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男が家事育児を主体的に行うにはどうすればいいのか?
こんにちは。
男性が奥さんからよく言われるセリフの1つに「家事や育児にもっと主体性を持って欲しい」というものがあります。
ですが、やってる方としてはしっかりやってるつもりなわけで、「主体性を持つって、具体的にどういうことよ?どうすればいいのよ?」と悩んでしまうことが多いですよね。
今日は、「家事育児に主体性を持つ」とはどういうことか?
主体性を持って家事育児を行うにはどうすればいいのかを、夫婦関係に亀裂が入ったけれど、なんとか立て直した経験からお話しようと思います。
「手伝う」感覚では、主体性は持てない
今まで家事や育児をやっていなくて、これからやろうとなった時に、家事や育児を「手伝う」感覚では、絶対に主体性は持てないです。
それに、「手伝っている様子」は妻からは丸わかりなので、余計妻をイライラさせるきっかけになります。
妻から「ちょっとは手伝ってよ」と言われたことがあると思いますが、口では「手伝って」と言ってますが、実はその意味は全然違います。
この言葉の裏には、こう言った感情が隠れています。
「私だけじゃなくて、あなたの家でもあるんだから、あなたも私と同じように家事をしなさいよ。」
「私だけの子じゃなくて、あなたの子でもあるんだから、私と同じように育児しなさいよ。」
いちいち、こんなこと言ってらんないし、言われなくても当たり前のことなので、あなたの奥さんはこんなことを言わないんです。
だから「ちょっと手伝ってよ」という言葉になるのです。
でも、妻の言葉のまま「手伝って」いては、さらに妻のイライラを増やすばかりです。
自分ごととして捉えていないからです。
辛くても続けることで習慣化し、主体性を持てるようになる
初めは、家事や育児を自分ごととして、積極的に行うことはできます。
ですが、これを1年365日24時間続けるのは、本当にしんどいです。
こんなことを妻はいつもやっているのかと、尊敬の念でいっぱいになるはずです。
Twitterで誰かがこんなことを言っていました。
「育児というのは、いつ採算化するか分からない新規事業を10年以上続けることと同じ」
いつ終わるのか?これで合っているのか?正解はなんなのか?
それらが全て分からないまま、前に進むしかなく、時間はどんどん過ぎていき、初めて経験する問題がどんどん起こり、それに対処する時間は圧倒的に足りていない。
辛いことばかりです。
でも、時間で言うと1%の割合くらいで、幸せな瞬間があって、その幸せ指数が振り切れるくらい高いので、なんとか続けることができています。
なので、家事育児って基本的に辛いんです。
辛いものを続けなきゃいけないので、大変で当たり前なんです。
でも、毎日毎日やっていればだんだん慣れてきて、習慣化されます。
続ければ続けるほど、だんだん辛さが和らいでいきます。
習慣化されれば、自分ごととして捉えられるようになり、主体性も持てるようになっていきます。
「自分が担当」という意識を持つ
家事育児を継続していくうちに、習慣化されると、「これは自分が担当」という意識も生まれてきます。
ぼくの場合は、朝ごはん作りは、平日でも休日でもぼくの担当です。
もう一年以上やっているので、空気を吸うように当たり前なので、「やりたくない」と思うことはないです。
むしろ、どんなものを作ろうかと考えています。
時間がない中でパッと作れて、でも子どもたちが食いついてすぐ食べてくれて、なおかつ栄養のあるもの。
そんなことを考えるのは、楽しいというわけではないですが、辛くもないです。
でも、新しい料理を試すときはいつもワクワクしています。
こないだはキューバサンドイッチを作ってみましたが、妻と長男からは好評でしたが、次男からは不評で残されてしまいました・・・
子供が残すということは、「美味しくない」「食べづらい」などの理由があるわけで、どうやってそれを解消しようかと、あれこれ考えるのは楽しいですね。
「自分が担当」という意識を持つと、自然とタスクの改善も考えるようになり、それを繰り返すことで、さらに自分の担当の家事に愛着を感じるようになっていきます。
仕事で言うと、相性のいい部署で何年も働いて、その部署やチームに愛着を覚えるようなイメージです。
辛くて涙が出るほどの当事者意識を持つ
とはいえ、辛いこともあります。
妻が三男の出産のために2週間ほど入院していたのですが、その間、3歳の長男と次男(双子)と3人で暮らしていました。
ぼくの母も手伝いにきてくれましたが、何をお願いしたらいいか分からず、ほとんど全ての家事をやっていました。
その時に、子供たちを叱ってしまうことがあったのですが、叱りたくなくても叱ってしまって、後から自己嫌悪に陥って泣いてしまったんです。
子どもたちをどうやってしつけたらいいのか、感情的になってはいけないんでしょうが、それでもついつい感情的になってしまう時もあります。
こんなことは言いたくないのに、こんな大きな声は出したくないのに、子どもたちのことは大好きなのに・・・
そんな気持ちが溢れ出して、涙が止まらなくなったのです。
その時、妻は「こっち(妻)側にやっときてくれた」と思ったそうです。
おそらく、そのときが、ぼくが家事や育児に当事者意識を持てた瞬間だったと思います。
家事や育児に主体性を持つと、感情が入りすぎて辛い思いをするときもあるんです。
でも、その時に、きっと主体性を持てるようになるんだど思います。
論理的に考えられる男性脳は、家事育児における交渉ごとに向いている
6月までは保育園から自粛要請が出ていたので、リモートワークの親は午前中までしか、子どもを預けられませんでした。
その時に、自分が働きやすいように保育園と預け時間に交渉したのですが、この時に「これは男性の方が向いているな」と思ったのを覚えています。
相手が(この場合、保育園が)どういう根拠で、そのようなことを主張しているのかを理解して、その上でこちらが有利になりつつも、相手が損をしないようにどう交渉をするか?
それを考えながら、保育園と交渉にあたったのですが、仕事上の交渉よりも何度は低いですし、無理なことを向こうも言わないので、思ったほど難しい交渉にはならなかったです。
仕事で多少は交渉ごとをしているなら、家庭内の交渉ごとは男性の方が有利かもしれません。
まだまだ、相手が女性か男性かで対応を変える人もいますしね。(うちの保育園はそんなことないですが)
それに、保育園と交渉をするうちに、ぼくはなぜか率先して保育園へのお迎えに行くようになりました。
三男がちゃんとご飯を食べたり、一日中泣いたりしないように、ぼくがなるべく早くお迎えに行くようにしていたのですが、そうするとどんどん三男の保育園での生活が気になってきちゃって、自ら早めに迎えに行くようになりました。
主体性を持って家事育児をするうちに、妻との間に戦友としての絆が芽生える
主体性を持って家事や育児をする最大のメリットは、妻から戦友として認められるようになることです。
単なるお手伝い感覚では、家事育児というタスクに関して、深い部分での理解ができないのですが、自分が望んでやるようになると、そのタスクについて深く理解できるようになり、見当違いではない(妻から見て)適切な業務改善ができるようになります。
妻の無償労働の大変さが分かることで、妻が本当に助けて欲しい時にさっと自然と助けてあげられるようになります。
そうすることで、ちょっとずつ、二人の間にかつてないほどの絆が生まれるようになります。
恋に落ちて結婚し、子供が生まれ、家事や育児に追われることで、誰もが男女の関係からいったんは離れてしまいます。
ですが、一緒に家事や育児を真剣に取り組むことで、二人の間に初めて生まれるものがあります。
それが絆であり、進化心理学者のヘレン・フィッシャー博士が言う「愛着関係」なのだと思います。
この本は、妻との関係に悩む男性におすすめです。
なぜ人は恋から覚めるのかについて、論理的に学べます。
妻との間に、戦友としての絆が生まれれば、多少のことではうるさく言われません。
だからといって、なにをしてもいいということではなく、お互いを信頼し合っているからこそ、相手を尊重するようになるのです。
家事育児に主体性を持つことで、妻との間に絆が生まれ、お互いに相手を尊重し合うようになるのです。
時間はかかるし根気が必要ですが、ぼくはそこまでやる価値があったなと心から思っています。
===お知らせ===
noteのサークル機能を使って、妻との関係に悩む男性向けにメールカウンセリングを行なっています。
「妻とのセックスレスを解消したい」
「妻に振り向いてもらいたい」
「まだ恋人のように気持ちを通い合わせたい」
そういった悩みを抱えるあなたのお話をぼくが真剣に聞き、真剣なアドバイスをさせていただきます。
ご利用いただいている方からは、
「困った時にいつでも話を聞いてもらえる安心感」
「誰にも言えない悩みを打ち明けることができる」
「話を聞いてもらい、いただいたアドバイスを読んで涙が止まらなかった」
といった感想をいただいています。
なかなか、夫婦関係における男性特有の悩みを話せる相手というのはいません。もしあなたが一人で悩まれているのなら、ぜひぼくにお話を聞かせてください。
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サークルについての詳しい説明は、こちらの記事にまとめています。
産後セックスレス解消奮闘記 第7話
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どうやって、産後セックスレスを解消したのか、その記録を書いています。
夫婦関係に悩まれる方の参考になれれば嬉しいです。
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