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vol.10 私は誰のために生きる?

今日、ごみ拾いのボランティア活動に参加してきた。
最近ボランティアを申し込んだトレイルセンターで行われている毎月の事業だ。
数日前までは雪や強風で外を歩くこともできなかったのに、今日は雲一つない晴天!ごみ拾い日和だった。

ごみ拾い活動が終ったあと、トレイルセンターのセンター長が声を掛けてきてくださった。
「何でこのボランティア活動を知られたんですか?」

今思い出すと、結構複雑な理由だったのだが、その時は
「たまたま何かボランティア活動をしたいと思っていたタイミングで見つけたんです。」
「トレッキングが好きだったし、この施設があるのは知っていて、ボランティア募集をしていることを知り申し込みました。」
そう答えた。

そして、せっかく話ができているのだからと、私のやりたいことも話してみることにした。

「実は私やりたいことがあるんです。」

「私、子どもがいるのですが、夢や希望を描けない状態が長く続いていて。また最近の若い人はそういう状態の人が意外といることも知りました。」

「そういう人たちと一緒に、自然の中を歩きながら対話をすることをやりたいんです。」

「旅なんかそうですが、自分で決断しなきゃないことが多いと思うんです。
歩くという行為は健康であれば誰でもできます。なのでトレイルコースを歩きながら、自分で何か決めて行動できたという経験を積んで自信を付けてもらったり、自然や人の力を借りて心をほぐしてもらいたいんです。」

「また、高橋歩さんと話す機会がありその時に今の私の思いを伝えたら、“海岸沿いを歩きながらプラスチックごみを拾って集めて、アップサイクルさせたらおもしろいんじゃない?”そう言われて、なるほどと思いました。」

「それこそ、自分の手で拾い集めたごみが価値のあるものに生まれ変わるという体験ができたら、見える世界が変わるんじゃないかと思っています。」

そんなことを伝えた。

それを話している時、不思議だが、
「私、もうそれを叶える前提で話をしている」そんな気がした。

その後センター長は、
「うちでやっているイベントなんかに参加してみると、今日みたいに好きなことを楽しんでいる大人が沢山いますから。」
「お子さんも人と触れ合いながら、何かきっかけとつかめると良いですね。」
と温かい言葉をかけてくださった。

そうして、夜にふと思った。

子どもの頃、特に中学三年生の頃から私は「親のため」に生きていた。

そして専門学校を卒業した後、直ぐに子どもを産んだ私は「子どものため」に生きていた。

そして、子どもの高校の卒業が迫ってくると同時に、
「私はこれからどう生きるの?」と考えることが多くなり、悩みすぎて体調まで崩していた。(今となれば笑い話)

そこから5~6年経った今、
ようやく自分の心に正直に生きれるようになってきて、
今なら「私は私のために生きる」と言える自分になった。

「私のため」と言っても、私だけのことを考えて自己中に生きるというわけではなく、「本来の心の声に従って、周りに影響されず、自分の軸を持って生きる」そう言う意味。

今までは他人軸で生きていたので、何かあれば周りや環境のせいにしてばかりだった私。
そうではなく「自分軸で生きる」という事は、「自分の行動には自分でしっかり責任を持つ」という事。

そして、「責任もあるけれど、その分自由でもある」ここがポイント!

やっぱり自由にはかなわない。
だったら責任はつきもの。
そして、色んな覚悟や勇気を振りしぼる場面に遭遇した分だけ、自分は成長していける。

それって、ものすごく楽しい!

だから私は私のために生きます。
そして私の周りにいる人達も、そうやって生きてもらえるように、まずは私が前を行きます!

さあ、これから思いっきり楽しむぞー!行けーーー!!!私!!!


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さおり|豊かな人生進行中
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