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PCもスマホも電源も不要の3Dプリンターを3Dプリンターで作った

PCもスマホも電源も不要の3Dプリンターを3Dプリンターで作ったのでプリントテストしてみました。


3Dモデル

今回作成したやつの3Dモデルは以下に置いてあります。

オーブン粘土

試しにオーブン粘土でお猪口を作ってみることにしました。

家庭用のオーブンのような低温で焼成できる樹脂粘土の一種で、PVC(水道の塩ビ管に使われている樹脂)が使用されているそうです。

今回はセリアのオーブン粘土を使用しました。

制作工程

成形

まずはこんな感じで大体の形を作って、

ひっくり返して高台部分を削ってみました。

割と良い感じに中心が出せたっぽい。

乾燥

1~2日間くらい乾燥させる。

少し軽くなって、触ったときにひんやりしなくなるくらいですかね。

焼成

オーブンレンジに投入して焼成します(予熱なし、170℃、40分)。

焼き上がりは素焼きのような質感。

コーティング

コート剤もセリアに売ってたこちらを使用しました。

コート剤を3度塗りします。

コート剤が乾燥したら再度焼成(予熱なし、100℃、15分)すると、液体を注いでも大丈夫になりました。

完成品

陶器っぽいけど口当たりは樹脂寄りな質感。

まとめ

というわけで、PCもスマホも電源も不要で15分程度で造形できました(その後の乾燥、焼成、コーティング工程で時間と電力使ったけど)。

オーブン粘土は、通常の陶器よりも耐久性は劣るかもしれないけど、通常の3Dプリント部品よりも耐久性や耐水性がありそうなので、屋外で使用する部品なんかにも使えそうな予感です。

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