2024PGAツアー日程
2024年が始まると共に、24シーズンのPGAツアーが開幕します。
https://www.pgatour.com/schedule/2024
1.24シーズンの日程
レギュラーシーズン
〇1月4日~7日
ザ・セントリー(シグネチャーイベント)
(会場)プランテーションコースatカパルア (ハワイ州)
(前年優勝)ジョン・ラーム
〇1月11日~14日
ソニーオープンinハワイ
(会場)ワイアラエCC (ハワイ州)
(前年優勝)キム・シウー
〇1月18日~21日
ザ・アメリカンエキスプレス
(会場)PGAウエスト ピートダイ・スタジアムコース、ニクラス・トーナメントコース、ラ・キンタCC (カリフォルニア州)
(前年優勝)ジョン・ラーム
〇1月24日~27日
ファーマーズインシュランスオープン
(会場)トーリーパインズGC サウスコース、ノースコース (カリフォルニア州)
(前年優勝)マックス・ホマ
〇2月1日~4日
AT&Tペブルビーチプロアマ(シグネチャーイベント)
(会場)ペブルビーチGL、スパイグラスヒルGC (カリフォルニア州)
(前年優勝者)ジャスティン・ローズ
〇2月8日~11日
WMフェニックスオープン
(会場)TPCスコッツデール スタジアムコース (アリゾナ州)
(前年優勝者)スコッティ・シェフラー
〇2月15日~18日
ザ・ジェネシス招待(シグネチャーイベント)
(会場)リビエラCC (カリフォルニア州)
(前年優勝者)ジョン・ラーム
〇2月22日~25日
メキシコオープンatヴィダンタ
(会場)ビダンタバジャルタ (メキシコ)
(前年優勝者)トニー・フィナウ
〇2月29日~3月3日
ザ・クラシックinザ・パームビーチズ
(会場)PGAナショナルリゾート (フロリダ州)
(前年優勝者)クリス・カーク
〇3月7日~10日
アーノルド・パーマー招待byマスターカード(シグネチャーイベント)
アーノルド・パーマーズ ベイヒルクラブ&ロッジ (フロリダ州)
(前年優勝者)カート・キタヤマ
〇3月7日~10日
プエルトリコオープン(オルタネートイベント)
(会場)グランドリザーブGC(プエルトリコ)
(前年優勝者)ニコ・エチェバリア
〇3月14日~17日
ザ・プレーヤーズ選手権(フラッグシップイベント)
(会場)TPCソーグラス ザ・プレイヤーズ・スタジアムコース (フロリダ州)
(前年優勝者)スコッティ・シェフラー
〇3月21日~24日
バルスパー選手権
(会場)イニスブルックリゾート カッパーヘッドコース (フロリダ州)
(前年優勝者)テイラー・ムーア
〇3月28日~31日
テキサスチルドレンズヒューストンオープン
(会場)メモリアルパークゴルフコース (テキサス州)
(前年優勝者)トニー・フィナウ
〇4月4日~7日
バレロテキサスオープン
(会場)TPCサンアントニオ オークスコース (テキサス州)
(前年優勝者)コリー・コナーズ
〇4月11日~14日
マスターズ(メジャー第1戦)
(会場)オーガスタナショナルGC (ジョージア州)
(前年優勝者)ジョン・ラーム
〇4月18日~21日
RBCヘリテージ(シグネチャーイベント)
(会場)ハーバータウンGL (サウスカロライナ州)
(前年優勝者)マシュー・フィッツパトリック
〇4月18日~21日2024/04/18~04/21
コラレスプンタカナリゾート&クラブ選手権(オルタネートイベント)
(会場)プンタカナリゾート&クラブ コラレスゴルフコース (ドミニカ)
(前年優勝者)マット・ウォレス
〇4月25日~28日2024/04/25~04/28
チューリッヒクラシックofニューオーリンズ
(会場)TPCルイジアナ (ルイジアナ州)
(前年優勝者)ニック・ハーディ、デービス・ライリー
〇5月2日~5日
ザ・CJカップ バイロン・ネルソン
(会場)TPCクレイグランチ (テキサス州)
(前年優勝者)ジェイソン・デイ
〇5月9日~12日
ウェルズファーゴ選手権(シグネチャーイベント)
(会場)クエイルホロークラブ (ノースカロライナ州)
(前年優勝者)ウィンダム・クラーク
〇5月9日~12日
マートルビーチクラシック(オルタネートイベント)
(会場)デューンズゴルフ&ビーチクラブ (サウスカロライナ州)
※新規大会
〇5月16日~19日
全米プロゴルフ選手権(メジャー第2戦)
(会場)バルハラGC (ケンタッキー州)
(前年優勝者)ブルックス・ケプカ
〇5月23日~26日
チャールズ・シュワブチャレンジ
(会場)コロニアルCC(テキサス州)
(前年優勝者)エミアーノ・グリジョ
〇5月30日~6月2日
RBCカナディアンオープン
(会場)ハミルトンG&CC (カナダ)
(前年優勝者)ニック・テイラー
〇6月6日~9日
ザ・メモリアルトーナメント(シグネチャーイベント)
(会場)ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)
(前年優勝者)ビクトル・ホブランド
〇6月13日~16日
全米オープン(メジャー第3戦)
(会場)パインハーストリゾート&CCNo.2 (ノースカロライナ州)
(前年優勝者)ウィンダム・クラーク
〇6月20日~23日
トラベラーズ選手権(シグネチャーイベント)
(会場)TPCリバーハイランズ (コネチカット州)
(前年優勝者)キーガン・ブラッドリー
〇6月27日~30日
ロケットモーゲージクラシック
(会場)デトロイトGC(ミシガン州)
(前年優勝者)リッキー・ファウラー
〇7月4日~7日
ジョンディアクラシック
(会場)TPCディアラン (イリノイ州)
(前年優勝者)セップ・ストラカ
〇7月11日~14日
ジェネシス スコットランドオープン
(会場)ザ・ルネサンスクラブ (スコットランド)
(前年優勝者)ロリー・マキロイ
〇7月18日~21日
全英オープン(メジャー第4戦)
(会場)ロイヤルトゥルーン (スコットランド)
(前年優勝者)ブライアン・ハーマン
〇7月18日~21日
バラクーダ選手権(DPワールドツアー共催・オルタネートイベント)
(会場)タホマウンテンクラブ オールドグリーンウッド カリフォルニア州)
(前年優勝者)アクシェイ・バティア
〇7月25日~28日
3Mオープン
(会場)TPCツインシティーズ (ミネソタ州)
(前年優勝者)リー・ホッジス
〇8月1日~4日
パリ五輪男子ゴルフ競技
(会場)ル・ゴルフナショナル (フランス)
(前回優勝者)ザンダー・シャウフェレ
〇8月8日~11日
ウィンダム選手権
(会場)セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
(前年優勝者)ルーカス・グラバー
プレーオフシリーズ
〇8月15日~18日
フェデックスセントジュード選手権(プレーオフ1試合目)
(会場)TPCサウスウィンド (テネシー州)
(前年優勝者)ルーカス・グラバー
〇8月22日~25日
BMW選手権(プレーオフ2試合目)
(会場)キャッスルパインズGC(コロラド州)
(前年優勝者)ビクトル・ホブランド
〇8月29日~9月1日
ツアー選手権(プレーオフ最終戦)
(会場)イーストレイクGC(ジョージア州)
(前年優勝者)ビクトル・ホブランド
レギュラーシーズン35試合、プレーオフシリーズ3試合。計38試合で2024年PGAツアーの年間王者を決定します。また4年に1度のフランス夏季五輪が開催されるため、男子ゴルフ競技が組み込まれます。
フォールシリーズについては、日程発表が後日あるものと思われます。
2.年間王者の決め方
レギュラーツアー、プレーオフ各試合ごとに、順位に応じたポイントが大会終了後付与されます。まずレギュラーツアーでポイントを加算し、ポイントランク上位70選手がプレーオフシリーズに進めます。
プレーオフシリーズはレギュラーシーズンのポイントを引き継ぎ、プレーオフ1試合目の結果からポイントを加算し、ランク上位50選手が2試合目に進めます。
そして2試合目の結果からまたポイントを加算し、上位30選手が最終戦に進出します。
最終戦はプレーオフ2試合目のポイントランクに応じて、”ハンディ”を与えます。
そしてハンディに応じたスコアから4ラウンドのストロークプレーをスタート。ハンディを含めたスコアの一番低かった選手が年間王者となります。
試合ごとに与えられるポイントは後程説明します。
3.シグネチャーイベントとは
先日の投稿で、シグネチャーイベントという言葉を出しましたが、ここでもう一度解説します。
シグネチャーイベントは、通常100人以上の出場選手になる普通の大会とは違い、出場選手を70〜80人に限定して開催される試合です。
レギュラーシーズンで8試合開催されます。
シグネチャーイベントの特徴
出場資格
・22ー23シーズンのフェデックスカップにおいて、ポイントランク上位50選手が、シグネチャーイベント8試合全てに出場できます。
言い換えると、プレーオフ第2戦・BMW選手権に出場できれば資格を得ることができます。
・22-23シーズンのフェデックスカップにおいて、ポイントランク51位~60位までの10選手がシグネチャーイベント2試合(AT&Tペブルビーチ・プロアマとジェネシスインビテーショナル)に出場できます。
・22-23シーズンで優勝した選手は、開幕戦のザ・セントリーに出場できます。
※ザ・セントリーはフェデックスカップ上位50選手と昨シーズンのツアー優勝者のみが出場できる試合です。
・この他近々のレギュラーツアー優勝者や、シグネチャーイベント出場有資格者を除く世界ランク上位者などで、大会出場人数を70〜80選手に調整します。
試合形式
試合は全選手、完全に4ラウンドのストロークプレーを行います。普段の試合で行う2ラウンド終了後、ある一定の成績より下位の選手たちをふるい落とす形式(カット方式)は取りません(プレーオフシリーズ3試合も同様です)。
ただし、ジェネシスインビテーショナル、アーノルド・パーマーインビテーショナル、メモリアル・トーナメントの3試合はこれまで通り、成績下位の選手達をふるい落とす形式(カット方式)の試合になります。
2ラウンドの上位50選手(タイ含む)、または首位から10打差以内の選手達が第3ラウンドに進出できます。
試合でもらえるポイント
各試合で優勝者がもらえるポイントは、以下の通りです。
・メジャー、プレーヤーズ選手権 750ポイント
(メジャーとフラッグシップイベント)
・シグネチャーイベント 700ポイント
・レギュラーイベント 500ポイント
※チューリッヒクラシック(ダブルス戦、個人) 400ポイント
・オルタネートイベント 300ポイント
・プレーオフ 2000ポイント
賞金額
シグネチャーイベント各大会、賞金総額は一律2000万ドル。優勝賞金400万ドルです。
4.シグネチャーイベント出場者の”特権”
シグネチャーイベントに出場できる選手は勿論、”特権”を得られます。
試合でもらえるポイントが高い
普通の試合・レギュラーイベントでは優勝すれば500ポイント獲得できますが、シグネチャーイベントでは優勝すれば700ポイント。1.4倍のポイントを得られます。また、シグネチャーイベントで10位(単独)に入れば175ポイントを得ることができます。
レギュラーイベントでは3位(単独)に入って190ポイントをやっと得られることができるので、この差はまず大きいです。
シグネチャーイベント8試合全ての試合に出場し、4ラウンドを”完走”すれば相当なポイントを得られます。
(例)8試合全てで単独10位だったとき、175×8=1400ポイントを得ることができます。
22-23シーズンのランキング(レギュラーシーズン終了時)に当てはめると、16位相当に当たるポイントを8試合で獲得できる計算です。
24シーズンはこの例に当てはまるとは限りませんが、それでも心理的に楽になることは間違いありません。
スケジューリングにゆとりが出る
全てのシグネチャーイベントに出ることができる選手は、スケジューリングが楽になります。
ツアー出場試合義務数は20試合とされています。
このうちシグネチャーイベント8試合、メジャー4試合、プレーヤーズ選手権でレギュラーシーズン13試合を消化。
残りは強豪が集う試合や、プレーオフシリーズなどを戦えば20試合の出場試合義務数をクリアできます。
メジャーや重要な試合に標準を合わせ、自分の体と相談しながらツアーを戦うことができるのが特権になります。
ですから松山英樹が22-23シーズンで、シグネチャーイベント出場権を獲得できたのは、とても大きなことなのです。
賞金総額が高額
賞金総額2000万ドル、優勝賞金400万ドルとLIVゴルフと並ぶ規模の大会。
選手としては魅力的なものがあります。
しかし、スポンサーとしてはなかなかきついものがあるようです。
以前投稿しましたように、シグネチャーイベントのスポンサーであるウェルズ・ファーゴが、来年を持ってスポンサーを降板する発表がありました。
ここからドミノ式に・・・、何てことも起こりかねません。