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#38JSSCRデコパウチ紹介ブース、ご来訪ありがとうございました❤️

こんにちは、オストメイトといっしょ!秘密結社アッと❤️ストーマ 共同管理人のユリです。

先日こちらの記事でなおこサンが紹介してくれた 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会第40回総会 でのデコパウチ紹介ブース出展。おかげさまでたくさんの方にお立ち寄りいただき、2023年2月24日(金)〜25日(土)の学会総会で実りある時間を過ごさせて頂きました。

結社のメンバーからは いしわたりさわこ サン、ゆんサン、なおこサン、中野さん、しょうたサン、さきやまサン。そして共同管理人のれなサン&ユリの8人が参加。全国各地のメンバーから作品が集結し、壁一面&テーブルいっぱいにデコパウチを掲げることができました。制作に協力してくれた眞弓さん、吉岡さん、麻衣子さん、まどかサン、さん!どのデコパウチも人気でしたよ^^

当事者メンバーの多くは 日本オストミー協会(JOA) の会員でもあるため、時折お隣のJOAブースの店番もしながら(笑) 和気あいあいの2日間でした。

奥のブースがJOAさん、手前のブースがアッと❤ストーマ。この直後から参加者の方がたくさんブースにお立ち寄りくださり、賑やかなシーンを写真におさめる余裕がありませんでした(笑)

医師・看護師の皆さんと直接!お話できた嬉しさ

私たちアッと❤️ストーマのデコパウチ活動、おかげさまで当事者には少しずつ浸透してきたのですが、日々ストーマを造設し、ケアに携わる医師・看護師の皆さんにデコパウチをお披露目するのは初めてのことです。

ブースには全国のメンバーが制作した力作デコパウチの数々と、パウチの不織布に使っても褪色や劣化の少ないスタンプ台や布用ペンなどの画材を展示

正直「こんなことしてパウチの機能が損なわれたらどうするの!」とお叱りを受けたらどうしよう、と緊張しながらブースに立っていたのですが...

3年ぶりの現地開催、1,575名の参加者が集まった学会で。ブースの壁いっぱいに飾ったデコパウチを見た皆さんが、目を「おぉ」と(ほんの一瞬)見開いてくださるのが嬉しくて。

しかもブースにお立ち寄りくださった皆さんは「すごいですね」「素敵ですね」「こういうの、あってもいいですよね」など、ポジティブで今後の励みになるお言葉をたくさん、頂きました。ありがとうございます!

壁にはアルケアさん、イーキンさん、コロプラストさん、コンバテックさん、ソルツさん、ダンサックさん、ビーブラウンさん、ホリスターさん、マーレーンさんという8社9ブランドのパウチが一面に。そこでデコパウチアーティストのいしわたりさわこサンがデコパウチ制作の実演をしてくれました。感染対策のため皆さんにデコパウチ制作をお試しいただけず残念😭

マスク越しで、感染対策をしながらではありますが。それでもやっぱり実地で、初めましての皆さんにお話を聞いていただける嬉しさを噛み締める2日間でした。

「選択肢」の大切さと喜び

2日間の会期中、最も目からウロコだったコメントは、ある女性からのひとことです。

「(デコパウチを見ながら)そうですよね、デコレーション、すればいいんですよね。今まで無地のパウチを見続けていたせいで、それが当たり前になってしまって。パウチに何かするなんて、全然考えたことがなかったです」

お医者さまかもしれないし、看護師さんかもしれないし、企業ブースで出展していた装具メーカーの方や、学校関連の方かもしれません。

ただ学会にお越しになった方が

「そういえば、パウチって無地だよね。無地でもいいけど、無地じゃなくても、別にいいんだよね」

と知ってくださったのが、個人的には一番嬉しい出来事でした。

アッと❤️ストーマのデコパウチ活動は、映えやカワイイや手先が器用マウンティングのためのものではありません。また、透明/不透明、デコなし/デコありなど、特定のオストミーパウチを推奨するものでもありません

ただストーマのある自分の身体に、ちょっと自信をプラスしたい時。どうして自分ばかりがこんな目に、と悲しい気持ちで押しつぶされそうな時。無地のパウチにデコレーションをちょい足しできる「選択肢」を知っていると、キツいその日を乗り切るきっかけをくれることもあるのではないかと、思うんです。

この「選択肢」があることの大切さと喜びをブースでお伝えすることが、今回の出展の目標でした。

ブースにお立ち寄りくださった方、結社で用意したフライヤーをお持ち帰りくださった方が、術後の身体の変化に戸惑うオストメイト当事者を診る時に... デコパウチのことを思い出してくださったら、こんなに嬉しいことはありません。

デコパウチについてのお問い合わせ、主宰団体である「オストメイトといっしょ!アッと❤️ストーマ」についてのお問い合わせは、atstoma@gmail.com にて承ります。私たちについて、デコパウチ誕生の経緯などについては、こちらの記事でご紹介しております。シンプルに始められるデコパウチの作り方や、デコパウチ啓発イベント「デコパウチコレクション」の生配信動画は、こちらのYouTubeチャンネルからお楽しみください。

NPOでも社団法人でもない、全員手弁当のボランティア団体です。頂いたメールのお返事に数日いただくこともあるかもしれませんが、気長にお待ちいただければ幸いです。

オストメイトな人と、オストメイトではない人とで。社会をアッと❤️言わせたい。アッと❤️ストーマの今後の活動に、どうぞご期待ください^^

ユリ

謝辞

今回のブース出展の夢を叶えてくださった 第40回 日本ストーマ・リハビリテーション学会総会会長、準備にご尽力くださったWOC(皮膚・排泄ケア認定看護師)さん各位のご厚意に心より感謝を申し上げます。

また学会総会のことを最初にご紹介くださいましたコロプラスト株式会社 内藤さま、初めての出展準備をスムーズにサポートしてくださった運営事務局の藤田さま、もったいないパウチ(使用期限切れ等の事情で廃棄予定のパウチ)をデコパウチ制作用にご提供くださいました あらいメディカル さま。ご協力をありがとうございました。

お隣のブースで楽しいお話をお聞かせくださった 日本オストミー協会 木下会長、牛尾広報部長。当事者団体の大先輩と2日間の会期をご一緒できて光栄でした。ありがとうございます。出来立てホヤホヤの「オストメイトの生活と福祉」(オストメイトの生活実態や給付事業等に関する調査報告書)素晴らしいですね!読みふけっております…!

また参考作品として、カラフルストマデザインストーマパウチプロジェクト もブースで紹介させていただきました。小林内科小児科医院の小林稔先生、聖隷浜松病院の佐藤純人先生、素敵なプロジェクトをお進めくださって!ありがとうございます。

最後に、今回ブースにお立ち寄りくださった医師・看護師の皆さま、装具メーカーさん、販売代理店さん、関係企業・団体・教育機関の皆さま。オストメイトの治療とケアに日々ご尽力くださり、本当にありがとうございます。またの機会にお目にかかれるのを楽しみにしております。

オストメイトといっしょ!アッと❤ストーマ
共同管理人
ユリ(中島小百合)

※おことわり

今回ブースでご紹介したデコパウチはすべて、アッと❤️ストーマの当事者メンバーが実際に装着し、スタンプインクやデコレーション素材の色移り(皮膚や衣服)がないと視認した画材と、袋本体やガス抜き用の通気口など、オストミーパウチ本来の機能を損なうことなく次の交換時期まで装着できた技法を使い制作したものです。

とはいえ私たちには医療の心得がないため、お試しのさいには自己責任にて画材や技法を慎重にお選びいただき、デコパウチをお楽しみください。

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