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 「尋常性魚鱗癬」は、脚のスネにキリンの網目模様(または魚の鱗)のような細かいひび割れの皮膚症状を発症する病気である。

 尋常性魚鱗癬患者に現れる症状は他にもいくつかある。まず、掌などのしわが深いこと。また、尋常性魚鱗癬患者は汗をかきにくいという情報もある。

 そして、尋常性魚鱗癬患者の約半数にアトピーが合併する。なお、尋常性魚鱗癬は、皮膚の角質層の形成や肌の保湿など「皮膚のバリア機能」に影響するたんぱく質「フィラグリン」を作る遺伝子の異常により発症するとされている。そのこととアトピー合併の関係について・・・

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患者が書いた『アトピー性皮膚炎のあたらしい教科書』
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