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妻との関係修復において「自分の信念を持つこと」の重要性

パートナーとの関係に悩む男性からのご相談でもっとも多いのが、

妻の気持ちが自分から離れていることをなんとかしたい。
昔のような恋人のような関係に戻りたい。

というものです。

これはとても気持ちがわかるので、真剣に答えさせていただいているんですが、今回はこの悩みを解決させるためのヒントの一つについて書きたいと思います。

今日のお話はラジオ(stand.fm)でも書いていますので、こちらも合わせてどうぞ。

恋愛感情は戻らない

何度か書いてますように、子どもが生まれる前の恋愛関係のような感情はおそらくもう戻ってきません。

これは、もう戻らないと思った方がいいです。

その方が気持ちの整理がつきますから。

恋愛感情というのは、フェニルエチルアミンという神経伝達物質が分泌されそれによりドーパミンが分泌され、さらに性欲に関わるテストステロンが分泌されることで発生する繁殖のサインでしかありません。

そして、これらの神経伝達物質やホルモンの分泌のピークは20代です。

さらに言うと、フェニルエチルアミンは特定の相手に対する効果は3〜4年で切れてしまいます。

出会って3〜4年で恋愛がマンネリ化するのは、これが原因です。

ですので、永遠の愛を誓った夫婦であっても、マンネリ化は避けられないのです。

そして、妻からの恋愛感情が薄れていくことも避けられません。

自分の新しい一面を作る

妻の恋愛感情は薄れていく原因は「妻や母であること」を日常の中で意識してしまったり、家庭内の負担が大きいことも原因です。

このあたりは過去記事で何度か書いていますので、こちらを参考にしていただければと。

ですが、どれだけ家事や育児をやっても、それが男性としての魅力に繋がるかといえば、そこまででもありません。

もちろんこれらは重要なことなので、必ずやったほうがいいのですが、それにプラスして、あることを行う必要があります。

それが自分の新しい一面を作るということです。

セックスセラピストのエステル・ペレルは、パートナー間の気持ちの高ぶりがどのようにしれ生まれるのかに関して、このように言っています。

「ある一定の角度から、その人が輝いている姿を見たときに、人はパートナーにもっとも惹かれる」

つまり、「ずっと同じあなたには飽きてしまったの」ということなんですよね。

子どもが生まれると、子ども中心の生活になりますし、自分のキャリアも家族を優先したものになりがちです。

それが家族にとってはいい選択ではあるのですが、そこに自分自身の成長やチャレンジが含まれていないと、つまらない保守的な男になってしまいます。

男性はただでさえ、年を取るにつれて脳が萎縮して保守的になっていきますので注意が必要です。

ぼくの知り合いの女性は「夫がずっとこっちを見ていて(自分の人生を深掘りしないで)、それが魅力に欠ける」と言っていました。

家族やパートナーのことを大切にすることはもちろん、それだけではなく自分自身の人生も大切にしなくてはならないのです。

信念を持った人生を生きる

ちょっと話がズレるのですが、Amazon プライムのバチェロレッテを妻と見たのですが、そこである重要なポイントにぼくらは気がつきました。

バチェロレッテである福田萌子さん(以下、萌子さんと呼びます)は、自分の信念をしっかり持った女性であり、「自分がどうありたいか?」を大切にしています。

そして、パートナーに対しても同様のことを求めます。

「あなたはどうありたいのか?」
「あなたの人生における信念はなんなのか?」

こんなことを毎話、男性陣は自分の胸に突きつけられていきます。

そして、脱落していく男たちは、必ずと言っていいほど「信念のない」男たちなのです。

これは夫婦関係においても、とっても重要な要素だなと思ってまして、妻と子どものことを考えてない男性はもちろんダメですが、それができているだけでは不十分なんですよね。

そこに「自分はどうありたいのか?」という自分目線の主語がないからです。

自分が、自分の人生の中でやり遂げたいことはなんなのか?

どのような人間になりたいのか?

信念を持って取り組んでいることはなんなのか?

それが、妻から見た夫の魅力になっていくのだと思います。

つまり、経営学者であり「マネジメント」の発明者であるピーター・ドラッカーが言う「君は、なにによって憶えられたいか?」と同じ話なんです。

ドラッカーは学生時代、宗教の教師からこのような問いを受けました。

「何によって憶えられたいかね?」

当時のドラッカー(13歳)は答えられませんでしたが、その教師の先生はこういいました。

「今、答えられると思って聞いたわけではない。でも50になっても答えられなければ、人生を無駄に過ごしたことになるよ」

ドラッカーはのちにこう語っています。

・「なにによって憶えられたいか?」を自問しなければならない。
・問いに対する答えは、成長につれて変わっていかなければならない。
・本当に知られるに値するということは、人を素晴らしい人に変えること

これは、人がどう生きるべきかという普遍的な問いに対する大きなヒントであると同時に、年々保守的になっていくパパにとってはより重要な問いであるなと感じています。

妻との関係を考える際に、妻への執着を一旦捨てて、「自分はどうありたいのか?」「自分の信念はなんなのか?」について、思いをめぐらしてみてもいいかもしれません。

それでは、また!

今日の日記

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