を感じさせることができると思うんです。

本当は妻のことを大切な存在だと思っているのに、それが伝わらないがために二人の間に距離が生まれてしまうって、もったいないですもんね。

「うちの妻はなんで怒っているんだ?」と悩んでいる方の参考になれば、幸いです。

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