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幸せ夫婦がやっている「妻が忘年会から帰ってきたら『絶対』言うべき言葉」とは?

忘年会シーズンですね。あなたの奥さんは忘年会に行く予定がありますか?

うちの妻は三回行く予定です。職場、ママ友、地元の友だちとですね。ぼくが把握してないだけでまだあるかもですが。

妻との関係をいい感じにしておきたいなら、「妻の忘年会」は絶好のチャンスです。

ここでガッチリ決めておけば、年末年始は(うちの夫と結婚してよかったわ〜)と思われること間違いなしです。「あんたの実家なんか行きたくないわ」と揉めることだって絶対に起こりません。

では、具体的にどうすればいいのか?

それは飲み会帰りの妻への声かけです。

あなたの妻は感謝と罪悪感を抱えている。

飲み会から帰ってくる妻はあなたへの「感謝」と「罪悪感」を抱いています。

子どもたちの夕飯を作ってくれて、食器洗いもしてくれて、宿題のチェックもしてくれて、お風呂にも入れてくれて、浴槽も洗ってくれて、洗濯もしてくれて、明日の朝6時の炊飯予約もしてくれて、あー!もうめっちゃ助かる!忘年会楽しかったー!久しぶりの居酒屋最高!

と感謝でいっぱいなのですが、一方でこんな罪悪感も抱いています。

いつもだったら私の仕事なのにあの人に任せちゃって悪かったなあ。仕事が忙しい時期だろうに大丈夫だったかな?慣れないことやって困ってないかな?母親なのに飲みになんて行ってなんだから申し訳ないな……。

忘年会に行けて楽しい気持ちもありつつ、母や妻としての罪悪感もつきまといます。男女平等なんて言いますが、実際には女性の家庭内タスクが多い夫婦の方が多いですから「仕事を休んだ」ような罪悪感は生まれるんです。

飲み会から帰ってきた妻は「ありがとうね!(家のことは)大丈夫だった?」とあなたに聞くはずです。

ぼくは毎回聞かれますが、以前はこんな返しをして妻を怒らせていました。

「いや、マジで大変だった。全然あの子ら寝なくて、言うこと聞かなくてさ」

どれだけ大変だったかを妻に語ったのですが、どんどん妻の表情がくもっていくんですね。ただ「何が起こったか」と聞かれたので正直に話しただけなのですが、「もういい!」とふてくされてしまいました。

今ならわかるんですが、妻が求めていたのは「何が起こったか」という状況報告じゃなかったんですよね。妻が抱いている罪悪感を消してくれる言葉だったんです。

妻から「今日はありがとうね。大丈夫だった?」と聞かれたらなんと答えるべきか?

それは、「大丈夫だったよ。楽しかった?」。

ただ、それだけでいいんです。

どれだけ子どもたちが喧嘩しようが(次男と同じゲームで遊びたい三男が相手されない腹いせに次男をグーパンして、止めに入ったぼくが「パパ、嫌い!」と言われ、それを見た長男が喧嘩を止めようとしてさらに三兄弟の喧嘩がヒートアップしようが、もしくは長男が宿題をしている横で三男がYouTubeを見初めて集中できない長男がイライラして三男に当たって、それを見た次男が止めに入るけど三男にグーパンされて、それを止めに入ったぼくもグーパンされて三男を説教して大泣きされて)。

どれだけ夕飯が進まなかろうが(ご飯の時はテレビ見ないと言っているのに三男が見たいと駄々をこね、それをとがめた長男に三男が怒り、次男が長男をなじって長男が泣き出そうが)。

どれだけ風呂に入るのを嫌がろうが(バスボムで子どもを釣ろうとしても興味ないキャラクターだから全然言うこと聞かなくて、なんとか全員裸にして風呂に入れて三男の体を洗っていると次男がぼくの尻をペシペシ叩くので怒り、風呂場の兄弟喧嘩をいさめていると全然ゆっくりできなくて、風呂から上がった子どもたちがパンツも履かずにリンビグを飛び回り、ろくに体も拭かないうちに裸の鬼ごっこが始まったり)。

どれだけ寝かしつけに苦労しようが(パパと寝たい三男とくっついていると寂しがりやの長男が泣き出し、左手で三男の頭を撫でながら右手で長男の手を握っていると、素直になれない次男が長男を蹴飛ばして喧嘩が始まったり)。

妻のいない間になにが起こったとしても、子どもたちが寝たらメチャクチャになったリビングと風呂場を片付け、手をつけられなかったキッチンの洗い物を終わらせ、妻が帰ってきたらこう言えばいいんです。

「大丈夫だったよ。楽しかった?」

たったそれだけで、あなたの妻はあなたに惚れ直します。

グチを出すか?ねぎらいを出すか?

もちろん大変なことは大変ですよね。ぼくだってしんどい時はあります。うちは元気すぎる男の子が3人もいるのでめっちゃ疲れます。

この時に大切なことは、「グチを出すのか、ねぎらいを出すのか」の二択があることです。

Xですみれ子さんがこんなコメントをくれました。

「あー、俺めっちゃ大変だった」というのは素直な感想だと思うんです。そう感じることは悪くないんですが、重要なのはそのあとです。

「これ、あいつは毎日一人でやってんのか……」と相手の行動を想像するんです。

(一日だけだったらなんとかこなせるけど、毎日ってしんどくないか。自分の時間全然ないじゃん)と。

すると、(これはありがたいな)と感謝の気持ちが湧いてくるので「マジで大変だった」とは言わなくなるはずです。大丈夫じゃなかったとしても「大丈夫だよ」と言えるはず。

その上で「いつもありがとう」まで言えれば完璧ですが、ぼくもそこまではたどり着いてません。とりあえずは「グチを出さず」に「ねぎらいを出す」を意識するのがおすすめです。

つい妻からの感謝の言葉を求めてしまうかもですが、感謝されるには妻の罪悪感を消し去る必要があるんです。

ふりふりさんがコメントくださったように、「妻の罪悪感を消す」ことで夫に対する安心感が生まれ、そこで初めて本物の感謝が生まれます。

家に帰ってすぐ妻が口にする「ありがとう」は本音の感謝じゃなくて、夫の様子をうかがうためのジャブなんです。

それを本心と勘違いして妻に安心感を抱きグチをこぼすとえらい目にあいますからね。ぼくも何度か経験があります。

飲み会が増える忘年会シーズンは、ちょっと関係性が悪い夫婦が夫婦仲を改善できる絶好のチャンスです。

どれだけ大変だったとしても、まずは妻の罪悪感を消し、妻に安心感を与える。そうすれば、あなたの妻はあなたの声にも耳を傾けてくれるようになります。

「大丈夫だったよ。楽しかった?」

この言葉をぜひ使ってみてください。

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12/18に東中野でイベントをやります!ぜひ、遊びにきてください🙏

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