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2024年~2025年前半|アクティビストファンドのアプローチ手法等
昨今、2024年から2025年にかけてコロナ以降特にアクティビストファンドの動きが活発になってきている。
PEファンドによる非公開化事例も特に多くなってきているが、そのような会社は株価低迷やアクティビストファンドが株主に入っている企業も多いのでアクティビストファンドの動きを理解することは役に立つ。
典型的なアクティビストファンドの手法
アクティビストファンドの典型的なアプローチはBS関連(配当など株主還元)、コーポレートガバナンス、M&A,事業戦略改善、コンプラ関連などがる。
以下にアクティビストファンドがどのように投資先にアプローチしてくるかを書いていく。一般論もあるが昨今の日本案件の実情を踏まえた内容でもある。
1. 非公開での提案(ソフト・アプローチ)
昨今はアクティビストファンドにとって資本市場が有利な状況(PBR1未満の会社増加、外国人株主比率の増加など)にある。
アクティビストファンドは多くの場合、対象企業の経営陣と対話し改善策を提案してくる。公開キャンペーンにもっていかれるのは最悪なパターンなので、最初から敵対的な対応は避け協調的な態度で臨むのがベターである。