【MTG】アゾリウスアーティファクト デッキ考察
この記事では、MTGのスタンダードフォーマットにおけるアゾリウスアーティファクトデッキについて、大会で使われたデッキを見ながら考察をしていきます。
※参考資料: https://www.mtgo.com/decklist/standard-challenge-32-2024-08-0412666586
デッキリスト
デッキ分析
デッキコンセプト
このデッキはアーティファクトを中心に構成されたコントロール寄りのデッキです。
3マナの《身代わり合成機》の圧倒的なカードパワーにより、多くのフェアデッキに有利を取れる
《身代わり合成機》の効果でアドバンテージを獲得するために、特に3マナ以上のアーティファクトが多めに採用されている
全体除去を打っても《身代わり合成機》ですぐに盤面を再構築できるので、全体除去が多数採用されている
デッキ考察
このデッキは《身代わり合成機》というカード1枚で成り立っていると言っても過言ではなく、このカードでアドバンテージを得るためにアーティファクトが多く採用されています。
《身代わり合成機》を出すだけでは占術2しかできないので、ボードに干渉できません。このテンポロスを解消するために、序盤を耐えるための単体除去と、一気に全てのボードアドバンテージをなかったことにする全体除去が採用されています。
その他にも、アーティファクト限定のマナ加速と破壊されたアーティファクトの回収ができる《加工鋳造所》や、毎ターンパーマネント1枚を妨害しつつ最終的にドローソースになる《編まれた網》が採用されており、《身代わり合成機》が破壊されたり手札に引き込めなかった場合などに役に立つ潤滑油となるカードも多数デッキに組み込まれています。
クリーチャーの中で特筆すべきカードは《スランの蜘蛛》でしょうか。このカードは自分と対戦相手にパワーストーントークンを生成しますが、アーティファクトデッキ以外にアーティファクトはあまり採用されないので、デメリット効果はないようなものです。
また、起動効果でアーティファクトを探しに行けるので、唯一の勝ち筋である《身代わり合成機》がなかなか引けない場合も安心です。
分析を踏まえたデッキ構築
上記の分析を踏まえて、自分なりにデッキを構築してみました。
デッキコンセプト
参考にしたデッキをベースに、《身代わり合成機》とは別のエースカードを採用するアプローチを行いました。第二のエースカードは《千の月の鍛冶場》で、こちらも条件はあるものの、半永久的にクリーチャートークンを生み出せるアーティファクトです。
第三のエースカードは《内なる太陽、チミル》です。このデッキは《身代わり合成機》や《千の月の鍛冶場》を素早く場に出せないとジリ貧になるので、毎ターン発見5を行ってくれる《内なる太陽、チミル》は非常に相性が良いです。
その他採用カード
その他、クリーチャートークンを生成しやすくしつつドローも狙える《世話人の才能》も4枚積みになっています。《スランの蜘蛛》のパワーストーントークンや《不穏な投錨地》の地図トークン、《噴水港》のクリーチャートークンの生成などでもドロー効果が誘発するので、デッキの潤滑剤として《身代わり合成機》や《千の月の鍛冶場》を引く前から活躍できるカードです。
《鋼の熾天使》は試作を持つアーティファクトクリーチャーで、3マナから出すことができます。戦闘開始時にクリーチャー1体に飛行か警戒か絆魂を付与できる点が強力で、特にクリーチャートークンに絆魂を付与すれば、ダメージレースで負けることはほぼなくなるでしょう。
《跳ねる春、ベーザ》は白の4マナの新しい汎用クリーチャーで、相手より劣っているリソースを増やしてくれる効果を持ちます。アゾリウスアーティファクトデッキは序盤に必ず相手にテンポを取られてしまうので、そのような劣勢の局面を1枚で何とかする《跳ねる春、ベーザ》はぜひ入れておきたいところです。
《噴水港》は無色の土地で、ドローやトークン生成ができます。相手ターン中にトークンを生成し、《世話人の才能》のターン1のドロー効果を相手ターン中に誘発させる動きが特に強く、例えコントロールデッキ同士の対決でもリソース回復力で差をつけることができます。
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