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アイドルと私。
(冒頭部 カメコ様の素晴らし過ぎるお写真を拝借致しました…)(勝手にごめんなさい)
(下書きに残っていた文章を完成させてみる)
アイドルと私
アイドルは、その人の人生の通過地点の一つであることが大半。
私はたまにこのことを考える。
私たちファンにとって誰しもが分かっていることであると同時に、考えたくないことである。
幸せだなと思うこの瞬間には、ずっと続くという保証が無いという。知りたくないことを突きつけられる。
たまにくるこの瞬間を、戒めタイムとも名付けよう。
そして時に、この事実を忘れる。
この瞬間、このひと時にありえない永遠を錯覚してしまう。
こんなにも大好きなのに。苦しい。
……ことなのだろうか。
この苦しさは、幸せなことなのだろうか。
ほんのひと時を。永遠に感じられるくらいに夢中になる私たち。すごくすごく、奇跡。この結び付きって、きっと運命的なものだと思う。
アイドルのみなさんも同じように考えていたりして。
移り変わりが激しく目まぐるしい世界。
ほんのちょっとしたきっかけから
スポットライトを眩しいくらい浴びたり。
眩しすぎるスポットライトが
周囲を漆黒に染めたり。
晴れの日もキラキラした日もあれば、曇る日もどんよりな日もあるように。
アイドルにも私たちにも、色んな瞬間が詰め合わせセットになっていて「それぞれ」が存在している。それぞれが重なり合う瞬間、アイドルとアイドルを応援する私たちは出会う。
やっぱり運命を感じる。
アイドルの長い人生の中で僅かな(僅かかもしれない)アイドルという存在であった期間に見つけることが出来た私たちは、
それだけで幸せであり奇跡。素晴らしいこと。
見つけることが出来た
様々な巡り合わせに感謝。
アイドルとファンについて歌う曲は多くあるけれども
私はアイドルグループ≠MEの
「君はスパークル」という曲が好き。
推しへの重くて苦しくなるくらいの感情がこれでもかと詰め込まれている。
一つ一つの歌詞に心がきゅっとなるし
きっと色んな人の心に響く曲だと思う。
全ての歌詞を取り上げたいくらい大好きな楽曲なのだが、とくに私が好きなのは1番最後の部分。
今、何をしてるの?
どこかで歌っていて
スパークル
MVでは朝焼けの空とメンバーひとりひとりが映るこの歌詞部分。
最後の最後。私たちから推しに対しての儚くでもとてもエネルギーも感じられるような、そんな願いが歌われる。
推しの幸せを願うその中に、こうあって欲しいという願望がつい零れてしまう。
この歌詞を自分が自分の推しに対して歌うその時まで。幸せになる姿を見届けたいし幸せにしてあげたい。アイドルと私、一緒に幸せを分かち合うことが出来たら嬉しい。
あと、この感覚があるのか分からないけれども
アイドルからファンに対しても言えるかもしれない。
もうずっと握手会やらライブやら、イベントにもSNSにもいなくなってしまっても
今何をしてるか分からないけど
どこかで私たちの存在を忘れないでいて欲しい、音楽が繋ぎ止めて欲しい
など、考えるのかもしれない。
≠MEのメンバー、永田詩央里さんの選ぶ言葉や感性がとても好きな私。
配信での彼女の言葉がとても印象に残っているのでここに記す。
人生のどこかで楽しかったと思う場面に私がいたら嬉しい
と言ったニュアンスの話をされていた時があり
(少々言葉が違うかもしれないが)
なんて素敵なのだろう……とすぐさまメモ帳にメモを取った。
当時楽しくても、振り返るタイミングで記憶として残り続けてくれることは、当時も振り返っている時もその時間に対して誇りをもてているということだと思った。
詩央里さんの素晴らしい感性に胸を打たれると同時に、余計今を特別に感じることが出来た。
そして私も同じ気持ち。
その時間を振り返った時、楽しかったなと思えるようなアイドル人生を送って欲しい。
同じ時間を共有できていること
私とアイドルの人生年表が重なっているこの瞬間に、どれだけの感謝を詰め込んでも詰め込みきれない。
不確実で 脆くて 儚くて 尊い アイドル
と、私。
りんごとごはん