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妻との関係を改善できる男、フェニックスマンが持つ3つの特徴とは?

妻に不倫をされたり、嫌悪感を抱かれている場合、夫婦関係の改善はとてつもなく難しい。

ですが、不死鳥のごとく蘇った男性たちもいました。

死の淵から這い出し、妻との関係を再構築するその姿に、ぼくは何度も強いリスペクトを感じました。

彼らはなぜ、絶体絶命と思われるような状況から、関係性を立て直すことができたのか?

なぜ、夫婦関係を改善できる男性と、できない男性がいるのか?

その違いを考え続けてきました。

そして、ある仮説に辿り着きました。

今回は、夫婦関係を改善できる男とできない男の決定的な違いについて、書こうと思います。

ほとんどの男性は関係を改善できない。

妻から性的に拒否される、物理的に距離を取られる、妻が他の男を気にしている。

そんなことが続くと、生きることすら辛くなりますよね。

偶然、妻が浮気をしようとしていることを、メールやLINEの新着通知で知ってしまった話を何人もの方から聞きました。

ネットで改善方法をググり続け、Amazonで答えを教えてくれる本を探しまくり、怪しいネット記事を検索し続け、怪しいカウンセラーに全ての希望をかける。

それでも何も変わらない。

そして、ネットの海に溺れ、絶望の淵に追い込まれた男性たちが、ぼくのところにやってきます。

女性の場合、夫婦関係の悪化具合が初期症状であることが多いのですが、男性からの相談の場合、大きな問題(妻の不倫、別居の申し出など)が起こっている末期症状であることが多いです。

なぜなら、男性は妻の変化を気にかけていなかったり、妻自身が不満を大きな声で発していないため、妻の大きな心理的変化を察知できていないからです。

そのため、妻との関係を改善できたり、改善とまではいかずとも、離婚や別居に至らない状態までリカバリーできるケースはあまり多くはありません。

数ヶ月や数年間かかる場合もあり、多くの場合、最終的には別居や離婚となり、関係の修復はできません。

臨床心理士のカウンセリングを勧めても、妻の頑な心を開くことができず、断念することが多いです。

ですが、中には関係性を改善できる男性もいるのです。

彼らは他の男性と何が違うのか?

よく話を聞いてみると、三つの特徴があることがわかりました。

フェニックスマンは集団戦で挑む

死の淵にある夫婦関係を蘇らせる男たち、仮にフェニックスマン(不死鳥男)と呼びます。

彼らは、決して自分一人でこの問題に向き合いません。

兄弟、同僚、先輩、後輩、友人、あらゆる知り合いに相談し、アドバイスを求めます。

正しくは、アドバイスの授与ではなく、多角的な視点の取り入れと、精神の安定が目的だと思われます。

一人で考え込んでも、自分一人の思考では、問題の背景にある原因まで辿り着けません。ましてや、改善方法なんて手も届きません。

自分はなぜ嫌われたのか?

なぜ強い嫌悪感を抱かれているのか?

なぜ疎まれているのか?

自分を徹底的に客観視し、第三者としての自分を受け入れないと、決して理解することはできません。

自分を客観視した結果、辛い現実を目にすることもあります。

家庭をかえりみなかったこと。妻に冷たい言動を浴びせていたこと。自分勝手に生きていたこと。

同時に、そうせざるを得なかった事実も存在します。

ハードすぎる仕事のストレス、経済的に家庭を支える強いプレッシャー、父親として、夫としての自信の喪失。

この事実が妻に伝わればいいのですが、冷え切ってしまった妻の心に届けることは難しく、言語化すら難しくなります。

多くの男性は言い訳を頭の中でこだませながら、妻から後退りしていきます。

ですが、フェニックスマンは違います。

自分の言動、その背景。

それらを客観的に受け止め、「では、どうするか?」を冷静に考えられるのです。それを可能にするのが、集団戦によって得られる多角的な視点です。

フェニックスマンは焦らない

妻との関係に真剣に向き合うと、色々なことが起こります。

突然の夫の変化に妻は戸惑い、その変化を受け入れられず、逆に距離を取るケースもあります。

カウンセリングを妻に勧め、妻が激しく抵抗することもあります。

「悪いのはあなたなのに、なぜ、私がカウンセリングに行かなければいけないのか!」

本来、夫婦カウンセリングは、通常の会話すらままならない二人が対話ができるようにするためのものなのですが、精神異常者のための治療と誤解している方がたまにいらっしゃり、夫婦で揉めることがあります。

もしくは、カウンセリングの場で、自分にとって都合の悪いこと(不倫など)をオープンにされることを恐れているのかもしれません。

また、妻のメールやLINEで不倫の証拠を偶然目にしてしまった場合(盗み見もあれば、偶然見つけることも)、強い焦燥感に駆られ、パニック状態になる時もあります。

多くの男性は焦燥感に駆られると、妻を激しく非難したり、妻の両親に連絡をしたり、衝動的な行動をしがちです。

ですが、フェニックスマンは違います。

何が起こっているのか。それを冷静に分析し、チーム内(信頼できる相談相手たち)に共有し、アドバイスを求めます。

チームメンバーはそれぞれ自分たちの視点からアドバイスを与えます。

フェニックスマンは、彼らからのアドバイスや情報をもとに、戦場で次の駒をどこに進めるかを決断するように、次の一手を考えます。

それはまさに戦場における軍師です。

判断は決して急いではならず、駒を進め過ぎてもいけません。

急げば誤った判断をすることになり、状況は悪化し、駒を進めすぎると妻からの猛攻撃を喰らいます。

焦りによる判断ミスを防ぐためには、信頼できるチームメンバーとの集団戦、そして、次に挙げるメンタル安定のための施策が重要になってきます。

フェニックスマンはメンタルの安定を重視する

男性は精神が落ち込むと、テストステロン(男性ホルモン)の分泌が低下し、まともな思考ができなくなります。

テストステロンは性欲だけに関わるホルモンではなく、認知力、やる気、集中力にも大きく関わっています。

妻との関係はすぐには変わりません。数ヶ月、時には数年間という長期戦になります。

そこで必要とされるのが、「折れない心」です。

折れない心の源泉となるのが、テストステロンとセロトニンです。

テストステロンはやる気に関わり、セロトニンはポジティブな感情に関わっているからです。

セロトニンが分泌されると脳の諸機能に変化が起こります。その結果、ネガティブな気分が改善します。さらに、共感や直感に関する脳の部位を活性化させて、他者に対する敬愛や尊敬の念、あるいはインスピレーション能力を高めます。

朝5分の呼吸法

フェニックスマンの多くが、筋トレと瞑想を日常生活に取り入れています。

なんでこの二つなんだろうと不思議だったのですが、筋トレがテストステロンを分泌させ、瞑想がセロトニンを分泌させるからだったのです。

セロトニンはリズム性の運動(ウォーキング、スクワット、自転車こぎ)や、朝の日の光を浴びることでも分泌されます。

ぼくも、できる限り、毎朝ランニングと筋トレを行うようにしていますが、雨などでできない日が続くと気持ちが落ち込みやすくなるため、効果があるのだと思います。

妻との関係を改善しようとすると、実に色々なことが起こります。

妻の不倫、婚外恋愛の提案、仮面夫婦の提案、縮まったり広がったり安定しない距離感。

一つ一つの出来事に一喜一憂し、仕事も手につかないほどです。

メンタルの安定を図るフェニックスマンだけが持っているもの。それは、「どちらに転んでも後悔しないマインド」です。

たとえ、夫婦関係が破綻しても後悔しないマインドで日々を生きていれば、生きることは辛くありません。

安定したマインドでいられれば、一つ一つの出来事がドラクエのイベントのようにすら思えてきます。

(お、そうきたか。じゃあこうしてみるかな)

困難な出来事が起こっても、ゲーム感覚で妻との関係改善に望めるのです。

ここまでマインドを変えられた人は、二度と取り乱すことはなく、安定した気持ちで妻と向き合うことができています。

そんな彼らを見ていると、まさに不死鳥のようだなと、いつも刺激を受けています。

別記事では、彼らフェニックスマンのマインドセット(思考パターン)について書きますね。

少しでも参考になれば幸いです。

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