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1/9 CPIを前にして

こんばんはアトレです。ティコさんと一緒にCPIの考察しました。

まずは計算結果から。

総合値が計算上高く出てしまいました。予想値より0.2%上振れなのでこれが当たると金利は上になりそうな感じですね。
コアはクリーブランド連銀の予想値と近く0.1%ほど予想値より高いと見込みます。
なんでこんな上振れるかというと、以下の図をご覧ください。
昨年対比の値なので、1年前の1月とその前月の12月を見ると、12月:7.1%→1月:6.5%の時の1年後が今月なので、昨年の下落が激しかった分、今年は(前年対比では)落ち幅が小さく見るというからくりです。
なので、前年同月に0.6%分も落ちていた事を考えると、今月はやや落ちにくい月であったと理解ができます。私の予想値もあながち変な数値ではなさそうです。
尚、昨年3月以降はCPIの下落の速度が激しく、やはり今年の3月以降もCPIは落ちにくい時期が続くかもしれません。

総合値とコアを見比べると以下の感じです。両方とも下向きは分からず、この傾向が続く限りは金利の再上昇には至らないのかもしれません。


現在、労働指標が強く、先週には金利、ドルを押し上げる原因となりましたが、例えば雇用統計の中身は正社員が減ってパートが増えたりと、労働者のカウント数に対して経済の強さはさほど感じない内容になっており、労働環境の軟化、インフレの低下は当面継続という流れかと思います。

因みにクリーブランド連銀の予想値では2月発表のCPIは総合値が2.95、コアが3.8となっており、やはり下落傾向を予想しているようで、インフレ低下、金利低下の動きを後押ししているようです。

従い、CPIの結果を受けて株が極度に売られるというほどの材料にはなりにくいかなと思いますね。

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