太陽が似合う恋と、太陽を避けるような恋
若い頃は恋と言えば、明るい太陽の下で進行していた。
いつからだろう、太陽を避けるような恋をするようになったのは。
社会人になると、二人で会えるのは仕事が終わった夜、なんてことも多くなる。
出会いも週末夜の合コン、だったりすると出会いからずっと夜の思い出ばかりが増えていく。
お互いの仕事が忙しければ、土日だって昼間はお互いゆっくりして会う約束は夜、だったりする。
でも、そんな夜の思い出ばかりの恋は、あまり長続きしない印象がある。
社会人同士であっても、土日の昼間から太陽の下でデートをしたり、休みを合わせて旅行をしたり。
長く続く恋には、なんとなくそんな感じで太陽がよく似合う。
夜の思い出ばかり増えていく恋には、なにかしら障害があるような気がする。
例えば、自分以外のパートナーだったり、仕事や趣味だったり。
きっと、自分以外の何かに、相手と太陽の下を歩く時間を奪われているということなのだ。
そして、夜は感傷的になったり、ネガティブな想いを抱きがちな時間帯でもある。
植物が光合成をするために太陽の光が必要なように、健全な関係を育てるためにも、恋愛には太陽の光が必要なのかもしれない。