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2024PGAツアー ザ・アメリカンエクスプレス
1.日程及び会場
〇日程 2024年1月18日~21日
〇会場 PGAウエスト スタジアムコース(カリフォルニア州)
〇全長 7187Y(Par72)
2.結果
優勝 ニック・ダンラップ ー29
(33年ぶりのアマチュア優勝)
2 クリスチャン・ベソイデンハウト ー28
T3 ケビン・ユー ー27
T3 ザンダー・シャウフェレ ー27
T3 ジャスティン・トーマス ー27
T6 マイケル・キム ー25
T6 アダム・ハドウィン ー25
T6 サム・バーンズ ー25
T9 キース・ミッチェル ー24
T9 ベン・グリフィン ー24
3.33年ぶりの快挙、ニック・ダンラップが”扉を開けた”
とうとうついに、20歳の若者が重い扉を開けました。
先日まで首位である、現在アラバマ大2年のアマチュア、ニック・ダンラップが最終日4バーディー、1ダブルボギーの70で回り、トータル29アンダーで逃げ切り、1991年ノーザンテレコムオープンで当時アリゾナ州立大学のフィル・ミケルソン以来33年ぶり、史上8人目のアマチュア優勝を達成しました。
序盤は硬さが目立つラウンドでした。
7H(Par4)の第1打が池に入りダブルボギー。ここでズルズル後退しかけそうなところを8H(Par5)でバーディーを奪い取り戻し、首位戦線に入り後半を迎えます。
一時はバーンズにリードを許すものの、16H(Par5)でバーディーを奪いバーンズに並び、バーンズが残り2ホールで脱落、そしてベソイデンハウトが18H(Par4)でバーディーを奪いダンラップに1打差まで迫りましたが、ダンラップは残り2ホールをパーでしのぎ、栄冠を勝ち取りました。
4.ダンラップの”今後”
以前にも投稿しましたが、即プロ転向宣言をすればPGAツアー沢山の特典が得られます。昨年全米アマで優勝した特典もあります。
ただまだダンラップがタイトルを取っていない、全米学生選手権を目標にしていくためにまだアマチュアでいられることもできます。
いずれにせよ、ダンラップは贅沢な悩みを持つことになりました。
そして、最新の世界ランクも4129位から68位まで一気にジャンプアップすることになりそうです。
🚨INCREDIBLE!! BIG BALLS!!
— Nosferatu (@VC606) January 22, 2024
20 yo Nick Dunlap becomes the first amateur to win on the #PGATour in ~33 years!
Jumps an unbelievable 4061 places in the world rankings to #68 in the world!!!! #OWGR #TheAmexGolf
#OWGR update after week #3
— Nosferatu (@VC606) January 22, 2024
1Scottie
2Rory🏆
3Rahm
4Viktor
5Xander
6Cantlay
7Homa
8Fitz
9Harman
10Clark
11Tommy
12Collin
13Keegan
14Spieth
15TomKim
21CamYoung
22Burns
23JT
34JTP
39Meronk
46Hadwin
56Bez
64Joaco
68Nick🏆
70Mitchell
72Ryo
75Bjork
100MKim
5.雑感
・バーンズ、最後2度の池ポチャに泣く
残り2ホールでダンラップと並んでいたバーンズ。
17Hで最初にダンラップはグリーンを捉えたのに対し、バーンズのティーショットはグリーンに届かず池に捕まりました。バーンズはこのホールダブルボギー、ダンラップを少し楽にさせてしまいました。
そして最終ホール、左の池を警戒したダンラップのティーショットが右にいったのに対し、まだ優勝のチャンスがあるバーンズのティーショットは左の池に捕まり万事休す。結局このホールもダブルボギーとなり、ショックが相当残る終わり方となりました。
・地味ながらいつの間に、ベソイデンハウト
前の組で重圧なくラウンドしたベソイデンハウト。
最終日1イーグル5バーディーの65をマーク、トータル28アンダーで単独2位に入りました。
これでフェデックスカップ300ポイントを獲得し、スウィング5(ソニーオープンからファーマーズまでのフェデックスカップポイント上位5選手)における、AT&Tペブルビーチプロアマ出場権が確実となりました。
・復調の兆しあり、トーマス
最終日、自分の出身校でもあるアラバマ大の10歳も離れた後輩と最終組を回ったトーマス。
稼ぎどころのPar5で2回、セカンドショットをミスしてしまいスコアが伸ばしきれませんでしたが、昨年のような極端なミスは激減。
最終ホールもバーディーで締めくくれたことは、今後に向けて好材料であったことは間違いありません。
昨シーズン久しぶりの未勝利で、プレーオフにも進めなかった悔しさを晴らす今シーズンとしたいところです。
しかし、今日のところは後輩の祝福をすることでしょう。