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酒井家のお膝元・鶴岡へ---山形横断旅行後編

※この記事は後編になります。

↓↓前編はこちら↓↓


月の山

雪が残る月山

寒河江から鶴岡を目指して西へ進み、月山湖PAでまだ雪が残っている月山を眺めます。
この景色を見て、山形を旅した松尾芭蕉はこんな歌を詠んでいます。
雲の峰 いくつ崩れて 月の山
入道雲が何度も形を変えて漂っている中にこの月山が不動の姿で立ち尽くしている、という歌。
風流ですね。

道の駅 月山

月山のふもとをどんどん進んでいくと、道の駅を発見。お腹が空いたのでここでお昼にします。

月山そば

ここ朝日地域のそば粉を使用した打ちたての太麺にとろろが絡んで最高でした。この辺は蕎麦が有名なのか。

鶴岡到着

高速道路を貸切状態で気持ちよく走り、鶴岡市の中心地へ到着!
念願の場所、庄内平野へやってきました。
インターを降りると目の前には鳥海山、圧巻です。

投宿

さらに20分ほど車を走らせると湯野浜温泉に到着。
2日目はこちらの旅館に泊まります。

部屋から

部屋から日本海の水平線が一望できます。
いつまでも見ていられる美しさ。
太平洋側の住人なので久々に日本海を見ました、やっぱり全然違いますね。

大浴場で一番風呂。
泉質は1日目と同じでナトリウム・カルシウム塩化物泉。
また傷に滲みるぅ…
ここも源泉かけ流しで良き。やっぱり加水・加温は無しがいいですよね!

徐々に橙色に染まっていく空と海を眺めていたら夕飯の時間に。

お造り
山形牛

新鮮な魚たちと山形牛が美味すぎる…
蛸の吸盤にはまった(?)
懐石のレベルかなり高い。 

雪若丸

そしてなによりお米!
庄内地方は米所。
山形の有名品種のつや姫・雪若丸は粘りがあり甘くて柔らかくて大好きです。
極上の美味しさでした。白米大好き。

最終日スタート

朝起きたら早速温泉へ。
温泉に入るとお腹が空くので必ず朝ごはんの前に入ってます。
食欲増進効果とかあるのか?

朝ごはん

美味しすぎて朝からご飯おかわり。
名残惜しいですが、最終日スタートです。

鳥海山と日本海

致道博物館訪問

早めに宿を出発し今回の旅の目的、致道博物館さんに到着。

致道博物館

ずっと来てみたかった念願の場所です。
洋風な木造建築が素敵。
庄内藩は徳川四天王のひとり・酒井忠次の孫、酒井忠勝が藩祖。
最上家のお家騒動がきっかけで生まれたここは広大な平野で育つ米と西の境、東の酒田と言われるほどの北前船の寄港地を持つ豊かな藩です。

開催中の特別展、「国宝展示 大名 酒井家の名宝」はこの庄内藩を治めた酒井家の重宝たちが揃います。

貸切!

月曜の朝ということもあり展示室は誰もいない!貸切でじっくりゆっくり楽しめました。

信濃藤四郎

信濃藤四郎、ようやくお目にかかれました。
吉光の刀の中では焼きが高いなと感じます。
結構大振り?

吉光の作風である焼き出しの刃文の動き、健全な地鉄、細やかな沸など飾らない美しいさがよく伺えます。なんか上品な光を放ってる気が…
米沢で見た五虎退を思い出して比べてみると、似ているようで全く違う作風、良さを感じますね。
吉光の刀は作風は似ていてもみんなそれぞれ個性的なので色々見比べるととても楽しいです。
贅沢なことしてるな〜。

こちらは信濃が極で着用している酒井忠勝の甲冑。

そしてこちらは酒井忠次の甲冑。
本物だ……凄い。
甲冑・刀・茶器・手紙などどれも貴重なものばかりで大盤振る舞い。
武将・大名が自分の花押(サイン)を添えて送る手紙・御判物もずらりとならんでいて圧巻でした。この花押、マジで家康の直筆…..?すっごい。
さすが徳川四天王。

1日目に上杉博物館で見た上杉宛の行政官達書がこちらにも酒井宛であって、ちょっとテンション上がりました笑
こういう風に繋がっていくと本当に面白いです。

コラボパネルたち

展示を見終えて、敷地内をぶらぶら。
パネルにも出会えました。
改めてイラストを見ると、刀が本物そっくりに描かれてますね!実物を見たからよくわかります。

本当は荘内神社のほうも回りたかったのですが、雨が強くなってしまい断念。また来た時に楽しみたいと思います。

展示は6/17まで開催中!



庄内平野のグルメ

致道博物館を出発し、向かったのは庄内観光物産館。こちらでお昼にします。

平田牧場

平田牧場の三元豚とんかつ!
庄内地方は養豚も盛ん、本当になんでもあるなここは。

食べた瞬間、美味しすぎてびっくり。
身がふわふわで柔らかく油は甘い。
これは何枚でもいけちゃう!
豚汁も美味しすぎてご飯大盛りを一瞬で平らげました。

車に乗り込む前に庄内メロンのスムージーをゲット。そう、ここは砂丘もあるもんね。
強すぎない甘味で飲みやすい!
こちらも一瞬で胃の中へ。笑

おいしい山形

楽しかった山形横断旅行も終わり。
せっかくここまで来たのに帰りたくなーい!と騒ぎながら来た道を戻ります。


山形県、本当にご飯が美味しい。
「おいしい山形」って売り出す理由がよくわかります。
牛も豚も魚も、野菜も果物も米も蕎麦も小麦もすべてが極上のものばかり!この2記事で何回美味しいという単語を書いただろうか…
舌がとっても幸せな3日間を過ごせました、また来たいなー。
温泉も素晴らしかったです、山形は良いお湯が多いですね。
普段ブルーカラーなので本当に体に効く!笑

鶴岡から福島へ一気に戻り、新幹線に乗り込みました。

終わりに


結構長くなってしまったのですが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
移動距離は約1000km!
無事旅することができました。

みなさんも是非、ここ山形で美味しいものを食べながら歴史ある街を歩ってみてくださいね。


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