ギタリストの歴史を学ぶ#3【フレディ・グリーン(Freddie Green)】
1911年3月31日 - 1987年3月1日、アメリカ合衆国サウスカロライナ州出身
概要
カウント・ベイシー楽団のリズム・セクションの核として活躍した名ギタリスト。
普通、ギタリストといえば、リードとリズムの両方を演奏し、リードで注目されることの方が多いと思います。
フレディ・グリーンはリードで注目されている訳ではなく、リズムギターの名手で、リードを弾くことはまず無かったそうです。
奏法
まずギターの構え方が独特で、左足を上にして足を組み、その上にギターを横に置いているようです。
コードは基本3和音で4ビートのリズムに乗っかるというよりは、自らビートを出すように弾いている感じで、上手く言えませんが、よく言われる「リズムをきざむ」や「四つ切りのリズム」と表現するのとは少し違う気がします。
アンプは使わず、生音をマイク録りされているようです。
音量が必要なため、弦高はかなり高かったようです。
使用楽器
フレディー・グリーンの使用ギターはグレッチの時代もあったそうですが、ストロンバーグというギターの19インチモデルを使用していたことで有名です。19インチというと想像もつかない大きさで、普通サイズのピックギターで16インチ。少し大きくて17インチ、ギブソンの超大型ギターSuper400で18インチ、それに対抗したエピフォンのエンペラーで18.5インチ。その上を行きますからね!!
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リーダー作品
Mr. Rhythm (1956)
このアルバムが僕の知る限りでは唯一のリーダー作品です。
このリーダー作でも彼は一切ソロを弾かず、ずっとリズムギターです。
ギタリストのリーダー作品のインストでソロがないのって他にあるのでしょうか。