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銭函プチサイクリング
銭函にプチサイクリングをしてきた。
片道大体8キロくらい。
この頃天気がいいと、私の心は「どこかに行きたい!」と叫びだす。しかしその叫びはすぐに「でも、どこに行くの?」という問いに変わる。そして気づいたときには1日が終わっている。
昔はどっか出かけたいと思ったらぱっと気分に適した場所を調べ、とっとこ出発していた。
しかし、いまの私はどうだろう。
その活気あふれる気持ちと同時に怠惰な想いが押し寄せ、砂浜に打ち上げられたアザラシのごとくソファの上で寝そべる始末。
わたしは危機感を抱いた。
これは「老い」の兆候なのだろうか?
そんなことは認められない。
私の心に広がる悲哀を払拭するため、銭函へのプチサイクリングを決断。ランチとカフェタイムに行くとこだけ決めていざ出発。
ちなみに知らない人のために、銭函とは海沿いの町で、栄えているとはいえないが、おしゃれなカフェやごはん屋さんが揃っている。日帰りのプチお出かけに最適な場所である。
ランチ:餃子茶屋 あおぞら銭函3丁め
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上記にサイクリングに行く理由をつらつらと語ったが、ウソである。
ただGoogle Mapでたまたま見かけたこの店に行きたかっただけというのが9割の理由だ。たまたまこのお店までの距離がサイクリングにちょうど良かった。まぁこまかいことは気にしないでほしい。
平日ということで、そんな混んでいないだろうと予想していたが、ランチタイムの店内は既に満席で、1組だけ待った。
しかしこの1組分の待ち時間はわたしの食欲と期待をちょうど良く煽る。なんなら待たずにすっと入れるよりいい。でもこれ以上待つとイライラしちゃう。
注文したのは定番のジャンボ餃子定食。930円。
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うむ、ジャンボという名に恥じぬ食べごたえ。
にんにくとニラがしっかり主張している濃厚な味で、お酢がとっても合う。わたし好みの餃子だ。大満足。
喫茶店:ストアハウス大坂屋
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お昼を食べおわり、少し海沿いを自転車ではしらせたあと、向かったのがこちらの喫茶店。
海沿いで、ひらけていて、テラス席とか置いちゃったりするおしゃカフェ連なる銭函においてそれらとは一線を画した、石造りの重厚な建物からなるゴリゴリの純喫茶である。
ネットの情報によると大正末期に建てられた質屋の倉庫を改装して、1988年に喫茶店をオープンしたらしい。
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あの古き良き時代の〜とかいう雰囲気がプンプン漂っている。めちゃめちゃ急でせまい階段とか、アガるよね。
ここではアイスコーヒーをいただいた。650円。
あまり混んでいなかったので、1時間程粘らせてもらった。いやな客だ。
ちなみにトイレは和室。
この世で和室トイレでこころ踊るのは純喫茶だけではないだろうか。
もちろん、催しているとき以外で。
まとめ
天気がいい日にお昼からランチして、喫茶店でコーヒー飲んで、ふだんのぐうたらな自分に一矢報いてやった感じ。片道8キロのサイクリングも、疲れすぎず、それでいて短すぎず、心地よい疲労感。
しかしエッセイってどかどかとタイトル「まとめ」とか書いて強引に終わらせていいものだろうか。
ちょっと強引で美しくない気もするが、始めたばっかということで今回はこれで許してあげよう。
いつの日かキレイにおとせる文章をかけるようになりたい。