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横向きフィラメントホルダーから3Dプリンタへフィラメントをガイドするアタッチメントを作る

前回は横向きのフィラメントホルダーを作成しました。

こちらを単品で使用すると、以下のような残念な点があります。

  • 3Dプリンタのフィラメント導入口への経路に対して位置の調整が必要。

  • 3Dプリンタの横に置く必要があるため、設置スペースをとる。


フィラメントの搬送経路について

うちの3Dプリンタの上面には平らな面があるので、この面に横置きフィラメントホルダーを置けば、設置スペースが広がらずに済みます。

ただし、そこから3Dプリンタのフィラメント導入口までの経路を、なるべく抵抗無く搬送できるよう設計する必要があります。

フィラメントの進行方向を「90°曲げ」、「180°曲げ」する部材を組み合わせてガイドを構成することにします。

試作したやつ

試作①

まず最初に試作したのはこちらの構成です。

例のごとく竹ひごでフレームを構成して、フィラメントをケチります。

フィラメントの曲げ部には、BB弾を使用した大き目のローラーを当てがいます。

見た目ごついのもなんか嫌ですが、セットアップ時にフィラメントを通すのが手間なほうが問題です。

試作②

フレームをすっきりさせて、フィラメントを横から通せるようにしてセットアップの手間を省きます。

実際に使用してみるとぐにゃぐにゃに変形してしまいました。

補強部材を追加しました。

さらに、アームの荷重を支えるための当て部材を追加しました。

実際に動かしてみました。

竹ひごフレームがしなっていて、シールド部分へのフィラメントの引っ掛かりがありそうです。

試作③

シールドの代わりにバックアップローラーをつけてみました。

動作の様子。

引っかかりはなくなったようですが、バックアップローラーはあまり機能していないようです。

フィラメントが外れやすくなってしまったことも問題です。

試作④

試作②のシールドの引っ掛かり部分を少し対比させた形状にしてみました。

動作の様子。

引っ掛かりなく、スムーズにフィラメントが搬送されています。

こちらを最終版としました。

3Dプリント用データ

3Dプリント用データはこちらで販売中です(各100円)。

  • 横置きフィラメントホルダー本体

  • フィラメントガイドアタッチメント

横置きフィラメントホルダー底面のオレンジ色部品を、フィラメントガイドアタッチメントと差し替えて使用します。


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