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8/13 来週の展望(テクニカル)

こんばんは、アトレです。今日も相場のテクニカル解説をやっていきます。
今週はナスダックのチャートをチェックします。

まずは月足からです。
8月はまだ半分ではありますが、現時点で先月に対して陰線がより大きくなアウトサイドが発生していますこれは毎回という訳ではないですが、上昇相場の転換点でありがちなプライスアクションであり、2022年もアウトサイドを発端に、月足の下落相場に入った場面が何度かありました。まだ月足確定には気が早いですが、7月の陽線をアウトサイドする場合、月足での上昇トレンドの終焉となります。

では仮に今後下落トレンドが進行する場合、どこまで行くのか?それは週足を見ましょう。ナスダックは現在この下図のチャネル内で上下しており、白丸をつけた点でのトレンドラインが効いていそうです。従い、週足レベルで見た場合に、14000-14500辺りまでの下落が発生する可能性がありますチャネルの中には紫の上昇トレンドラインがありましたが、これも派手に割っており、そこそこ下落の圧力が強いと言えます。特に印象的だったのはCPIの結果を受けて下落した事です。CPIは悪くない内容で、インフレが落ち着いているような印象は出ていましたが、昨年の底打ち以降、CPIの度に株価が上昇してきた事を考えるとCPIの結果で下落をしたのはかなり久しぶりで、これまでとの市場参加者の心理の変化があったように思えます。
また、2週連続での週足陰線は23年初めての出来事であり、危険なサインと言えそうです。

そして以下はナスダック100の週足MACDです。来週にもデッドクロスしてもおかしく箇所まで来ています。これは2023年になって初めての展開であり、逆な言い方をすると、それだけ多くのロングの含み益が溜まっており、利益確定の売りを大量に呼び込む可能性を秘めています

勿論、今後も上昇を続けるのであれば一時的な停滞で済むでしょうが、今の上昇相場は年始からの上昇に対してFOMO(自分だけが乗り遅れる恐怖)が大きく寄与しており、下落に対して耐性があまりないと言えそうです。
特に大口は日足や週足でダウ理論上の上昇トレンド終焉、或いはMACDのDCなどをきっかけに利益確定させるアルゴリズムを組んでいてもおかしくありません。

ナスダック100の週足MACD

次に日足で見てみると、3日間続落となっていますが、現在地点が価格帯出来高の溜まっている箇所であり、且つ週足の安値でもあり、買い手にとって割ってはいけない価格帯である為、一定の反発があると想定しています。
*逆に言うと、15063を割ると急落を呼び込みやすい。
仮に反発があるなら、15300、15430辺りまでを想定しており、一旦15430付近まで戻してから再下落する方がチャート的には綺麗な形になりそう。

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