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妻の“本音”が引き出せない…子育て中でも夫婦の絆が深まる3つの会話術

もっと、心の通いあった会話を妻としたい!

そう思ったことはないでしょうか?

仕事と育児に日々追われ、妻とゆっくり会話をする時間がない。

時間を見つけて会話をしても事務連絡ばかり……。

(この人はなにを考えているんだろう?)

そんな思いが溢れてくる日もありますよね。

僕も7年ほど前まではそんな生活でした。

なぜ、妻と心の通いあった深い話ができないのか?

どうすればできるのか?

悩みにハマると抜け出せないように感じるけど、答えは意外とシンプルです。

なぜ、妻と心の通いあった会話ができないのか?

なかなか忙しい日々の中、特に子育てをしていると、夫婦間でじっくりと深い話をする時間が持てなく なりますよね。うちもまさにそうでした。

上の子たちが生まれてから3年くらいは、本当に深い話ができなくて、

「妻はいったい何を考えてるんだろう…?」

と思うことがたくさんあったんですよね。きっと、お互いにそう思っていた部分があったと思います。

そういったコミュニケーションが取れない状態が、僕たちの関係性を悪化させていたんだろうなあ……。

今回は、僕のケースや他の方から聞いたお話のエッセンスを抜き出しながら、どうやったら妻と深い話ができるのか について書きますね。

これができるようになると、本当に夫婦間の絆が強くなるんですよね。

ここでいう 「心の通い合った深い話」 の例を挙げると、例えば…

  • 今抱えている悩み(育児の悩みやキャリアの悩みなど)

  • 誰にも話せないような個人的な悩みを打ち明けられる

  • 「今日こんなことがあったんだよね」といった些細な話を、気軽に笑いながらできる

こういった会話を一旦、「心の通い合った会話」 と定義しますね。

これができるようになるために は、まず「なぜ今はできていないのか?」という原因を探ることが大事なんですよね。

多くの方は、いきなり 「コミュニケーションを改善しよう!」 として、共感や傾聴を頑張ろうとするけれど、そもそもの原因 が分かっていないと対処しにくいんです。

いきなり対処療法的にテクニック飛びつかないほうがいいんですよ。

では、なぜ「心の通い合った深い話」ができていないのか深掘ってみましょう。

心身ともに疲れ果てて話どころじゃない

1つ目 は、妻が心身ともに疲れていて、もう話どころじゃない というケース。

これは本当に多いです。特に産後すぐですよね。

たとえば、0歳、1歳、2歳、3歳くらいの子育て期間など。人によっては仕事も同時にこなしているかもしれません。

すごい疲れてると、家事があって育児があって仕事があって、なんなら夫のケアもあるかもしれない。

そうなると、全然話をする余裕なんかどこにもなかったりするんですよね。ぼくらもこれ多分あったと思うんですよ、子どもが0歳、1歳、2歳ぐらい、上の子が3歳もそうかもしれないです。

すごく妻が疲れてて、特に0歳1歳のときはね、もう疲れ果てて失神したこともあったぐらいで、話せるどころじゃなかったです。

まずは体と心を休めることっていうのが第一優先になってくるんですよね。

キャリア構築に焦る妻

二つ目は「キャリア構築に焦っている」っていうパターンが意外にあります。

僕ら男性があまり気が付かないところなんですけど、子ども産んで産休・育休取って復帰すると、復帰が1年後だったりしますよね。

大体、置いてかれるんですよ。男性も今、結構男性育休取る人多いので実感する人多いと思うんですが、なんだかんだ言って育休1年間とか取って、また現場に復帰すると、後輩が出世してたりだとか、評価下がったりとかっていうことがありますよね。

ぼくが取ったときは、もう6年ぐらい前なんで、評価下がったりとかっていうのは普通にあったんですけど、今は良くなってるかもしれませんけど、そうは言っても1年間のブランクがあるってのは確かな事実なわけで。

そこを、なんとか頑張っていこうって思う女性、本当に多いんですよ。特に産休取って育休取って帰ってこない(帰って来れない)って現場もあったりするわけで。

こないだ愛妻の日のパネルディスカッションに出てくださったジョージさんの奥さんはまさにそうでした。産休取って帰ってきた女性がいないので、自分がその道筋を作りたいと。そのために仕事を頑張っていたっておっしゃってましたね。

こういったことって、なかなか夫に言わなかったりするんですよね。言ってもわかんないだろうなって思ったり、ちょっと一言でも夫が「そんなことないでしょ」とか「頑張ればいいだけじゃん」とかって言ってしまうと、もう「わかってくれない」っていうふうになって、心を閉ざしちゃう。

自分が同じ立場にならないと、なかなか分からないことって多いし、そこに思いを寄せていくっていうことが必要なんだけど、自分のことで手一杯だったりもするんですよね。

育休を取ってる男性も同じだったりするんで、その後自分のキャリア構築どうしようって焦る人もいると思います。なかなか妻のキャリア構築まで考えが及ばないっていうケースが本当に多いなと。

他でしゃべって満足している妻

三つ目は、「他で話していて満足してる」っていうケース。これも男性はわかりにくいところだと思うんですけど、女性ってお喋りする人多いんですよね。

コミュニケーション取る人が多くて、LINEを毎日やってたりするじゃないですか。ぼくなんてLINEを友達とやるのって月に1回か2回しかないんですよ。

だけど女性はなぜか毎日誰かとLINEしてるんですよね。それも同じ人じゃなくて、保育園のママ友、近所のママ友、あとは同僚とか、昔の友達とかとも。

いくつもグループが存在して、やりとりしてるんですよね。そんだけ話してれば、すっきりするんですよ。悩みとかがあったとしても、話す内容にもよると思うけど、話せる範囲で話してるんで、すっきりしてて、わざわざ夫と話すことはないな、みたいなふうに落ち着いちゃってるっていうケースがある。

これを踏まえて、どうすればぼくら夫は妻と深い話ができるのかっていうとこなんですけど……。

妻が(夫と話したい)と思う環境を作る

まず 何よりも話したいと思う環境を作るっていうのが、一番大事です。

具体的には三つありまして。

まず一つは、心身のストレスを軽減する。


特に心の面ですね。

多くの人は「家事育児が負担なんだな? じゃあ俺がやるからさ(僕もよく言ってます)」っていうふうになるんだけど、そうじゃないんだと。

何が妻にとってストレスのボトルネックになっているのか、その重心を突く必要があるんです。

  • 夫が理解してくれないことなのか

  • 家事・育児の負担バランスを夫に遠慮して言えないことなのか

  • 家事の課題に対する温度感が、夫と違うことなのか

  • 何を言っても夫が否定してくることなのか

そういう、妻のストレスのボトルネックになっているもの は何か——まずそこを突くのが本当に重要なんです。

それができたら次です。

二つ目は夫としか話せないトピックを作る。

「この人ならわかってくれる」というトピックを増やしていくんです。

例えば育児とか、自分の性格的な悩みだったりとか。

これのポイントは、妻のことを 否定しない ってことです。安心感を作るんです。

「この人だったら試しても大丈夫だな」 っていう安心感を。

それお作れば、誰にも話せない話 を、あなたにだけ話してくれるようになります。

三つ目は、話しやすいタイミングを作る 。

これ、意外と大事で、もしかしたら 「これだけでうまくいく」 って人もいるかもしれないです。

要は、落ち着いて話せる時間 をデザインするってことです。

例えば…

  • 子どもが寝た後の 21時 のタイミング(うちはこれをやってます)

  • 布団の中で眠りにつくまでの 5分間

  • 朝や夜のお散歩(これは、前にパネルディスカッションに出てくださったジョージさんがやられてましたね。Brightureの松井さんもやられてます)

  • 朝のジョギング(コロナ禍の時にうちらはやってました)

  • 夕飯を作りながら話す(今、うちではこれをやってます)

こんな感じで、話しやすいタイミングをデザインする んです。これを意識すると、妻と心の通い合った会話 が自然と生まれやすくなります。

少しでも参考になれば幸いです。

この話は平日毎朝配信のVoicyでも話しているます。ぜひ、あわせて聴いてみてください。


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