【Go言語】2025年最新Go+Echo+GORMでREST APIを構築した話
対象読者
はじめに
本記事では、Go言語を使用して、EchoフレームワークとGORM(Go言語のORMライブラリ)を組み合わせてREST APIを構築する実践的な手法について紹介します。
Go言語の特徴であるシンプルさと高いパフォーマンスに加え、軽量かつ高速なEchoフレームワークと柔軟なデータベース操作が可能なGORMが組み合わさることで、効率的で信頼性の高いAPIを構築することができます。
記事では、APIの設計からルーティング、データベースとの連携まで、具体的なコード例を交えながら詳しく解説します。Go言語を利用してREST APIを構築する際の手引きとして、ぜひご参考ください。
事前準備
本ハンズオンの前提は以下の通りです。
§1 基礎から学ぶClean Architecture
まずはハンズオンを始める前に、Clean Architectureの概念について理解しておきましょう。
各レイヤーの責務
Clean Architectureとは、ソフトウェアシステムを柔軟で保守可能な形で設計するための原則とパターンです。
以下で、Clean Architectureの各レイヤーであるEntities、Use Cases、Interface Adapters、Frameworks & Driversの責務を簡潔に説明します
いかがでしょうか。
これで、Clean Architectureの理解は完璧、、、、とはならないと思います。
実際に処理が流れる方向と依存関係の方向が異なるなど、ポイントが分かったようで、具体的なコードのイメージは湧いていないのではないでしょうか。
ここからは、今回のハンズオンにClean Architectureを適用して解説していきます。
ハンズオンにアーキテクチャを適用
サーバーサイドは、router、controller、usecase、repositoryの4つの処理で実装していきます。
routerで、クライアントから送られるHttpリクエストを受け取り、requestに対応するcontrollerを呼び出します。controllerでは、usecaseが処理しやすいように入力値を加工します。usecaseではアプリケーション固有のビジネスロジック、今回でいえばCRUD操作の制御などを担当し、最後にrepositoryでDBへの書き込み処理を行います。
Clean Architectureの特徴とも言える依存性逆転の原則(DIP)は、図のように「各モジュールが抽象インターフェースに依存し具体的な実装に依存しない形で結合する方法」で実現しています。そうすることで、アプリケーションロジックを実装するUse Cases層が依存関係の中心になるということです。
§2 プロジェクト作成
事前準備の項目を用意した上で、以下のコマンドを実行していきます。階層はお好みで構いません。
// Goのバージョンを確認
go version
// 新規でGoプロジェクトを作成
go mod init go-echo-api
§3 実装内容(コード付)
ディレクトリ構造は以下の通りです。
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