ep.1 カナダへ旅に出た理由
カナダへ旅に出た。
「弟が住んでいるから」という理由でやって来たけれど、多分それは、後付けなのだと思う。私はどうしても旅に出なくてはダメだった。特に理由なんてなくったって。
旅に出ることを決意する時って、変化したい思いや現状への停滞感、転機を肌で感じている時なのかもしれない。
1人旅は久しぶりだ。
最後に日本を飛び出したのは、コロナで世界中が騒がしくなる前の2020年初頭。初めて「コロナ」という3文字を聞いたのは、忘れもしないインドのジャイプールでのことだ。以前インドに行った時に知り合った友人の家族の結婚式に招待してもらい、2度目のインドを満喫していた。
ここまで大ごとになるとは思わず、のんきに過ごしていたし、何ならその後、予定していたモロッコにも行った。その頃にはもうロックダウンが始まろうとしている頃で、アジア人というだけで道で石を投げられたりした。(懐かしい)スレスレのところで帰国し、その後すぐに今の家に移り住んだ。
2020年春、ここからステイホームの日々が始まる。もちろん、この時に方向転換を余儀なくされたのは、私だけじゃないはずだ。世界中の人が半強制的に方向転換をしただろう。
少しだけ、私の人生を振り返ってみる。
2017-2020年
この4年間は、旅することを自分に許可し、”旅する占い師”と名乗り、生きてきた時間だった。「お金と時間は全て旅に使う」とばかりに国内外を旅し、旅をしながら働くノマド的な生き方を目指していた。海外で占い鑑定もした。いろんな国を旅していく中で、少しずつ自分を見つけて自信を取り戻していくような時間だった。
半ノマド、半移住者、という根無草のような生活だったかもしれない。ずっと動きっぱなしで落ち着かなかった私に、拠点をしっかり作ることの大切さを教えてくれたのは、実はコロナ期間なのだ。
2020ー2024年
コロナ〜アフターコロナの4年間。ほとんど旅はせず、自分の拠点で過ごしてきた。この4年間でできたことは、計り知れない。
・YouTubeライブを精力的にやった
・インテリアに拘るようになり、アトリエやキャンドルスタジオを作った
・花を飾り、ハーブを育てるようになった
・ATOZをブランドとして育ててきた
・パートナーと生活を共にするようになった
・ダンスやボイトレ、筋トレなどを始めた
ほとんどの皆さんが知っている「今の私」は、実はこの4年間に形作られてきた私、なのだ。
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