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週末散歩_Vol.35(夏の終わり)

葉山編(2024/9/23:月曜)


1.逗子に

今日は余計な寄り道は無く、逗子駅を降りてすぐの駅前のバス停から一路美術館へ。
バス停を降りるとまだ夏の余韻が残る葉山の海を背中にした神奈川県立近代美術館葉山。気持ちの良い日差しを感じながら館内へ。

神奈川県立近代美術館

2.石田尚志 絵と窓の間

この作家の作品自体初めてで、自らが描く絵画を撮影し続けて制作するということでどんな展示とどんな映像があるのか期待して観覧。
ある特定の場所で定点カメラがあり、そこに映る壁面をキャンバスにさまざまな図形や線を描き変化していく様を撮影するというもの。
幾つかの変化のパターンを色々な場所で描いている。
勝手に想像していたものとは少し描き方のルールが違っていたが、想像を超えた自由な作品で面白い作品だった。
(自分は自然の光や影を写すだけなのかと思っていたが、自由な線や造形を加えた作品だった)
また、海が見える美術館の一部屋も作品の製作場所として使われていた。
この個展が終わると消えていく事を考えるとこの人の作品はどれもその瞬間生まれ消えていく作品であることを実感。
記憶に残す作品というのも面白い切り口だと思う。
私はインスタレーションが好きなので今回の個展に惹かれたのだと思う。
多分今後またこの人の作品を観る機会はありそうだ。

<気になった作品>
・燃える椅子
・REFLECTION

<テーマ>石田尚志 絵と窓の間
<会期>2024年7⽉13⽇(土)-9⽉28⽇(土)
<時間>09:30-17:00(入館は16:30まで)
<会場>神奈川県立近代美術館 葉山
<展示会場内写真> 可

石田尚志 絵と窓の間

3.後期 蓬春と源氏絵 − 受け継がれるみやび

近くにあることから一度行ってみようと見学。
少し山肌に沿った坂道を登ると鉄骨の入り口が。
庭の木々に囲まれて一軒家が改築され記念館に。3つの展示室には源氏物語の挿絵など山口蓬春さんの日本画を展示。
鑑賞で気になったのは日本画より自宅の画室や普段利用していた居間など。
実はその設計を数寄屋建築で有名な吉田五十八さんがされていたという事。とても使いやすく過ごしやすそうな家に感じた。
更にその家の窓から見える海がとても良い。
こんな穏やか景色を見ながらの生活は羨ましい限り。
葉山が保養地として人気なことがわかった気がする。

<テーマ>後期 蓬春と源氏絵 − 受け継がれるみやび
<会期>2024年8⽉10⽇(土)-9⽉23⽇(月・祝)
<時間>10:00-16:30(入館は閉館の30分前まで)
<会場>山口蓬春記念館
<展示会場内写真>不可

山口蓬春記念館

4.最後に

所要時間:約3時間
逗子(11:00)→(バス)→神奈川県立近代美術館 葉山→(徒歩)→山口蓬春記念館→(バス)→逗子(14:00)
お疲れ様でした


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