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夫婦関係に関する記事

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夫婦関係改善に関する記事だけをまとめました。
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#育児

当事者意識のない”親戚おじさん現象”はどこからやってくる?

当事者意識のない”親戚おじさん現象”はどこからやってくる?

とっても恥ずかしい話なのですが、妻から「あっちゃん、こないだ親戚のおじさんみたいだったよ」と言われたんです。

なにが起こったのか?

話はゴールデンウィーク最終日にさかのぼります。

その日は朝から子どものアレルギートラブルが起こり、緊急外来で診てもらったりと慌ただしい一日を過ごしていました。

ヘトヘトになった夜、4年生の長男のECCの宿題のチェックをしていたんですが、読めない単語があってベソ

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砂浜に描かれた「夫婦」、寄せては返す「家族」という波。

砂浜に描かれた「夫婦」、寄せては返す「家族」という波。

「ねえ、これで私とパパを撮ってよ」

白く輝く姫路城の前で、妻は9歳の次男にスマホを渡した。

長男と三男がカメラに映り込もうとふざけていたが、ぼくらは家族旅行先でのツーショット写真を数年ぶりに撮ることができた。

その時、こう思ったんです。家族のなかにある「夫婦」という存在に敏感になることが、夫婦の絆を強めるのかもしれないなって。



子育て、家事、仕事、そんな日常生活を慌しく過ごしていると

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ヒントは「ペアレンティングダイブ」?夫が家庭を優先するようになる方法とは?

ヒントは「ペアレンティングダイブ」?夫が家庭を優先するようになる方法とは?

「仕事と家庭を両立したいと願う男性が増えている」

最近、複数の人からそんな話を聞く機会が増えてきました。

夫がみずからワークライフバランスを意識すると妻と助かりますよね。

ぼくも三男が生まれてから本格的にバランスを考えるようになってきました。

でも、まだまだ家庭より仕事を優先する男性が多いのも事実で、共働きであって男女間の家庭内労働バランスは妻側に大きく寄っています。

一体どうすれば夫は

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大人になる条件。

大人になる条件。

「自分は大人と呼べるのか?」

社会人になったばかりの頃、慣れない仕事に翻弄される毎日を送っていたぼくは、ぼんやりとそんな悩みを抱いていました。

8年前、初めての子どもが生まれたときも同じことを考えていた。

子どもが生まれた。

果たして、これで自分は大人になったと言えるのか?

社会に出て、金を稼ぎ、親となったけれど、「大人になった」という自覚を感じることはできませんでした。

「大人になっ

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夫婦の信頼関係を作る「家事シェア」とは?

夫婦の信頼関係を作る「家事シェア」とは?

「いえ、終わりじゃないんです。すべてをテーブルに出すところから始まるんです」

三木さんは力強くそう言った。

今回の「アツの夫婦関係学ラジオ」では、家事シェア研究家であり、NPO法人tadaima!代表である三木智有さんに「夫婦で協力して家事を行う方法」についてお伺いしました。

ポッドキャストインタビューで詳しくお話いただいていますが、ぼくが心に残ったエピソードをちょっとだけご紹介しますね。

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夫婦の距離を縮める「コントロールへの恐怖」の理解とは?

夫婦の距離を縮める「コントロールへの恐怖」の理解とは?

夫に、妻に干渉されるのが嫌だ。

自由が奪われ、自分らしさがなくなってしまう。

物理的、心理的にも、夫婦には距離があった方がうまくいくんじゃないか?

そう思ったことはないでしょうか?

夫婦に適切な距離感はあるのか?

その答えは、ある二つのもののバランスだと言われています。

今回のアツの夫婦関係学ラジオでは、「コントロールされることに対する恐怖」についてお話ししました。

参考図書は「夫婦

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クローズドSNSが夫婦の絆を作る?交換日記アプリ「Wepage」で起こった変化とは?

クローズドSNSが夫婦の絆を作る?交換日記アプリ「Wepage」で起こった変化とは?

「わたしの気持ちを夫が受け止めてくれないんです……。」

ある女性からそんなお悩みをお聴きしたことがありました。

夫は仕事が忙しく、0歳のお子さんを抱えてのワンオペ生活。

夫のことは嫌いではないのだけど、もう少し、わたしの気持ちを受け止めて欲しい。

あなたの見ていないところで、わたしがなにを感じているのか、あなたにも知って欲しい。

そんな彼女から、「劇的に改善!というわけではないのですが、

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子どもが小学生のうちにやっておくべき”夫婦の3つの課題”

子どもが小学生のうちにやっておくべき”夫婦の3つの課題”

なんだか夫と(妻と)会話がうまくいかない。

ふたりがバラバラになっていて、チームという感じがしない。

もしそう感じるなら、ふたりが「過去にクリアすべきだった課題」をクリアしていないせいかもしれません。

夫婦のライフステージは7つに分けることができ、それぞれにおける発達課題をクリアすることによって、ふたりが心理的に発達できると言われています。(出典:夫婦・カップルのためのアサーション)

今回

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妻との夫婦生活がなくて辛いあなたへ

妻との夫婦生活がなくて辛いあなたへ

妻との夫婦生活がなく、生きる目的を見失いそうになっている。一体どうすればいいのか?

今日はそんなお悩み相談にお答えします。

ポッドキャスト「アツの夫婦関係学ラジオ」でもお話ししていますので、ぜひあわせてお聴きください。

【質問】
長男2歳半、次男1歳の子ども2人と妻の家族です。

長男のときもそうでしたが、次男の時も妻に夫婦生活を断られます。

家事育児も仕事が終わり次第や、休日にはできる限

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一瞬のきらめきのような幸福感の正体が知りたくて、ぼくは今日も早く家に帰る。

一瞬のきらめきのような幸福感の正体が知りたくて、ぼくは今日も早く家に帰る。

上の子たちが生まれてからの3年間。ぼくは外からはいい夫に見えたと思う。

子どもたちと一緒に遊び、いつでも抱っこをし、残業せずまっすぐ家に帰る。

だけど、ぼくは本質的なことにまったく気がついていなかった。

出産直後の妻に必要なものは、育児をする夫ではなく、優しくいたわってくれる夫だということに。

もちろん、夫が家事育児をすることは必要だけど、ぼくはその行動自体が目的になっていた。

「子ども

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「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」の本当の意味とは?

「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」の本当の意味とは?

「やっぱり、ママじゃなきゃダメなんだね」

この言葉って、否定的な意味合いで使われることが多いですよね。

夫が子どもをあやそうとしたけど、うまくあやせなくて子どもに言い聞かせるようにこの言葉を使い、妻をイライラさせたり。

ぼくもそう思います。

だけど、東京学芸大学の元教授であり「ちゃんと泣ける子に育てよう」の著者である大河原美以さんは、著書のなかで「母と子には生物的な絆がある」と書かれていま

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夫への怒りと子供の悲しみを受け止めることで、子供の発達問題に向き合った女性の話

夫への怒りと子供の悲しみを受け止めることで、子供の発達問題に向き合った女性の話

「学校で落ち着きがない子はね、親の愛情が足りないのよ」

数十年間、小学校の教師をしていたぼくの祖母は、家の中でだけそんなことを言っていました。

それを聞いたぼくの母は、「お母さん、いろんな家庭があるのよ。外では言わないでよ」と祖母をたしなめるのでした。

そんな会話を小さい頃から聞いていたぼくは、今なら少しだけその意味がわかる気がするんです。

もちろん、落ち着きのない子どもを持つすべての親が

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子どもが生まれることと、親になることの違いに気がついた話

子どもが生まれることと、親になることの違いに気がついた話

ストレッチャーに乗った生まれたばかりの長男がじっとこっちを見つめている。

ストレッチャーの上には四角いガラスケースがあり、そのなかに灰色の粘膜が顔についている長男が収まっている。

ほんの5秒ほどだったと思う。

彼は手術室から急に現れ、看護師によってすぐにNICUに運ばれていった。

それは、ぼくが”親”になった瞬間だった。

いや、そうじゃない。当時はそう思っていたけど、今ではそれが間違って

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子どもの”怒りを受け止める”ことで、夫の不倫問題と子どもの発達問題を解決させた女性の話

子どもの”怒りを受け止める”ことで、夫の不倫問題と子どもの発達問題を解決させた女性の話

怒りや悲しみのネガティブな感情って、一度それを感じると、他のイヤなことも思い出しちゃったりしますよね。

どんどんネガティブな気持ちになってしまうし、気持ちが落ち込んだところで問題が解決するわけでもないので、怒りや悲しみの感情から自分を遠ざけようともします。

だけど、本当はネガティブな感情を受け入れたほうが、人は強く、そして優しくなれるんじゃないかと思うんです。

その怒りや悲しみを自分の中に迎

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