世界のゴルフ動向 その55
1.マーク・オメーラ、思い出の地で”引退”
PGAツアーのレギュラーツアーで16勝(メジャー2勝を含む)、チャンピオンズツアーで3勝を挙げた、67歳のマーク・オメーラが引退を表明しました。
ビング・クロスビープロアマ(AT&Tプロアマ)の舞台、ペブルビーチゴルフリンクスで5度優勝し「ぺブルの王子様」の異名を持つオメーラ。
1998年には41歳でマスターズ史上最年長初優勝でメジャー初制覇、3か月後には全英オープンも優勝し、単年でメジャー2冠に。
この年賞金王のデビット・デュバルを抑え年間最優秀選手に輝きました。
タイガー・ウッズと親しいことでも有名です。
最後のパットを決めたとき、万感の思いでコースを後にしました。
2.プレジデンツカップ両キャプテンの”奇妙な共通点”
今週カナダ・モントリオールで行われる米国対インターナショナル(欧州を除く)の男子ゴルフ対抗戦・プレジデンツカップ。
米国チームキャプテンのジム・フューリックと、インターナショナルチームキャプテンのマイク・ウィアのこれまでのキャリアが出ています。
共にプロ転向が1992年、メジャー優勝が1回と共通点がありますが、そのメジャー優勝が2003年のマスターズでウィアが、そして次のメジャー・全米オープンでフューリックと続いているのも特徴的です。
そして”奇妙な共通点”が何と、2人とも生年月日が一緒です。
(1970年5月12日生まれ)
プレジデンツカップはともかく、ライダーカップを合わせても男子のゴルフ対抗戦で両キャプテンの生年月日が一緒というのは、おそらく前例がないはずです。
どちらの「1970年5月12日生まれ」のキャプテンが今回のプレジデンツカップで祝杯を掲げるか、ファンの興味が尽きません。