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味覚という感情デザイン。そこにはいつも、人がいます。2/2

1つ前の味覚コラム(1/2)はコチラ

栗ごはん、つくりすぎちゃったから、ちょっと食べる?

もちろん! 嬉しさでおかしくなりそうだった僕は、彼女の家近くまで、自転車童貞号を飛ばし、栗ごはんを受け取りにいく。お互い実家暮らしだし、夜も遅いから、ちょっと話して、受け取って、じゃあね♡! ハイテンションのまま、僕は急いで家にもどり、食べる前に栗ごはんをデジカメで撮影してから、食す。

美味い! 正直なところ、栗ごはん自体の味レベルは、あまりわからないのだが、「付き合い始めた彼女がつくってくれた栗ごはん」というだけで、美味さ以外の感情がわくわけなかろうに。うまい、うまい、うまい……ありがとう。生きててよかった……。

その翌週。彼女から、

やっぱり、友だちに戻ろう。ごめんね。

と一方的な別れ宣告メールが来る。学校から一緒に帰っていた男友達に、ちょうど栗ごはんエピソードを自慢していた時だった。その後、“栗ごはん” というキーワードを見る度に、切なさが蘇る私の人生。味覚は深い。

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デザインも最終的な完成物のキレイ、カッコイイは大切である。しかし、それと同じくらい、いんや、それ以上に、完成形に至るまでの「デザイナーの振る舞い」。これが、めちゃくちゃ重要なんだ。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という諺があるように。不快な振る舞いをデザイナーがやり続ければ、仮に完成度がデザイン納品をされても、クライアントの心情は良くないだろう。ましてや、その納品物を見る度に、嫌な気分になる可能性もある。逆もまた然り。喜びバンザイな振る舞いをすればするほど、完成度の高いデザイン、そして、その納品物を見る度に「このデザイン、あのデザイナーさん、最高だなぁ〜」と二重の喜びを感じていただけるんだ。

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さて、ミカンと栗ごはん。ここで打ち込む機会をいただけた、ということで、私の中ではどちらも「より美味しい」存在となった。デザイナーたる者、自発的・意識的に味覚を変えていく方法も心得ているのだよ。うはは。そういえば、栗ごはんのMさん。今、何してるのかな……Facebook見てみたら、二児の母! くぅ〜!

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