【皐月賞】多種多様なローテについて考察
今年の皐月賞は、例年と比較しても本当に色々なローテーションも見受けられ、予想が非常に難しい皐月賞となりそうだ。
まずは2歳G1を勝利した2頭に注目したい。しても
キラーアビリティ
ホープフルSからの直行参戦。これはコントレイルやサートゥルナーリアが行っているローテで、実戦経験や多頭数経験も充分とみた。
ドウデュース
弥生賞を叩いての参戦。朝日杯→弥生賞→皐月賞のローテは着順までリオンディーズと同じ。そのリオンディーズは5着。2歳G1勝利→弥生賞3着以内→皐月賞という括りにするとダノンザキッドもこのローテだが、15着に大敗。過去10年で朝日杯を勝ち、皐月賞でも勝利を収めた馬はロゴタイプのみ、2着はサリオスのみ。ただ決して悪いローテだとは思わない。昨年皐月賞3着のタイトルホルダーもこのローテだし、弥生賞組だからといって嫌うことはないだろう。
アスクビターモア
上位人気の中で唯一、今年に入って既に2走しているのがアスクビターモア。弥生賞では2歳王者のドウデュースに勝利。しかもその走破タイムはホープフルステークスでキラーアビリティが出したタイムより0.1秒速い。よって2歳G1を勝利した2頭にも勝っていると言えるのではないだろうか。
ただ皐月賞で今年3戦目。疲労度が気になるというのが本音だが
そして特に面白いのはイクイノックスとダノンベルーガ。
イクイノックス
イクイノックスは東スポ杯→皐月賞というローテーションなのだが、昨年11月から4ヶ月全くレースに使わずに皐月賞へ向かうこととなった。本当にどこも使わなくて大丈夫なのか不安が残るが、皐月賞メイチ仕上げで狙ったローテはなのであれば、むしろ買いと見ている。
ダノンベルーガ
ダノンベルーガのローテーションは共同通信杯→皐月賞で、それ自体は何ら珍しいものではない。しかし共同通信杯の前が新馬戦であり、新馬→共同通信杯→皐月賞というローテーションは珍しい。
この馬の問題は、デビュー前の大怪我である。
3戦目で皐月賞を勝った馬が未だかつていただろうか。イクイノックスかダノンベルーガが勝てば快挙なのは間違いなし。